文学部で日本文学を専攻し、 大学の講義には必要最低限しか出席せず、 当然『優』は少なく おまけに卒業を1年先送りした大学生に ソフトウエア業界は救世主だった。 毎年多くの求人があった。
1980年代後半に 銀行第3次オンライン化という潮流があり ソフトウエア業界は恒常的にマンパワーを求めていたのである。
社会人としての新しい門出にあたり、 また5年前のように フェチ品を捨てた。 今度こそ さっぱり変態な自分を拭い去るために。 もっとも、新入社員の1年間は社員寮(二人部屋)への入居が 必須であることもあったが。(笑)
ソフトウエアの仕事は自分によく合った。 論理的に考え 粘り強く作業し 先輩や上司から多くのことを学んだ。 朝8時半に出社し、終電で寮に帰り寝るだけの日々は 充実していた。
入社2年目の秋には 情報処理技術者資格試験にも合格した。
テニス、自転車など、オフはアクティブに送った。
そんな中、1年後輩のカミさんと同じプロジェクトになった。 会社では1年後輩だが、 1浪1留してる私にとっては 3学年下の彼女である。 宗派こそ違え、同じ仏縁のある家に育った彼女とは、 何か運命的なものを感じた。
3年つき合った後、ちょうど30才の時に結婚した。
下着汚れのことなど 忘れ去った。。
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