1980年ごろからだろうか。 日本国中が急激に消費社会に向かったように思える。
元来、日本は恵まれた風土である。 畑を耕し種を植えれば、食べていくだけのものは得ることができる。
しかし、消費にはお金が必要だ。 狭い国土の隅々に散らばって 畑を耕し、木を切り、魚を採っていた人々が 安定した現金収入を求めて都市へと移動していった。 日本の隅々にまで消費の波が押し寄せたのだ。
|現金を得るためなら、自分の穿いた下着を人に売ることも厭わない。|
1993年の流行語:ブルセラ は、そんな気分を反映している。
恐らく カラダを売っている訳ではない。 そんな感覚なのだろう。
フェチの世界ではそんな娘たちを『売り子』と言う。 驚くほど普通の、多くの娘たちが売り子をしていた。 大学生であったり、OLであったり、店員やフリーター、 そして主婦さえも。
買う側のフェチは『買い手』という。 昔は変態という言葉で侮蔑された者たちも、 『フェチ』という明るめの言葉で少し市民権を得ていた。 消費社会の原理に従い、お客様は神様なのだ。(笑)
配送手段の発達も大きい。 売り子が昨日脱いで封入し、ポストに投函したモノが 翌日には買い手の手元に届くのだ。
補足しておくと、法的には全く問題なかった。 家庭を持ち、事業も順調な中 犯罪リスクを犯してまで 自分の欲望を満たす気はなかった。 (2004年に青少年保護育成条例が改正されるまでは 少女の使用済み下着であろうと。)
ずっぽりと、ネットでの使用済み下着GETにはまり込んでいった。 月に2点ペースで2年間ほど。。
そして、携帯電話の浸透が 売買を変えた。
|
|