A美父☆ 何だあきれてるのか?まあいいや・・・
でも、これだけはいえるよな? あのころ、うちの娘以外にもアイドルなんてはいて捨てるほどいたんだよ。 これって、激烈な競争状態の何者でもないだろ?
たしかに娘と比べて、事務所の弱い子もいたかもしれない。 プロモーションも弱かったかもしれない。 でも、結構、手ごわい相手もたくさんいた。
これを考えると、競争はまったくの自由だったとしか思えない
あのテレ西の番組でやってたように、あんたもその一人だったんだし・・・
で、若者たちは、そのあまたある中から自分の意思でうちの娘を選んでくれたんだ。 このプロセスって、まっとうな市場原理にのっとってるのは相違ないだろ? これのどこがゆがめられた競争なんだ?
あ ゆ☆ ふうん。じゃあ聞くけどさ、 実際、あんたの娘の手ごわい相手ってだれだったのさ? 名前言ってみなよ
A美父☆ それは・・・
あ ゆ☆ いっとくけど、あの番組に出てたあたしとボーニング娘は除外してよね あんなの、番組を盛り上げるための茶番にしかすぎなかったんだから プロレスのブッキングみたいなもんよ。 表向きでは、打倒しあうライバルとは銘打っても、 持ちつ持たれつの共存関係。やらせ、宣伝よ。
あれにあっさりだまされるようじゃあ、素人よ。わかってるわね?
A美父☆ それくらいは、わかっているさ・・・・
あゆ☆ まあ、それくらいわからなけりゃ、あんた今まで何してきたんだってことになるね。
それとさあ、娘の手ごわいライバル連中が、 あんたの事務所から圧迫を受けてたとは思えないっていったけどさ、 それ本当?なんとなく思い当たる節あるんじゃないのぉ? あんたの娘の事務所はすっごくコワイところだって、結構噂だったんだよ? 芸能人の親やっていながら、それ全然知らないはずがないわよね?
A美父☆ 思い当たることが、ないとはいえないんだ。 実は昔、こういうことがあったんだ。
あゆ☆ へえ。どーいうこと?
A美父☆ 実は、ちょっと前に、あんまりうちの娘について変なこと書いてるもんだから 雑誌書いてる奴らのところに、俺が押しかけにいったことがあったんだよ。 その時にさ・・・・
あゆ☆ ちょっと待った!あんた、他のところでも押しかけやってたの? 最ッ低だわ
A美父☆ 俺の癖みたいなもんでね、疑問に思いはじめると、 解決するまで夜も眠れなくなっちゃうのさ。
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