「あのね…、真梨子さん。少し聞きたい事があるのだけど…。」
アタシはオレンジジュースを一口飲むと、静かに真梨子に話しかけた。
「どうしたの?」
「この前、14日がユウの誕生日だったんだけど、その前の日にアキがドライブに連れてってくれたんだ。」
「何か、そんな話アキもしてたわね。」
「でね、その車の中でね、アキが自分が18の時に起きた事話してくれたんだ。」
「あら、私が何度聞いても教えてくれなかったのにね…。」
「アキね、実は、高校時代に好きな人が出来てその人の子供を身籠ったんだ。でも、彼氏の両親に反対されて、結婚できず、しかも子供は産んだんだけど…、彼氏の両親に取られてしまったんだ。」
「…まぁ。」
「アキは、その時とても辛くて、風俗嬢として働いていたんだけど、その時から自分と共にしてくれる人を探していたんだ。」
「自分と共にしてくれる人って?」
「……一緒に死んでくれる人。」
そこまで話すとアタシは真梨子の顔色を伺った。
少しアタシの話が信じられないような顔をしている。
当然かもしれない。
アタシは話を続けた。
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