A美父☆ (さらに読み上げる)
◇
鈴木A美の能天気さは、現代社会の深い闇を写す鏡なのか? そして彼女の後ろにいる中室哲哉という男は、 いったい何をしようとしているのだろうか・・・
◇ A美父☆ おい、それじゃ訊くけどな、何しようとしてたんだ? 奴はうちの娘で、いったい何しようとしてたんだ?
記者の一人★ だから問い掛けてるんだって あんたを含めた読者に、”自分でかんがえてくれ”ってさ。
A美父☆ どうせ何もしようとしてなかっただろ中室は せいぜい金儲けか性欲処理かってとこだろう
こんな、いかにも意味ありげで、大仰なこと書くんじゃないよ。馬鹿が勘違いすっから!
記者たち★ ・・・
A美父☆ あのときのマスメディアは、いつもこんな感じだったねえ。 ウタダやH末は空虚だ、空っぽだ・・・ってね 反面、A美やボーニング娘は、サブカルチャーの大物扱い。
何か世間的なノリでは、天才プロデューサーとタッグ組んで すごく意味ありげなことやろうとしてた感じだったよな。 でも、今考えれば、中身はな−−−んにも無かったんだよ。
みんなおまえらが、ただ単に原稿を埋めるために思いついた 苦し紛れのでまかせだったんだ。 あーーーあ、こんなものに一喜一憂した自分がバカだったわ。
なあおまえ達、思ってもないことを、書くなよ。
記者たち ★・・・
A美父☆ これだけじゃあ、ないぞ。 おまえたちT島は、ほかでもこんな風にピロ末とかウタダ踏み台にして、 うちの娘を、散々逸材だ何だってよいしょしてたよな? あれ読めば、普通の人は、あみがウタダやH末以上のものすごい逸材だと思うだろうな
記者の一人★ 普通の人って・・・肝心のあんたはどうなんだよ 身内だから普通の人じゃないだろ
A美父☆ 俺も思ったよ。あみはとんでもない逸材なのかも・・・ってな。 ピロ末やウタダに負けないくらい、いや、それ以上の存在かもって、
だけど、先に消えたのは、A美のほうだった・・・・
記者の一人★ お互い顔を見合わせて、にやりと笑う
A美父☆ なんだ、なんで笑うんだ?(別冊宝箱をパンパンたたきながら) もう一度聞くけどな、おまえたち、これは、全部嘘っぱちなのか。 全部インチキなのか?本心にもないでまかせなのか?
記者の一人★ そう、全部でまかせっす。間違いないですわ
A美父☆何ぃ!!
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