この公園に連れてこられた時だ。
『私はね、人を見た目や上辺だけで判断なんてしなんだよ。』
「…覚えているよ。」
「ユウ、お前は強い目をしている。ほんとは強いんだよ。私は分かっているよ。」
「…アキ。ありがとう…。」
アタシはそのままアキに向かって倒れこむと、ずっとずっとアキの胸の中で泣き続けた。
何もかも忘れるように泣き続けた。
そう、何もかも忘れる為に…。
……。
どれだけ時間が経っただろうか。
日も落ちて辺りはすっかり暗くなっている。
遊具で遊んでいた子供達はすでにいなくなり、公園にはアタシとアキの2人だけになっていた。
アタシはアキの胸元から起き上がり、しばらく呆然としていた。
アキは、何も言わずただずっとアタシの肩を抱いてくれている。
「アキ…、ごめんね…。」
「別にいいよ。何とも思ってないから。」
アキのぶっきら棒な言い方が逆にありがたく感じる。
|
|