「サユリ、お前ここで何してんだ?」
「…ユウに会おうと思って…。てか、アキさんに会いたくて…。」
「何だ、君達。お友達同士なの。丁度いいじゃん。みんなで楽しく遊ぼうよ。」
男達は、同時にアタシとサユリの腕を掴み、強引に近くに止めてある車に乗せようとする。
「おい、止めろよ!サユリは離してやってくれ。」
アタシの必死の嘆願も抵抗も虚しく、アタシとサユリは男達の車に強引に乗せられる。
「頼むから!お願いだから!!サユリだけは…!サユリだけは…!」
アタシの頬に涙が流れる。
「おい、どっちも可愛いな。叫んだって無駄だぞ!分かってるだろうな!おい、やっちまおうぜ!悪いのは制服でうろついているこいつらなんだからな!」
数時間後………。
アタシとサユリはボロボロの制服姿で、人気のない公園の脇で座り込んでいた。
男達に襲われて、そのまま車から引きづり降ろされた。
周りには、カバンや靴や携帯電話が散乱している。
サユリは、ただ涙を流していた。
何も言わず涙を流していた。
アタシは普段から、男達に襲われる事があったので、自分の事はまだなんとも思わないが、ひたすらすすり泣くサユリを見ていると、さすがに心が痛む…。
暫くお互い沈黙が続き、サユリのすすり泣く声だけが誰もいない公園中に響いている。
アタシは、勇気を出してサユリにそっと話しかけた。
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