「ちょっと、トオル、どうしたの?そんなこと…。いくらなんでも急じゃない?」
「急じゃないよ。僕はずっとユウちゃんを大切にしたいと思ってきた。
その気持ちが災いして、なかなかユウちゃんに連絡が出来なかった。
僕が連絡すると悪いかな、って思ってしまって…。
そんな毎日がずっとずっと続いていた。
僕は、毎日毎日ユウちゃんの事だけを考えてた。
ユウちゃんがほんとに幸せになれるにはどうしたらいいのかと…。
けれど、ユウちゃんは、僕がいなくても一人で生きていけるんだ、って事が分かったんだ。
ユウちゃん、いつも1人で街を歩いて遊んでいるよね。
僕はずっと前から知っていた。
僕はほんとはユウちゃんが街で知らない男達に誘われたり、遊んでいる姿を見たくなかった。
止めてほしかった。
でも…、僕は自分の気持ちを伝える事が出来なかった。
それは…、ユウちゃんに嫌われたくなかったからだったんだ。
言ってしまうと、ダメになってしまいそうで…。
ユウちゃんは僕に対して興味あるのか分からないって言ったよね。
けれど…、同じように、僕の中にもユウちゃんは本当に僕の事大切に思ってくれているのか不安になっていったんだ…。
僕がとても弱い人間なのがダメかもしれないけど…。
でも、すごく情けない事かもしれないけど、ユウちゃんに大切に思われたかった。」
「…。」
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