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500万とメンソールと17歳のアタシ
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作品名:500万とメンソールと17歳のアタシ
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作者:北村 裕志
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第13回
13
アキにスナックに連れて行かれた翌日。
アタシは早起きをしていた。
何故って?
学校に行こうと思ったから。
(そういえば、昨日も学校に行ったよな。アキに公園に来いって言われてその時間つぶしで…。2日も続けて学校に行ったら、サユリはどう思うだろう。)
アタシが今日も学校に行こうと思った理由…。
それは、昨日、学校でアキの事を話したクラスメートのサユリに、スナックに連れて行かれた事を話す為。
アタシの中で、アキに対する気持ちがまた大きくなってきたと思う。
(アキって女…。まだ2回しか会ってないけど、アタシとは繋がっていると言っていた。 アタシの何を知っていると言うの?訳分かんないけど…。でも、訳が分かんないから、気になるって感じ…。)
そういえば…、アタシはカバンから1枚のコースターを取り出した。
(アキの携帯番号…。アタシがアキの事、信用するって言っていた。同じ匂いがするから…って。どうゆう事なんだろう?同じ匂いがするって…。アキに…電話してみようかな…。何か分かるかもしれないし…。)
アタシが何も入っていないカバンを持って学校に登校すると、まさか、2日続けて登校するとは誰も思っておらず、アタシを少し見ながら皆コソコソ話をしている。
(言いたい事があるなら直接言ってきたらいいのに…。)
まるでアタシの心の呟きを知っているかのように、話しかけてくる人物が1人。
クラスメートのサユリである。
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