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作品名:ドラゴンエンブレム 作者:キョウスケ S

第6回   「カラス天狗」
「あれが、烏丸山(からすまやま)か・・・」
レンはバスの窓から目の前に映る大きな山をみつめた。
「ホントにこの山の奥にいるのかなあ。ジジイの言ってたカラス天狗ってやつは・・・。」
レンは小さなバス停が目の前に見えたので、バスの昇降ボタンを押し、運賃を払い降りた。
そのバス停は木造でできており、だいぶ古くなっているため、ボロボロ小屋であった。
「ここから降りられるみたいだな。」
バス停の後ろに道路を降りる階段があり、ちいさな獣道が山のほうへ続いている。
リュック片手にレンはその道を歩き始めた。

「たしか、ジジイは無数の杉の木に「楔(クサビ)」の傷がある木をたどっていけば、カラス天狗の場所まで行けるって言ってたっけ・・・。あるのか、そんなもん・・・?」

あたりの木を目をこらして見つめてみた。

「あっ!あった・・・・。」
レンが見たその杉の木には、確かに忍者が使うような楔(クサビ)の傷跡がくっきりと刻んであった。
その杉の木の先には同じような傷跡がついた杉が獣道(けものみち)を導くかのように、奥へ続いているではないか。
レンはその方向へ歩き出した。

歩くこと二時間。川が見えてくる。
レンは乾いた喉を山水で潤そうかと思いつつ駆け足で、川のほうへ向かった。

川へ到着したレンは早速流れてくる山の水を手ですくいあげ飲んでみた。
「ぷっはー!!うめえ!!」
歩き疲れて乾いた喉を潤す山の水は格別な味だった。
ふと、目の前の木にぶら下がっている看板に眼が着いた。
その看板にはこう書いてあった。
「ウェルカム!!ようこそ!! 
  カラス天狗様の館へ!!
     この先200メートル!!」

「・・・・・」
レンは言葉を失った・・・・。
(ホテルかっ!つーのっ!!)
という突っ込みを入れたくてしょうが無かったが、
あえて突っ込むのをやめ、その方向へ向かって黙って歩きだした。

しばらくすると、小さな小屋が見えてきた。
それは仙人が住んでそうな「こじんまり」とした建物である。

レンは小屋に近づこうとしたが、何者かの気配に気がついた。
すると、どこからともなく声がきこえた。

「おぬしが、早乙女辰次郎の孫か?」

「!!」
レンが見上げてみるとそこには・・・・、

・・・・・・。
・・・・・。

そこには「ミニスカメイド」の服装で、カラスの被り物をしている変態・・・いや、男が木の枝に立っているではないか!

「・・・・・・。だれだよ・・・・。この変人・・・。」
レンは「誰だ!?お前は!!」と言い放つ気力が無かった・・・・。その格好を見たので・・・・。

「ご主人様〜。お帰りなさいまほ〜〜〜っ」
その変態、いや、その男はメイドらしく、恭しく挨拶した。

「帰ろ・・・」
レンは今来た道を戻ろうとした。

「ちょっと、待たんかい!! 『おぬしが早乙女辰次郎の孫か?』と聞いておるだろーが!!」

「だったら、なんなんだよっ!!俺は変態おじさんとお遊びに来たんじゃないっつーの!」

「すまん、すまん、ちと、待ってくれい」
その男は着ていたメイド服を一瞬ではぎ取ると、それこそ、天狗が身に着けている着物姿になった。
「われこそ、烏丸山の主、カラス天狗なり!!」

その自己紹介にレンは「やっとまともになったか」と思い身構えたがカラス天狗の足元を見て愕然とする・・・。ふつうなら、一本歯の長い下駄を履いているようなものだが・・・、

「なんで、スニーカー履いてんだよっっ!!(しかもエアマックス!!)」
突っ込みたくはなかったがとうとう突っ込んでしまった!!

するとカラス天狗は口を尖らせながらそっぽを向き
「え〜〜っ、だって下駄って古いし、履きづらいんだも〜ん。」

レンの頭には怒りのこめかみマークが2,3出ていた。
「小学生かぁ〜〜!おまえは〜〜っ!!」

「ふははは、ワシはこれでもれっきとした武術家ではあるぞ。」

「ホントかよ!!」

「ならば、どこからでもかかって来るがよい・・・。」
カラス天狗は腕組みしたまま静止した。

「なめてんのか!怪我してもしらねーぞっ!」
レンはラムを殴り飛ばしたお得意の右ストレートを振りかざす。
だが、カラス天狗はあっさりとよけた。

「あれっ!?」

「甘いわっ!!、いんや、しょっぱいわ!!」
カラス天狗はすばやくレンの背後に廻り込みレンの尻に「ヒトサシ指浣腸」を見舞う。

「ぶすっとな!」
「痛ってーーーー!!」
さらに足払いを掛け、レンを地面に倒し、腕を後ろへ捻じ曲げた。
「痛っ、痛たたた!!」

「なーんじゃ、たいしたことないのう〜」
「くそう、なめんなよー!!変態男〜!!」

「あ? なんじゃと?」
カラス天狗は捻じ曲げられたレンの腕に力を加える。
「痛ぇ〜〜!!、参りました、参りました!!」

「ふむ、よろしい。ならばワシを『変態』と呼ぶべからずじゃ!!・・・・ほれ、お前の名前はなんじゃ?」
カラス天狗は攻撃をやめると腕組みしながら仁王立ちした。
レンは腕を押さえながら痛そうに立ち上がり答えた。
「早乙女・・・・早乙女レンだよっ!」
「ワシは、烏丸元帥(からすまげんすい)じゃ」
「はっ?さっきカラステングっていってたじゃないか」
「ああ、あれはワシのバンドルネームじゃ」
「ば、バンドル・・・?」
「知らんのか〜? 偽名じゃよ、ぎ・め・い! ネット上では当たり前じゃ」

「・・・・」
レンはシラけた。時代遅れなのか、流行について来れている奴なのか、わからない存在に当惑・・・・というより、考えたくもなかった・・・。

カラス天狗は話を続ける。
「辰次郎の孫というから、どれほどの者かと期待しておったがお前は、なっとらん!!。
がっかりしたわい。」
変態男の言うことに腹がたったレンではあったがとりあえずこらえた。
「悪かったな・・・、弱くって・・・・。」
「まあ、気を悪くするでない。辰次郎のやつがお前を「鍛える」ように言っておったからの。
・・・・磨き甲斐はありそうじゃな。」

「カラス天狗!!俺を鍛えてくれ!!俺はまだ、武術なんてひとつも身に付けてないし、喧嘩もそんなに強いわけじゃない!!。・・・俺は強くなりたいんだ!強くなってみんなのこと守りたいんだ!!」
レンは嘆願した。

「ほほう、やる気はあるようじゃな・・・。じゃが、ワシはお前さんの持つ「竜の印」を開花させることはできんぞ。あくまでも、戦士に必要な「身・技・体」を教え込むことだけじゃが、それもきっとお前の力にはなるじゃろう。」
レンはうなずき
「ああ、それでいいぜ。頼む!」
と答えた。
「よし、わかった。ならば、我の修行についてこれる度胸を見定めさせてもらうぞ。・・・では、はじめに
ひざまづいて『お願いいたします。カラス天狗様っ!』というのじゃ!!」

「な、なんでおれが!?」
「ほぉ〜、ならばやっぱやめよ〜かの〜。ほれ、さっさと山降りて帰らんかい・・・」
カラス天狗は鼻の穴を掘りながらそっぽを向いた。

「だーーーーっ!!わかったよ〜〜〜。・・・・カラス天狗さま・・・おねが・・・」
「ああーー?、きこえんなぁ〜〜〜」
レンは怒りをこらえつつ地べたにひざまづき、
「カラス天狗様!! どうかよろしくお願いいたしますっ!!」
とやけくそに叫んだ。

するとカラス天狗は得意そうにこたえた。
「よおし、では、レンよ。これからはワシのことは『師匠』と呼ぶがよい。」

レンは先行く不安を感じつつもカラス天狗に弟子入りすることになった・・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いっぽうそのころ、瀬那はレンのことがどうしても気がかりになり、高見ヶ咲神社に来ていた。

「レンはもう、修行へ行きおったぞ。」
辰次郎が瀬那にそっけなく答えた。

「じゃあ、あたしもその烏丸山へ行くわ!!」
瀬那はやる気満々の様子。

「はあ〜?、おまえさんも行くのか。・・・・やめといたほうがよいぞ・・・。」
(あいつはスケベだから、瀬那ちゃんになにをするかわかったもんじゃない・・・・。)

「たとえ、修行が厳しくてもいい!!・・・あのね、あたしも強くなりたいのっ!!レンくんに守られてばかりじゃ、申し訳ないし・・・、ていうか、カッコ悪いから。」

「何を言い出すかと思えば・・・、どうしたんじゃ?急に・・・。」

「おじいちゃん、見つけたのよ!!「竜の印に導かれし者」、つまり仲間を!!
 その子、すごく強くて、剣の達人で、おじょうさまで、礼儀正しくて、それから・・それから・・・綺麗で!!」
瀬那は息をつかずにつづけて辰次郎に話つづけた。

「落ち着けい、瀬那ちゃん。・・・・つまり、あれか、瀬那ちゃんはその子に影響されたんじゃな・・・・。
 その子みたいに強くなれればと・・・・。」
瀬那は何度もうなずく
「うん!うん!、そうなの!!」

辰次郎は冷静に瀬那に話かける
「それは、良いことではあるな。じゃが、瀬那ちゃん、なにも「人の真似」をする必要なんぞないぞ。おぬしにはおぬししか持ち合わせておらん力や強さもある。それに、その子も生まれつき強いわけではないじゃろうて・・・・、何年も修行を重ねやっと一人前の剣士になったんじゃろうて。瀬那ちゃんは瀬那ちゃんで「他の方法」で自分の強さを磨いたらどうじゃ?なにも烏丸山にまで行かなくてもよいじゃろう・・・・って、ああ?」

気がついたら瀬那は100メートルも先だった・・・・。

「おじーちゃん!!あたし行って来る〜!!烏丸山〜〜っ!」

「おーーーいっ、ワシの話聞いとるのかーーーー!?」

「行ってきまーーーすっ!!」
瀬那は大きく手を振ると神社の正門を出ていった。

「おーーーい、わしの〜〜。・・・・・・・きいておらん・・・。知らんぞ、スケベ男に悪さされても・・・・。」
辰次郎は深くため息を付くと後ろを向き、手に持っていたほうきでせっせと地面を掃きはじめた・・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一方そのころ、レンは修行をはじめてから二日が過ぎていた。

基礎体力作りからはじまり、腕立て伏せ500回、がけの穴で綱渡りをしたり、滝つぼに3時間の座禅、ヌンチャクや棒の使い方を教わり、炊事、洗濯、掃除、師匠へのマッサージ(ここらへん修行なのか?)
など、過酷な修行をしていた。

「師匠、夕食の支度が完了しました。」
(ってなんでおれが飯つくんなきゃならねんだよお!?)
「うむ、ご苦労、では飯にするか・・・・」

レンとカラス天狗はレンの作った「とても料理とはいえないモノ」を目の前にテーブルに着いた。
「いただきますっ!・・・・もぐもぐ・・・・」
二人は得体の知れぬものを口へかきこんだ。スタミナのある良質な食物・・・・
というより、レンの料理は殺人級にへたくそであった。

「うむ〜う、まずい!!、まずいぞっ!!、レン!!」
「はっ!師匠!!ありがたきお言葉!!」
「褒めておらーん!!、ああ、おなごの作るうんまい飯が食いたーいっ!!」
「俺もです、師匠!!、ああ、ねえさんの飯が食いたい!!」
ふたりは、さみしい思いをしながらレンのつくったとてもまずい飯を喰らうのであった・・・。


レン「おいしいご飯が食べたーいっっ!! ワオーーーンっ!!!」
カラス天狗「うまい飯が作れる花嫁募集中〜〜〜!!」
レン「来るかっ!!こんなところにっ!!」
カラス天狗「それは言わんといて〜〜っ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー翌朝

ふたりは「げっそり」していた・・・。
昨日、レンが作った夕食が見事、お腹に「当たった」らしい・・・・。おめでとう・・・・。

レン「やっぱり、昨日のやつが効いたでゲソ・・・・」
カラス天狗「味噌汁が・・・・、二杯もおかわりしてしもうたでゲソ・・・・」

「さあ、レン、やるぞー・・・・。きょうはなあ・・・・。」

ぐきゅ〜〜〜〜っ
ごろごろごろ・・・・。

カラス天狗は脱水症状を起こしているらしくふらふらであった・・・。おそらく、何度もトイレに入ったのであろう。
「師匠、ちょっとタンマ・・・・」
レンも殴られまくってふらふらのボクサーのように青白い顔でのらりくらりであった。
「師匠・・・・まず、病院へ行きましょう・・・・。」
「うむ、そうじゃな・・・・。」

そんなやりとりをしているところに女性のような、レンにとって聞き覚えのある声が耳に入ってきた。
「レンくーん、み〜〜つけたぁ!!」
大きなリュックを背負った、伊吹瀬那が目の前に立っていた。
しかし、食中毒状態で瀕死のレンにとってその声は幻聴に思われた。
「ああ、もうだめだ。おれ死ぬんだな・・・・。なさけねぇ、自分の作った飯に殺されるなんてよ・・・・。
なんか、瀬那の声が聞こえたような・・・・。瀬那、ごめん、おれ、もう・・・・。」
「こおら!!なに寝ぼけてんのよっ!!レン!!目の前にいるってば!!」
「ああ・・・、幻覚か・・・・、瀬那がいる・・・。はは・・・・いるわけないのによ・・・・。」

「もおーー!!」

バシーーーンッ!!
瀬那はレンをおもいっきり引っ叩いた。

「いってーーーー!!なにしやがる!!」
「目ぇ、覚めたぁ!?」
レンの意識が正常に戻ると、目の前にはっきりと瀬那の姿がそこにはあった・・・。
「せっ、せっ、瀬那ぁ〜〜〜!?、なんでここにぃ〜〜!?」
カラス天狗の意識も正常になると共に、目の色が変わり突然元気になる。
「おおっ!!お・な・ご!!」

瀬那はカラス天狗のほうを向き、にんまりと笑顔に振舞う。
「あなたが、カラス天狗っていう人なのねっ!!お願いっ!!あたしも修行させてよ!あたしも強くなりたいの・・・って、あれ?」
瀬那が言い終わる前にカラス天狗の姿はなくなっていた。
「あれ、いないわ。流石ね、カラス天狗。人前には正体をさらさないなんて・・・。」
瀬那が関心していたが、レンは瀬那の下を指さした。
「おまえの・・・・下・・・・。」
「えっ?」
突然瀬那の下半身にいやな感触が走る。
冷静に自分の背後を見ると、下のほうで何者かがお尻を撫で回しているではないか!!
「うっほー!ええのう!!あったかくてやわらかくて・・・。いい匂いじゃ・・・」

瀬那は青ざめるのと同時に怒りがこみ上げてきた。
「・・・こんの・・・、変態っっ!!」

ゴツーーーンッ!!

瀬那の振り上げた右手拳がカラス天狗の頭上に直撃した。
カラス天狗はよけることも出来ず地面にのめり込んだ。
「おまえさん、痛いではないか・・・。なんて馬鹿力。強いのう。」
「なにすんのよ!!この色魔(しきま)!!」
「すまん、すまん、なにせ、『生』でおなごを見るのはひさしぶりだからのう。つい、興奮してしもうてなあ・・・。」

「ホントにこの人、武術の達人なのっ!?」
瀬那は腕組みしつつ仁王立ちしながらそっぽを向いた。

「ああ、そのとおりだ。この人のところで修行してんだよ、おれ。」
「ふうん、そーなんだ。ねえ、カラス天狗さん、あたしも修行の仲間にいれてよっ!!」

めり込んだ地面からカラス天狗が起き上がった。
「うむう、そなたも強くなりたいのか、で、レンの知り合いのようじゃが、おぬしの名前は?」

「あたし、伊吹瀬那!!レンの恋人だよっ!!」

レン「おいっ、コイビトって!?」
カラス天狗「なぬーーーーーーっ!!コ・イ・ビ・トじゃと〜〜っ!!だから、ケツが気持ちいのか〜!!」
カラス天狗はまたもや、瀬那のお尻を撫でまわしていた。
「だ・か・らぁ〜!!やめんかっ!!このドスケベ!!」
瀬那が回し蹴りを喰らわすとカラス天狗は後ろへ回避したがそのまましゃがみこんでしまった。
「どうしたの!?」
「伊吹瀬那とやら・・・・。腹薬はないかのぉ。昨日、レンの殺人料理を食べてしまって、ふたりともこの有様なんじゃが・・・・。」
レンもその場にひざまづいた。
「俺も、もうだめ、トイレ・・・・」

「・・・なにやってんのよ。リュックの中に薬詰めといてよかった。ちょっとまってね」
瀬那はおおきなリュックを下ろすとゴソゴソと腹薬を探しはじめた。

その後、カラス天狗とレンは瀬那から薬をもらって服用し、ずいぶんお腹のほうも落ち着いてきた。
「ふたりとも、まともに食べてないんでしょ、・・・・台所ってある?あったら貸してほしいんだけど。」
「おお、家の中に入ってすぐ右じゃ・・・・。好きに使うが良い・・・。」
瀬那はカラス天狗の家の台所で料理をつくり始めた。
冷蔵庫の中の材料を使い、見事においしそうな料理をこしらえた。

「どうぞ、召し上がれっ!!」
「おおーーっ!!うまそー!!」
「何年ぶりかのー。おなごのこしらえた飯を食べるのは!!」
カラス天狗とレンは両手を合わせて丁寧に
「いただきまーーすっ!!」
と叫ぶと、すごい勢いで食物にがっついた。
「・・・・すごい食べっぷり・・・」
瀬那はあっけにとられた。
ふたりは口をいっぱいにしながら、顔からは鼻水と涙を流していた。
「ぷっ、ひどい顔・・・・。」
瀬那はおもわず吹き出してしまった。

「ぷはーっ!ごちそーさまーっ」
カラス天狗とレンは食べ終わるとその顔は「幸せいっぱい」な表情であった。
「おそまつさま・・・。で、これから、修行するんでしょ?あたしもいい?」
「うむ、伊吹瀬那とやら、よいぞっ。では、まずは!!」
「まずは!?」
瀬那は目を輝かせながら迫った。

「寝るわ。食ったら眠くなってしもうたわ。修行はそのあとじゃのう。」

「えーーーーーーっ!なによそれ!!」
瀬那は愕然とした・・・。
(寝てからって、ちょっとぉ!!・・・・ま、いいか。)

そして昼過ぎ

「さて、では3人で始めるかの・・・。レンにも説明したがわしは基本的な武術しか教えんぞい・・・」
(ほっほっほ、これで毎日うんまい飯が食える・・・・)

「はーい、よろしくお願いしまーす」
「おお、瀬那の飯のおかげでなんか力入ってきたぜいー!!」

そしてレンと瀬那、二人の修行がはじまるのであった。


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