室人は夢を見る。ホテルのような部屋にいる。可奈子が室人を手淫する。 手淫されることで彼の玄武の竜が頭を立てそそり立つ亀頭棒。 彼女は黒いドレスを着て黒い手袋をしてカクテルハットをかぶっている。 彼女の顔がレースを通して笑っている。彼の亀頭棒が大きくなると、突然に彼女が手を離し「ダメ!」と大声を出す。 室人は彼女の拒絶とも取れる声に「なぜ止める!」と思い歯を食いしばるが声にならない。しかし、黒い服のレースからの彼女の目に合うとまた彼女に従おうとする自分がいる。彼女が彼の亀頭棒から離して上に高く上げた手をゆっくりと下ろしてきて亀頭棒をなでると手淫を再び続ける。このやり取りを何度も続く。 室人のボルテージが上がって行く。 限界まで来た時に彼女は手をそっと離すとゆっくりと立って向こうへ行ってしまう。 室人が「なぜ止める!」とこの時叫ぶが、彼女はその声に一瞬ドキッとするが振り返ることなくバスルームへと入りドアが閉まる。 一人の残された全裸の室人はバスルームに行きドアを開ける。 彼女はバスルームにいた。そしてバスカーテンの向こうにあいつがいる。 室人はあいつを見る。しかし、次の瞬間に目の前が光に撃たれたようになって目が眩む。 「出て行って!」と言う彼女の大声。 室人はあいつを見た。 室人が知っているあいつを見た。 しかし、目がくらんだときに誰であるかを忘れる。 室人が俯くと可奈子が手淫に使った黒い手袋が片方洗面台近くのごみ箱に投げ捨てられているのが見える。 彼はそれを見るともはや可奈子のほうを見ることなくバスルームを出てドアを閉める。
彼は部屋を出ると非常階段を上がる。 その建物の屋上に行く。高い建物、夜。夜景が広がる中、下を見ると道路を車が行き交っている。 次の瞬間に明るくなる。彼は中学校の校舎の屋上に一人で立っている。 下を見ると同級生が皆いる。 卒業アルバムの記念写真のようだ。 可奈子、アザミ、早苗もいて彼に三人が笑顔で手を振っている。 次の瞬間に室人は屋上から飛び降りる。 先ほどの夜のビルの屋上に変わるのを眼下に見る。 落ちながら地面に激突する瞬間にさきほどバスルームであいつを見た時のような光に目が眩む。そして同時に射精した。 心地よい夢精。 射精したので目醒めると、部屋のベットで寝ていた。 早朝4時ぐらいだろう。
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