ぼんやりと、人が立っているのが見える。
誰だろう…。
徐々にはっきりその姿が見えてくる。
(ミキ…。)
ミキが微笑んでいる。
「ユウ…、こっちへおいでよ…。」
ミキが囁く。
(どうして、ミキが…。)
よく見ると、ミキの隣にもう1人。
(あなたは誰…。)
もう1人の姿が徐々にはっきり見えてくる。
(あなたは!!)
「はっ。」
目を開けると、いきなり白が飛び込んできた。
白…白…白い天井…。
(白い天井…。アタシは…。)
状況がよく飲みこめない。
体が沈んでる…。
アタシ…寝てるようだ…。
(確か…、目を開けるといきなり寝ているって今回が2回目…。)
1回目は…、中学3年生の時。
燃え盛る炎の先に、マリの鬼の形相を見た時…。
そのまま意識を失い、目が覚めると病院のベットに寝ていた。
(ここは…どこ…。)
ここも…病院?
アタシ…なぜ病院で寝ているのだろうか…。
|
|