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作品名:Yamizo Story Part1 米沢の廃屋 作者:Tosh

第20回   ヨネ
 「宇都宮に行がながったら良かったよ!」

 セイは言った。

 セイ、シュウ、ヨネ、そして、遊びに来ている鍛冶屋のタケが、四角い囲炉裏をぐるりと囲んで座っている。

 「・・・」

 セイは上座に座っていた。タケは障子を背にしてセイの左、シュウは土間を背にして右、ヨネは対面に座っている。障子戸を背にして座っいるタケはセイの顔をちらりと見た後、パチパチを音をたてながら朱色に染まる木炭に目を移し、じっと見つめた。もう十二月も半ばを過ぎ、すっかり冬になってしまった。
 セイは両手で湯呑茶碗を挟むように抱え、両肘を太ももに載せ、炭火をボーっと見つめがなら座布団にどっしりと座っている。碗には日本酒が八分ほど入っていた。それを右手でつかみ、ゆっくりと口元まで運び、一気に煽った。

 この日、セイはシュウと一緒に宇都宮の産婦人科まで行ってきた。いつぞやシュウが言った「病気になったので子どもが生めなくなったのかもしれない」ということが本当なのか確かめに行ったのだ。
 初診から結果が出るまでに3ヶ月がかかった。結果を一刻も早く知りたかった二人には、とてつもなく長い時間に感じられた。
初診は、伊王野の診療所だった。伊王野診療所には、専門医がいなかった。二人は、隣の黒磯町にある医者を紹介された。そこには専門医はいたが、検査する器具がなかった。そこで宇都宮の産婦人科を紹介された。シュウはやっと検査を受けたが、検査は一カ月半前に終わったものの、そこにはシュウがかかった病気が何であるのか判断できる医者がいなかった。検体はそこから近くにある医科大学に送られ、昨日やっと結果が出たのだ。
 シュウがかかった病名は、クラミジアなるものだった。この病気は、感染しても死に至ることはないが、そのまま放っておけば、子どもができなくなるというものだった。では、感染源は?という話になったが、シュウの話を聞いて、医者はいろいろと推測はしたが、これと言った決め手がなく、結局分からず終いだった。

 囲炉裏の炭がパチリ、パチリと音を立てた。その音が鳴るたびに淡い朱色の炎がメラリメラリと上がった。
 セイはしばらく炎を見つめたあと、周りに視線を移した。炎をぐるりと囲むように串が8本立っている。おのおのの串にはアイソが刺さっている。セイはそのうちの一匹を見ている。目の前のアイソは、プスプスと音を立てながら、敗れた皮の隙間から湯気を立てていた。アイソの目は地面を見つめ、ポッカリとあいた口の先には肉汁がたまっていった。汁は少しずつ口先で膨れ上がって玉になり、やがてポタリと灰の上に落ちた。

「これ、辛いけどうんまいなあ、何ていう食べもんだい?」タケが沈黙を破った。

「ほめてくれてどうもあんがと。それキムチっていうんだ。私の小さいころ母さんが良く作ってくれたんだ。」

ヨネの正面に座るシュウが答えた。

 シュウは近頃白菜が手に入ると、必ずキムチ作るようになった。子どもの頃に食べた”お母さんのの味”を思い出しながら、試行錯誤を繰り返し、最近やっとそれらしきものが作れるようになった。キムチを作るのに使う唐辛子と大蒜は、いつでも使えるようにと、何年も前からたくさん庭に育てていた。

 シュウはよくタケに、子どもの頃に過ごした朝鮮での生活について話をした。向こうでどんな物を食べていたのか、学校はどんな風だったのかを懐かしく語った。シュウは、まるで年寄が話しているように、時を隔てて、同じことを何度も繰り返した。今日も同じことを言った。それでも、タケには新鮮で、また数少ない思い出を熱心に語るシュウの姿勢に押されて、しっかりと耳を傾けていた。

 「そんでな・・・」

 シュウは、延吉郊外の小さな学校に行っていた。小学校から中学校を卒業するまで成績
はずっと一番だった。

 「へえ、セイとは正反対だなや。」

 タケは答える。タケは、目の前に座っているセイの顔を見る。いつもはセイは目を合せてくるが、今回は考え事をしてふさぎこんでいた。

 今度は、ヨネがセイの小学校時代のことを話し始めた。シュウには初めてのことだった。成績のこと、身体のこと、いつも何をして遊んでいたのか、いろいろと話した。話が進むにつれ、タケもつられてその話にチャチャを入れた。

 「へえ、そうなんけ?それは知んながったよ。」

 シュウは、相槌をうちながら、ヨネとタケの話を深く聞き入った。笑みを浮かべ、とても嬉しそうだった。

 一方、セイはというと、いつものようには話に加わっていくことができなかった。焦点の定まらな目で、炭火の炎をボーっと見ていた。

 やがて、ヨネの話は自分の夫、つまりセイの爺の話に移った。ヨネは、セイとシュウが出会った宇都宮に、一度だけ行ったことがあると言った。夫婦二人の新婚旅行は春の宇都宮だったそうな。

 「へえ、そうなんけ・・・」

 黙っていたセイが口を開いた。

 旅行の提案は爺さんから出たという。お互いに宇都宮へは行ったことがないので、二荒山神社に行ってお参りでもして来ようということだった。当日、二人は旅館について風呂を浴び、お茶を飲んでゆっくりしたあと、二荒山にお参りに行った。お参りが終わり、神社の周りをぶらぶらしているうちに夕方になった。ヨネは、「旅館ではもうそろそろ夕食の準備ができているころだろうから帰ろう」と言った。爺はウンとうなずくも、神社の階段を降りたところで、道行く人に近くに酒を飲みながら食事を採れるところはないかたずねた。男はすぐ近くに泉町と言うところがあると教えてくれた。爺は夕食は泉町の居酒屋でとると言った。二人は旅館へは連絡もせず、その足で泉町へ向かった。爺が赤提灯が灯る泉町をヨネを連れてズンズン進んでいるうちに、とても大きくて立派な居酒屋を見つけた。屋根に立派な瓦が載っていた。入り口にに細い紐を隙間なくずらりとたらした暖簾がかかっていた。真ん中に「宮」という文字が丸で囲んで書いてあった。

 掻き分けて中に入ると、まだ宵の初めだと言うのに中にはたくさん人がいた。入り口に立ち、二人は改めて店の中をぐるり見た。お客たちは各々のテーブルで楽しそうにお酒を飲み、女中が客にからかわれながらも笑顔で注文を取っていた。爺は店の奥に空いているテーブルを見つけて座り、熱燗と冷奴と焼き魚の他ツマミを数品、そしてヨネは定食を注文した。二人でお猪口で乾杯をし。爺はとてもご機嫌で、ヨネの食事を終えるほんの少しの間に一合のお銚子を五本開けていた。二人は結局そのほかにも居酒屋を二件ほど梯子し、泉町でたっぷりと時間を使った。宿に戻り、爺は布団に入るなり、ヨネを放ってイビキをガーガーと欠きながら朝まで寝てしまったとの事だった。

 「とんだ新婚旅行だった、きっと爺は、お酒好きだがら、一度宇都宮で飲みたがったんだべよ。」

 ヨネは笑いとばした。

 そんなこもがあったので、セイが宇都宮の泉町に行って、シュウを連れてきたときは、“これも何かの縁”だろうとヨネは思ったと、いまさらながら話してくれた。その後、ヨネは話し疲れたのか、タケの後ろのふすまを開け、「おやすみ」と言って隣の部屋に入っていった。

 セイは囲炉裏の火を見つめていた。セイはまだ、シュウの感染源のことに頭をめぐらせていた。誰との接触が原因でシュウが子どもを産めなくなってしまったのか気になってならなかったのだ。セイの知りもしない人との関係のことなど考えるだけ無駄なことだが、セイにはどうしても止めることができなかった。
 囲炉裏の火を見つめている間は感情が収まっていたが、ヨネが「宇都宮」という言葉を口にしたとたんに、我に返ったかのように再び怒りがこみ上げてきた。そして、シュウが泉町の外れで男を引いていたのを思い出したのだ。
 シュウはたくさんの男と関係を持っていた。シュウは、仕方がなかったと言っている。だが、セイは、本当はそれはうそで、いつも出会いを楽しんでいたのではないかと、余計なことを考えはじめた。それは、シュウへの嫉妬心だった。セイは、婆が「宇都宮」という言葉を何度か口にするたびに、爺との思い出を語り進めるにつれ、その気持ちが徐々に大きくなっていくのを感じていた。

 「そうだなあ、縁かもしんねなあ、そごでセイはシュウさんと出会ったんだもんなあ」

 タケは、セイと宇都宮に行ったことを思い出しながら、セイ、それからシュウを一瞥した。

 「タケさん、セイさんと会わせてくれて、ありがとな」

 とシュウはちらりとセイを見たあと、タケにニコリと微笑んだ。火を見ながらうつむいていたセイはちらりと目を合わせはしたが、また目を火に戻した。

 「なあ、セイよ、赤んぼがいなくてもいいべよ。オレなんかまだ一人だし。シュウさんはきれいな人だし。」

 タケはサラリと核心を突き、微笑みながら、セイの顔を下から覗きこんだ。シュウは二人のやり取りを見ていた。

 そのときだった。セイは突然キッと顔を上げ、タケを見た。

 「まったく、おめえのおかげで、こんなアバズレをもらっちまったよ。」
と怒鳴った。そのときのセイの顔は、いつもの表情とは違ったものだった。まるで何かに執り付かれてしまったかのようだった。

 二人は、今までに見たこともないセイの豹変ぶりに、

 「おめ、アバズレって、まさが、シュウさんのごとか?そうじゃねえべ?」タケが言った。

 「んだ、こいつだ。」と言って、あごで指し、シュウをみた。

 「こいつがいっぱいの男と・・・遊んで・・・」

 セイは、膝の上に置いて下にたらしていた両手をギュッと握り締めて拳を結び、手囲炉裏の灰に目を落として続ける。

 「そんなごとしてっから、オメエのせいで・・・赤ん坊が・・・」

 「そんなごと言ったって、オメエ!そんなの仕方ねえべよ!そんなこと言うべきじゃねえ!」

 タケが声を荒げて遮った。

 二人はシュウのことでしばらく言い争った。二人にとっては小学校時代以来のことだった。

 シュウは、セイの意外な言葉にショックを受けたが、すぐ、気を取り直し、二人のやり取りを、二人の表情を交互に見つめながら、しばしだまって聞いていた。やがて、やり取りが激しさを増したところで、

 「喧嘩はやめとごれ!俺のせいで喧嘩しねーどごれ!」

 と遮った。

 「セイさん、赤ん坊、生めなぐてごめんな」

セイの顔を見ながらシュウは言った。囲炉裏の暖かい炎を取り巻く空気はとても冷たく静まりかえっていた。

 セイは、ふと我に返り、シュウの顔をみた。セイは気づかなかったが、シュウはセイを見つめながら泣いていた。瞬きもしない大きな目からは、涙がぼろぼろとこぼれていた。床の上では落としたばかりの涙が炭火を映し出していた。シュウはその上にボトリ、ボトリと大粒の涙を落とした。

 シュウは再び

 「ごめんな」

 と言って、両手を床に着き、頭を着けてコンコンと咳き込むように泣いた

 「婆も孫の顔を見たがってんのによ・・・楽しみにしてんのに・・・」無念そうに言った。

 「うっううっ!」

 隣の部屋から声がした。障子に一番近い位置に座っていたタケは席を立ち、歩み寄ってそっと引き戸を開け、中を覗き込んだ。初めは暗くて、何が起きているのかわからなかったが、戸が徐々に開かれ、土間のランプの光が部屋に差し込むにつれるうちに、状況が見えてきた。

 「おい、セイ、シュウ」タケは大声を上げた。セイとシュウは何事が起こったのかと、立ち上がり、バタバタと慌てふためいてやって来て、隣部屋を覗き込んだ。

 セイとタケが囲炉裏で言い争いをした日から、早いものでもう2日が過ぎた。あの晩、ヨネは布団に入ったあと、三人の話の成り行きを寝床で聞いていた。ヨネは、自分の言い続けた「孫」という言葉が原因で、セイとシュウが口論しているのだと知ると、涙が出てきた。その直後、心臓が不規則に動き始め、とても胸が苦しくなった。あまりにも苦しく、声が出せなかった。助けを求め、床から這い出して行ったはいいものの、障子の近くまで這ってきたはいいものの、たどり着けずにいた。ちょうどそのときタケが自分に気づいてくれたのだった。

 それからというもの、ヨネは頻繁に発作を起こすようになった。

 「はい、ばーちゃん、口開けて!」

 シュウは、自分の子どもにご飯を与えるかのように、寝ているヨネにお粥を食べさせている。シュウは、婆が倒れた日からヨネの床の隣に、自分の布団を敷いて、ずっとつきっきりで世話をしていた。

 戦争が以前よりも更に激しくなった。食料不足が以前に増して深刻になってきた。そんな中でも、白い米は正月のためにわずかばかり蓄えてあった。だが、シュウはすこしでも婆に元気になってもらおうと、全て粥にし婆に食べさせた。

 「すまねえな」

 婆は、いつものように言った。

 「ばーちゃん、大丈夫け?」

 「んん、もー大丈夫だ。」

 小さいがしっかりした声で言い、

 「すまねえな」

 と再び付け加えた。

 「別に、気にしねえでくれよ。俺たち、家族なんだから、当然だべ?」
 
 とシュウ。帰る場所のないシュウにとっては、この紙屋敷が故郷であり、婆はかけがえのない”肉親”だった。婆には少しでも元気になってほしかった。

 「すまねえな」

 ヨネは、ごはんを食べ終えると、シュウを背にして横になり涙をこぼした。その涙は、目じりからこめかみを伝い、枕に染み入った。ヨネは、シュウの気持ちが痛いほど良くわかった。シュウが、親を亡くしてからずっと一人ぼっちだったこと。部落差別の残る、こんな辺鄙な山奥の貧乏小屋に喜んで嫁に来てくれたこと。更に、部落差別ばかりか、人種差別をも受けているのに、明るく素直に生きていること。自分たちは、シュウが来てからずっと世話になりっぱなしだったことを思い出した。
 なのに、自分はシュウにひどくいやな思いをさせてしまったと思った。これは自分の赤ん坊がほしいと言ったせいだ。自分が言い出さなかったら、シュウは責められることがなかったではなかったろうにと後悔した。

 「シュウよ、おめー、俺が赤ん坊のこと言い出してがら・・・ずっと、つらかったんだべ?」

 「・・・いや、そんなことねえ・・・それよっか、赤ん坊、産めなくてごめんな。ばあちゃんずっと楽しみにしてたのに・・・」

 とシュウは言って、椀からさじで粥を掬った。

 「もちっと食べるべよ」
シュウが勧める。

 ヨネは重い身体に鞭を打ながら仰向けになりゆっくり上半身を起こし、しっかりと座った。

 「赤ん坊は、オメエのせいじゃねえ。こんな変な世の中が悪いんだ!」

 戦争がなければ、シュウだって祖国で家族をもって幸せに暮らしていただろうにとヨネは考えていた。

 シュウは、粥をヨネの口元に運ぶ。ヨネは口を開ける。

 「おめえの作る粥はうんめえなあ。俺達の作るのとは違うぞなあ・・・オメエには・・・(ごくりとのどを鳴らし、一寸間をおいて)・・・本当にすまねえなあ・・・」

 言葉から力が抜けていった。

 「そんなごとねえ」

 とシュウは答える。再び粥を掬い、ヨネの口に運ぶ。

 「本当にうんめえ・・・」

 と言うだけで、口をあけなかった。焦点の定まらない目でシュウを見て、

 「この米は正月のだっぺ?俺にくれちまって・・・いいのが?」

 と言って目を閉じた。ヨネは大きく息を吸い、止めた後、一気に吐いた。

 「いいに決まってっぺ。なに言ってんだい?」

 ヨネの呼吸が止まる。シュウは、匙を椀に入れて床に置き、ヨネの手をギュッと握った。「ヨネはこのまま消えてしまうのか」シュウは思った。

 ヨネは、うっすらと目を開ける。

 「セイを呼んできてくんね?」

 ぼそりと言った。

 「わがった」

 シュウは、立ち上がり、仕事場に急いだ。

 セイは仕事場で紙を漉いていた。シュウは声を大にしてセイを呼ぶ。シュウは、ヨネの視線を思い出していた。そこには穏やかかさのなか激しさが入り混じっていた。

 セイは仕事場からあわてふためきながらやってきて、どかどかと座敷に駆け上がってきた。

 「ばあちゃん」

 セイはそう言って、枕元にへたり込む。

 ヨネは、仰向きになっていた。閉じていた目をうっすらと開け、てセイを見て、

 「俺、もう赤んぼは、もういらねえがら・・・」

 そう言って目を閉じた。

 「ばあちゃん」

 セイとシュウは声を重ねた。

 ヨネは再び目を開いた。視線をしばらく天井に泳がせたあと、セイを見た。そしてにシュウを見た後、再びセイに戻した。

 「オメーら、仲良がったのになあ、我侭言っちまったなあ」

 「何言ってんだ?!」

 セイは叫び、じっとヨネの顔を伺う。ヨネはまた天井に目を向けた。

 「本当にすまねえ」と言って、ゆっくりと顔をシュウに向けた。

 ヨネは布団から右手をそろりそろりと出し、並んで座るセイとシュウの前に突き出した。その手は、小刻みにぶるぶると震えていた。セイはその手のひらに藁尾もつかむような勢いでしがみつき、シュウはその上に自分の両手を重ねた。

 「縁があってこごに一緒にいるんだがら、もう喧嘩しちゃだめだぞ」

 ヨネは声を絞った。

 「わがった。もう喧嘩なんてしねえ。」

 セイは、自分のせいでヨネがこんな風になってしまったのかもしれないと思った。重ねたシュウの手の上に左手を重ね、グイと力を入れた。

 ヨネは消え入るように瞼を閉じた。ヨネの手から力がストンと抜けた。セイはチラリとシュウを見た。

 ・・・ヨネはもう息をしなくなった。ヨネの全てが停止した・・・

 セイはガクリと頭を垂らし、ヨネの枕元に伏して大きな声で泣いた。シュウは、黙ってじっとヨネの顔を見ながら、大きな涙をポトリポトリと畳に落とた。セイは、シュウが先に経験した血のつながりのなくなる寂しさを実感した。シュウは、セイの気持ちを察し、これからはヨネの分までセイを受け止めようと心得た。


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