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作品名:頭にキノコが生えた話 作者:

第1回   1
僕の名前はマッシュ・ポエンヌ
僕はキノコが大好きだ。
僕がというか、一族でキノコ好きだ。
僕のおじさんは幼少のころ、キノコが好きすぎて、キノコのことばかり
考えていたら、頭に突然キノコが生えたみたいだ。しかも、毒々しい紫色の。
おじさんは僕に「ポエンヌもキノコ好きの一族である以上、キノコのことばかり
考えていたら頭にキノコが生えるだろう。そんな遺伝子が入っているはずだから。おじさんのようになりたくならなければ、キノコのことは考えちゃいけないよ」と真剣な眼差しで言い聞かせた。
僕はその言葉を聞いたとき、とても辛かった。
だって、好きなモノのことを考えるなって言われたんだよ??
僕はショックで1週間死んだも同然の生活を送った。
1週間もそんな生活が続くと、自分はもう死んでいるのかと思いこんで、
どうせ死んだのなら、キノコのことを考えようが、エリンギのことを考えようが、なめこのことを考えようが、マイタケのことを考えようが、頭にどんなキノコが生えようが関係がないのだ。
8日目に、僕はこれ以上キノコのことを考えたら、100%いや、120%の確率で頭にキノコが生えるだろうってくらいに、頭と心の中をキノコいっぱいにした。とても、幸せだった。
友達と遊んでいる時よりも、ゲームをしている時よりも、便秘が続いて3日ぶりにすっきりした時よりも、幸せだったんだ・・・。


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