賛美をささげよう。わが魂よ、わが内なるすべてのものよ、聖なるその名に賛美をいたそう。 わが魂よ、賛美しようではないか、神はいつでも良くしてくださる--そのことを忘れないために。幸せの数々を忘れるな。 犯してしまった憎っくき罪どもを、許してくださる。あらゆる病を、治してくださる。 人生のどん底から、すくい上げてくださる。こうべに慈愛と憐れみをたれてくださる。 欲しいと願うものは、良いもので満たしてくださる。こうして自分は若返り、鷲のごとく大空に舞いあがる。 906版BIBLE
なんとも威勢のいい聖書です。 ダビデ王が歌ったとされます。恐らく、群臣が見守る中、王さま自ら天高く両手をあげ、大音に呼ばわりながら、飛んだり跳ねたり踊ったりと、派手に神を賛美したときのものなのでしょう。 前回も書いたのですが、これを額面どおり「ダビデの言葉」とだけ見るなら、ふう〜ん、イスラエルにも元気な王さまがいたんだね、で片付けるところです。 コツは、あなたが自分自身のこととして、これを口に出して言ってみることです。毎日、朝に夕に、何べんも何べんも、繰り返し言ってみてください。 まあ、騙されたと思って試してごらんなさいな。 そのうち、思考回路が組みかえられる結果、言ったことを考え、言ったことを信じるようになります。 筆者は、この歌のおかげで随分若返らせてもらっています。どこへ行ってもだいたい十年は少なく見られます。時には学生さんですか?と二十年以上も。いえ、これは冗談でなく、本当の話です。 「あらゆる病を、治してくださる」これもハッタリでないこと、以前、身をもって証明する機会が与えられました。筆者の場合、医者にかからなかった。信じる者にとり、医者がいらないということは決してなく、通常、神は現代西洋医術を通して治してくださいます。けれどもしばしば医療をすっ飛ばして癒してしまうことを選ばれます。 「人生のどん底から、すくい上げてくださる」すべてが絶体絶命に見えたときになって、はじめて手を差し伸べてくださる。物が分かって来ると、これはいわば常識となる、神の方法ともいってよさそうです。
|
|