私は美穂 アパートの管理人などをしている
記念すべき10回目は少し整理をしたいと思う
まずは人物
今のも妖怪だ 本当の姿が見えるというのは厄介で 現実の姿が見えないのだ それを回避する為に この管理室の向かい側には 大きな鏡がおいてある 鏡を通すと現実の姿が見える
虎象さん…もうぬいぐるみに戻ってしまったけど私の師匠でありお守り 靴木ファミリー…小学5年かずみくんとその両親5感に優れた探索系だけど 鋭い牙と爪は攻撃に回っても充分有効。ねこまた うちのベストスリー 千之助、火炎姫、守刀 どれも妖怪名 千一郎、萌香、唐次郎 人間名…刀使い、炎使い、武器使い(刀) 鳥沢雄一郎…うちの旦那様、弓矢拳銃に気をこめて放つその正確さは 新幹線からでもターゲットを撃てるらしいのだが 残念新幹線より瞬発力のある妖怪は結構多い 二人の間には輝という子供が居る 美鈴…ポメラニアンが人間化した妖怪、5感がすごくいい 文子…文字の妖怪、文字に干渉できたりする他未知数本体巻物 摩子…魔女のおはさん。怪しげな本を沢山持っている。占い師 かえで…物質を5要素に変換させる能力がある
次に結界
人にもよるのだが私の結界は治癒は青っぽい幕 防御は白っぽいまくでつよくなるほど色身をましていくようだ
結界からは意志力で出入りできるそうだ 閉じ込めるには術者の意志力が必要らしい
治癒結界…中に居るものをじわりじわりと回復させる 防御結界…意図した相手をこばみ中に入っているものを守る 記憶消去結界…小さい場合は直接結界に入ることで忘れるが 大規模なときは大きな結界を張って忘却術を結界にのせる 作者がいい加減なので記憶操作ともいう 封じ結界…相手を閉じ込め出れないようにする 封鎖結界…同上
離脱結界…相手の関心を奪う結界、どんな騒ぎがおきようと気づかない また、そこへ近づかない方向で動こうとする 一定の事柄を忘却させるのにも使う
自己治癒能力…自分で自分の体を治癒する自然な力 ただしこの場合急速治癒の意味もなす
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「みてみて美穂さん」 「何よ消しゴム?」 「こいつ動くんだぜ」 そういって消しゴムをケースからだす ことことことと本当に動く 「邪魔すると反転するの」 といってさえぎると反転する 「かずみくんそれ人に言ってないね?」 「みほおばさんが最初だ」 ゴツン拳骨で叩く 「みほおねいさんでよろしく」 「なんだよ。もう餓鬼もいるくせに」 「うっそれはともかくご両親と文子ちゃん呼んで来て」 「そんなにおおごと?」 「レベル状況によるけどね。今のうちに話した方がいいと思う」
そして状況を説明する この前のまねきねこの件 今回の消しゴムの件 どちらも式神使いか言霊使いかの能力が要る 文子が「まずこれを生き返らせて」と式神の紙を渡す なんでもない障子紙でつくった式神だ 30分は粘っただろう 駄目みたいとかずみは放り出す足をじたばたさせる ふっと目が言ったのか文子の携帯ストラップ ピンクパンサーを手にして 「せめて動かすならこれくらいかわいくなきゃ」 カタタコトンジタバタジタバタ 「動いた!」 「その調子もう一度式神に向かって念じて」 「かわいい女の子を連想して」 「と言ってもなー」
30分ほどたつ 「だーっまだやるの」 「ううん。もういいよ答えはでたから」 「答え?」 文子が後をつぐ「君は言霊使いの能力を持っているよ」 「言霊使い?」 「物に命を吹き込む能力や」と言って母親がこづく 「しかしうちも旦那もそんな力あらへんで 過去の先祖はしりませんがな祖父母ももってなかったはずや」 「突然変異かもしれませんしかずみくんだからかもしれません」 「このまえの招き猫の件で覚醒したのでしょう」 「消しゴムであそんでいるうちはいいけど…」 「東京タワーとか動かしたりしないでね」 「そんなこともできるのか」 「試さないでよ」 「わかってるわかってる俺だって妖怪だ」 「小さな事件が大きな事件に発展することはよくわかってるって」 「3メートルの招き猫だけで充分や」 「修行にださせんとあきまへんな。うっかりでも使うと大変やさかい」 「今はまだ大丈夫でしょう。必要なら中学に切り替わる時に」 こうしてかずみは言霊使いの道に目覚めた かずみはこの後自力で言霊使いとして這い上がっていく
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