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作品名:サイレンス 作者:ぴきにん

第106回   106
バリーとクルーエルが走りながら、近くの遮蔽物に身を隠す。その間に、ヘイズとホアが二人を倒した。バリーは積み上げられたタイヤの影から、更に一人を倒す。その間に、クルーエルが先行し、家屋にいた最後の一人を倒す。
「クリア!」
クルーエルが叫び、バリーが後に続いた。残りの三人も、彼らに続く。中に入ると、何かの荷物が無造作に置かれている。奥に進むと、裏手に出られる扉がある。バリーとクルーエルがドアに張り付き、ドアを少し開けた。案の定、AK47の発射音がする。向かいはジャングルになっており、そこから撃っているようだった。再び、バリーとクルーエルが先行する。ヘイズとホア、パワーズは援護射撃にまわった。するとAK47の発射音がピタリと止まった。
誰が撃ったのか、バリーが確かめる。しかし、そこに死体もAK47も無かった。奥のジャングルに逃げ込んだ形跡も無い。
「単に、逃げたんじゃないのか?」
クルーエルが言う。それに対し、バリーは周辺をつぶさに調べた。ルガー10/22の銃床(ストック)で、草が生えている地面を叩く。それを見たホアも、持っていたAK47の銃床で地面を叩いていった。
「ここだ!」
バリーが言った。その部分だけ、地面の下が空洞になっている音だった。その地面の土を手で払いのけると、木で作られた蓋が現れる。バリーは銃を構えながら、それをゆっくりと開けた。
「俺が入ってみる。クルーエルとパワーズ、ヘイズは退路を確保しろ!」
三人は円陣を組んで、それに頷いた。
「ホア、着いて来い!」
中を覗くと、縦の穴が掘られており、そこから奥に続く横にトンネルが掘られていた。横の穴はバリーが屈んで歩けるくらいの低いトンネルだった。バリーは屈みながらハイスタンダードH-D(ピストル)を右手で構え、装備の懐中電灯を点け、ゆっくりと進む。
足元には水が溜まっている為に、歩くたびに水の音が響き渡る。
その赤い灯りと、水を掻き分ける音で、敵に見つかり易くはなっていたが、同時にこちら側も索敵が容易となっていた。
そのトンネルで、AK47を構えた男三人を倒す。トンネルを抜けると、少し大きなホールに出た。そこで、四人を撃ち殺した。見た限り、何もないホールだったが、バリーはすぐにそこが“エントランス”であることに気が付く。懐中電灯の赤い光を掲げると、奥にトンネルが浮かび上がった。
バリーとホアは更に奥へ進む。そこから次のホールに出るまでに、バリーは四人の男を撃ち殺した。弾丸を装填しながら、全神経を研ぎ澄ます。次のホールで三人を倒し、辺りを確認する。ホールに備え付けられていたランタンで映し出されるのは、銃や機関銃、弾丸などが大量に備えられていた。
「武器庫か・・・」
バリーが呟く。トンネルの向こうにはホールが存在し、それがいくつも連なっている。彼はここが重要な施設であると悟っていた。

前に進むうち、バリーとホアは、一番守りが厳重なホールに出た。


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