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作品名:500万とメンソールと17歳のアタシ 作者:北村 裕志

第119回   119
(米倉雄一郎…。アキの彼氏…。)


しばらく、沈黙が訪れる。


先に沈黙を破ったのは、静代だった。


「どうぞ…、粗茶でございますが…、お口に合うかどうか…。」


「ありがとうございます。」


「ところで…、こちらのお嬢さんは…。」


静代から突然話を向けられたアタシは思わず動揺してしまった。


「ご、ごめんなさい。ユ、ユウは…。」


「この子は、ユウちゃんと言いまして、アキのただ一人の親友です。」


動揺するアタシの変わりに真梨子が答えた。


「そうですか…。遠い所、わざわざありがとうございます…。」


「はぁ…。」


アタシ、ホント情けない…。


「実は…、本日は、アキと雄一郎さんの事で、伺ったのですが…。」


真梨子が静代に向かって話し出した。


「実は…、お恥ずかしい話なのですが…、私は若い頃離婚致しまして…、娘のアキを置いて蒸発しておりました。」


一瞬、静代の顔がかすかに反応したのが分かったが、真梨子は構わず話を続けた。


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