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作品名:あるシステムの敗北 作者:しろ

第13回   とんくとはどういう人物か?
いままで残っている中で、もっともマシな組織である
ある女性アイドルグループを母体として芸能集団を再組織する。


この女性集団を、政府の肝いりで海外に積極的にアピールして
外貨獲得の手段とし、その利益を、女性達がちゃんとした生活できるよう分配する。
女性達は、公務員としての安定した待遇を与える。


芸能界の信用回復をかけて、政府肝いりの芸能界再編成が実行され、
やや強引な手法も用いながらも、それは成功した。


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その芸能集団は、海外のイベントなどに借り出され
民間外交、大会で日本をアピールするマスゲームなどに携わった。

しかし、地位は公務員といえど実際は性奴隷であり、
日本喜組、日本キーセンなどと俗称された。


この組織の発足を呼びかけた、人物は
’とんく’という、ぴゃらんQというバンドの元ボーカルで、
政府の要人(国家芸能局娘部部長)として、今では絶大な権勢を誇っている。
だが、もとはといえば”システム”の発足にかかわっていた人物である。
いわずとしれたボーニング娘の担当である。

で、この”ボーニング娘”が、今回の、国家芸能部の前身となったというわけだ。

彼は、自らの経験をもとに、この組織を原型として、それを拡大した組織として、
芸能界の女性すべてをカバーする、国家的な大掛かりな組織を編成することを
政府に提言したのである。
これに防衛大臣などが賛同し、まずボーニング娘が、政府肝いりの組織となった。


芸能界の女性は、まずボーニング娘の一員としてデビューする。
そして、それ以外の女性芸能人のデビューに、制限を加えることにより
排他的、無競争状態を作り上げる。事実上の独占である


芸能界で、ほとんどの女性がボーニング娘出身となり
事実上、芸能界デビュー = ボーニング娘の○期メンオーデ優勝者 となった。


一方、男性タレントのほうはといえば
ビャニ−ズ事務所という民間の組織が原型となった。

こちらも、バレーボールの大会が行われるごとに新しいグループが結成され、
大会ごとに名前は違うが、ほぼ、ボーニング娘と同じような組織であった。
こちらも、日本喜組両刀本部、日本男キーセンなどと俗称された


次に、国家芸能局、発足当時の組織図をあげておく


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