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作品名:Dragon Sword Saga 第4巻『魔界の王子』 作者:かがみ透

最終回   あとがき
この前のお話で、最終回チェックを入れ忘れたので。
すみません。
ついでなので、自サイトのあとがきをちょこっと載せておきます。



今回は、あとがき特別編としまして、バヤジッドを呼びます。
 作中最後に、お約束のバヤジッドが出て来なかったので、ここで。
 ついでに、ケインも呼んできました。

ケイン「こんにちは。よろしくお願いします。……って、俺ってついでなの? 主人公なのに? 
    しかも、いつの間にか、エプロンしてるし! 」

※木の魔道士バヤジッド、エプロン姿で登場。

バヤジッド「えー、皆さん、お久しぶりです。本日このコーナーを担当させて頂く事になりました、
      バヤジッドでございます。どうぞ、よろしくお願い致します! 」

※ケイン、つられてペコッと頭を下げる。

バヤジッド「聞くところによりますと、あとがきに書くことがあんまりない時に、このように、
      講座を開くこととなり、その記念すべき第一回目を、このバヤジッドにお任せして下さる
      ということでして、わたくしも、まだまだ未熟な魔道士ですが、皆々様には、わかりやすく、
      ご説明していき、日常の生活に、少しでも役に立てて頂こう、という主旨で、始めさせて
      頂きとうございます。それでは、メモのご用意は、よろしいでしょうか? 」

ケイン「あのー、いったい、なんの……? 」※と言いながらも、ケイン、椅子に座る。

バヤジッド「まず、料理編から参ります。おうちに突然のお客様がいらした時、残り物でも、あっという間に、
      おもてなし料理となってしまう、簡単な調理法を、お教えしましょう」

※ケイン、ふんふん頷きながら、メモを取る。

バヤジッド「残り物とは、なんでも結構ですよ。卵焼きでもいいし、野菜炒めでもいいんです。
      それらを寄せ集めてきて、☆☆☆☆☆の呪文を唱えます。
      すると、(実演している)はいっ、このように、豪華なサラダバーのセットが出来上がりました! 」

ケイン「サ、サラダバー!? 」

バヤジッド「おもてなし料理は、応用がききますので、皆さん、思い付いたものを、それぞれ試されると、
      よろしいかと思います。
      やり方次第では、サラダバーをカウンターバーにしたり、ジパングという国にあったように
      イロリなどにしてみるのも、楽しいかも知れませんね。

      お料理の方は、このくらいに致しまして、お次は、簡単な洗濯術に参りましょうか。
      おショーユなどをこぼしてしまったり、知らない間に出血していたりなどして、お洋服についたシミ――」

ケイン「……それ、こわくない? 」

バヤジッド「これらは、同じ種類のシミ抜きでは、落ちないんですよ」

ケイン「ほー」※メモを取る。

バヤジッド「そんな時はこれ! (実物が出る)これに限ります! 
      乾いたスポンジにとり、汚れた部分をちょっとこすれば、これこの通り! 
      どんな繊維の奥まで染み込んだシミであろうと、こんなに簡単に取れて
      しまうんです! 
      原材料はヒミツ、製造元はバヤジッド、つまりわたくしとなっております。

      今すぐお電話下さい。電話番号は、♠♥♦♣ー☆□△○。
      なお、時々、回線が混雑していて、つながらない場合がございます。
      その時は、諦めて、このシミ抜きのことは忘れて下さい」

※ケイン、椅子から落ちる。

バヤジッド「それでは次に、誰でもできる簡単な天気予報です」

ケイン「ころころ変わるなぁ」※と言いながら、椅子を直し、メモを取る。

バヤジッド「『ネコが顔を洗ったら雨が降る』というのは、もう有名なお話ですね? 
      しかし、『ゐゑヰヱドリが叫ぶと雨が止む』というのは、意外に知られておりません」

※ケイン、床に俯せている。そばには、ペンが転がっている。

バヤジッド「また、ネズミやヘビの大群を見かけた時は、天変地異の前触れとは有名な話ですが、
      魔物の大群が現れた時は、この世の終わりだと言います」

※ケイン、起き上がれないでいる。

バヤジッド「それでは、今回の講座は、ここまでとさせて頂きます。
      『生活の知恵講座』担当講師は、わたくしフェルディナンドのバヤジッドで、
      お送りさせて頂きました。それでは、皆さん、またお会いしましょう! 」

※バヤジッド、フェイド・アウト……

※ケイン、のろのろと立ち上がって、椅子を直す。

ケイン「そういえば、4巻最後にバヤジッドが出て来なかったと思ったら、こんなところに……
    しかも、ちゃんと、いつものように、フェイド・アウトしてった……」

かがみ「生活の知恵講座、皆様方のお役に立てられれば、幸いです」

ケイン「そんなもん、役立てられるか!? おもてなし料理の呪文って、なに? 
    魔道士にしか出来ないし、しかも、おもてなし料理でサラダバー出すって、どーゆーこと? 
    カウンタバーでもいいとかって、家具出してどーする!? 

    スポンジでこするなんて、シミ抜きじゃないし! 電話って、この世界ないし、
    テレフォン・ショッ◯ングか!? 
    しかも、電話がつながらなかったら、諦めろって、商売っ気ないの?? 
    最後のは天気予報なのか? 魔物の大群が現れた時は、この世の終わりって、なんだよ、それ!? 」

※ケイン、ぜーぜー呼吸を乱す。

かがみ「……お疲れ」※ポンと、ケインの肩に手を置く。

ケイン「俺、ホントはツッコミ役じゃないのに……」

かがみ「というわけで、初回講座は、これでおしまいです。
    ほぼ、原文のままで、ケインがリニューアル版は性格ちょっと変わってしまったので、
    なんだかボヤけたツッコミになってしまいましたが。次回講座は、あるのかないのか未定です」

ケイン「要するに、気が向いた時ってこと? 」

かがみ「それでは、皆さま、次回また! 」
ケイン「よろしくです」※ペコリ

                                           2012.7.27


※ヘンなのUPしてすみません。(^_^;


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