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作品名:反復の時 作者:くーろん

第102回   102
可奈子は高校以来の友人で今は薬剤師としているサナエのマンションに来ていた。
二人は1階のカフェレストランで話をしている。悩みがあったりお互いの話でよく会ってはいる。
高校のときテニスコートでレスビアンのような関係を一度持って以来ある奇妙な友人関係であった。それは抑制的で相手に深入りしないようにしながらも肉体の性的発散を求める関係であり、サドマゾ的なものを伴うものであった。二人は愛し合っているとか愛を深め合う恋人というのではなくあくまで友人であったが、性的発散に相手の肉体を必要としていた。

可奈子は室人とお見合いしたことやホテルでの一件を詳しく話し、彼とは結婚できないということをサナエに話した。サナエは可奈子が室人とお見合いすることで再会したことは以前に聞いていたが詳しく聞くのは初めてである。
室人とのクリスマスナイトの話をしている可奈子にサナエが言った「それで、どうなったの?」
可奈子「彼がこれからはしばらく兄妹のような関係でいたいって言うの」
サナエが笑いながら「谷田貝君らしい言い方ね、それで何て応えたの」
可奈子が少しふくれたように「何も言えなかったわよ、今さらに後戻りして中学生みたいにもなれないえしょう」
サナエはしばらく会っていなかった可奈子の話を聞きながら、前に会ったときにワルキューレのコスプレで遊んでもらったことを思い出しながら、可奈子がどんな身体になっているかと好奇心が起こると熱くなるものを感じながらも冷静になろうとした。

コーヒーを飲みながら、「どう、私の部屋に寄っていかない、もっと詳しく知りたいこともあるし、、、」と、サナエが可奈子の目に懇願するように言った。
可奈子はわかっていたので、「じゃあ、今日はお願い」と言った。

サナエの部屋に行くと、サナエが可奈子に服を脱ぐように言った。
可奈子がしばらく会っていなかったサナエの前で少しグズっていると、サナエが手伝ってくれた。サナエは可奈子の服や靴を褒めながら脱がせていった。可奈子もサナエの誉め言葉に軽い自惚れを感じながら、安心の中で脱いでいくことができた。

可奈子はバージンベルト一つでサナエにポーズを取って見せた。
ベルトのLEDが点滅した。
サナエが可奈子の身体の線を褒めて煽ててやった。
それから、天井からの手枷と床から足枷を出すと手足を固定した。LEDが青と緑の点滅を交互に繰り返した。
可奈子が言うパスワードをサナエが挿入するとバージンベルトがスルスルと伸縮しながら外れた。
サナエが注意深くバージンベルトを取り去り、横のポールハンガーに掛けた。

可奈子がサナエに命令した「サナエ、サタンの角をここに」
サナエが黒い雄牛の角のような張形を箱から出すと、可奈子のお若気を注意深く菊座から裁尾した。
サナエは絶えず可奈子の機嫌を取りながら、香を炊き込めてやって、その気にさせながら、可奈子が埒を開けるまで高めて行った。
可奈子は角が直腸を通して子宮の奥に受ける刺激を前へ前へとやりながら、淫核へと集まっていく高まりの中で喘いだ。
可奈子はお化粧箱から香水を男が射精するように前に飛ばして埒を開けてしまった。

可奈子が埒を開けてしまったのを見て、サナエが言った
「可奈子、あなたが清純な永遠の処女なんて威張れるかしら、背徳の蓮っ葉娘がするようなことをしていて」

可奈子「私は自分の中の抑圧されたもの、お腹の中に溜まったものをすべて吐き出したいの、私の限界だわ」

サナエ「あなたは谷田貝君を断ったけど、彼と結婚したほうがよかったんじゃない。バージンベルトを彼が外せなかったから王子様という眼鏡にかなっていないと言うけど。
その気になればあなたのほうでベルトを緩めることだってできたんじゃない」
可奈子が泣き出して「私だって谷田貝君と本当に結婚したかった。彼は優しい人で私のことを大事にしてくれると思える。でも、でも、だから彼に何とかバージンベルトを外して私にかけられた魔法を解いてほしかったのよ」

サナエ「谷田貝君の家は叔母さんと二人暮らしで資産家だから、可奈子が家に入って3人で生活すれば幸せになれたんじゃない。こんなよい縁談はこれからあるかしら」
可奈子が泣きながら「彼と幸せになれたかもしれない。でも私のベルトが私を止めた。もっと先があるって。ごめんなさい、谷田貝君、もう兄妹のような清い関係になんか戻れるわけないでしょう」

サナエが「可哀そう、可哀そう、可哀そうな可奈子」と言うと可奈子の顔を伝わる涙を舐めとり、泣いている可奈子の口にキスして舌を差し込んで鳴き声が止んだ。サナエが手枷足枷を外すと可奈子は興奮して火照る身体で床にぐったりした。

サナエがポールハンガーのベルトを取ると、「さあ、あなたのベルトよ、それを着けるかどうかはあなた次第よ」と言って可奈子に投げるように置く。可奈子が暗証番号を指で入れるとベルトがはい回りながら彼女の身体を認識して自動的に彼女の下半身に絡みつくように装着された。

しばらくして身体の興奮が収まると、サナエがバスタオルとコーヒーを持ってきた。


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