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作品名:おウチに帰りな。 作者:j.heen

第7回   【開幕。そして7年】娘たちとの日々 ― かな[手渡し]
『郵送』から『生脱ぎ』へと一足飛びだった訳ではない。
。。渋谷のカラオケBOXより2ヶ月遡る。
2003年2月に初めて『手渡し』買いした。


掲示板で知り合い、メールをやり取りした売り子と
人生で最初に、実際に会うのは緊張した。
・何か罠があるのではないか?
・もしかすると、オヤジ狩りに合うのではないか?
その反面、若き日のデートの前日のように、
どうしようもなく弾む気持ちだった。

彼女は かな と名乗った。
私の住んでいた地域から電車を乗り継いで
かなの最寄り駅までの2時間近く、
天使と悪魔の気分が交互に私の心を占有した。


首都圏には珍しい、小雪の舞う夕暮れの見知らぬ駅。
彼女からのメールで説明された場所を探してみると。
。。天使だった。

翌3月が誕生日の高校1年生だったから、まだ15才だった。
茶髪でなく黒髪で、
寒さのため 制服のスカートの下に体育のハーフパンツを穿いているような
ごく普通の少女だった。
可愛いかった。

駅の脇で落ち合ってから近くのコンビニへ行き、
そのトイレでの脱ぎたてを入れた袋を
店の横で待ってた私に差し出した。
代わりに約束の金額を渡した。
コンビニに着いてから別れるまで、5分くらいだった。

1秒でも早くその下着を愉しみたい気持ちで、
また2時間かけて自宅に戻った。


。。紺地に白い小さな水玉の、綿100%の
使用感のある、やや伸びたショーツだった。
汚れ下着売りサイトで日常的に売っているモノとは
リアル感が格段に違った。
おそらく、この子はこれからどんどん
あのサイトの女の子たちのようなお洒落な下着に
買い換えていくのだろう

クロッチの部分に、ゆっくり顔を近づけた。
なんとも言えない甘いおりものの香りがした。
脳の血管が破裂するかと思えるくらい、気持ち良く果てた。


それはまさに私の体内に、麻薬が取り込まれた瞬間だった。。


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