恐竜が歩く日
毎日夢を見る どこかの研究室 コポコポっとカプセルにはいってるのは 子供の頃さんざんひらいた恐竜の本 なにか騒がしい 緊急事態発生そんな感じだ
恐竜が三つ巴で喧嘩している 今にも下敷きになりそうな位置に 3歳ほどの子供が泣きじゃくる 私はトラックから立ち上がり 子供のところに人っ飛びする 新しい獲物に3匹で飛び掛ろうとするが また3匹のあたまががちんこして 獲物を捕らえられない 頭は良くない 3匹でじゃれている間に子供をひろって ジャンプ!恐竜の頭を借りてさらに横にジャンプ 片手で子供を片手でトラックのふちを掴む 「無茶をするなと何度言ったらわかる」 「馬鹿はしぬまで治んないんだよん」 そう言って私は子供に「痛いところはない?」 「いつからそこにいたの?」 しばらくは返事がない。こんきよく待つ。 怖い思いをしたばかりだ 「しっかし最後に3匹もでてくるなんて畜生だぜ」 「薬切れてなきゃいいかもなのに」 たくま…拓真が言う 「全くだな」少しわらい気味で返事をしたのはてつろう…哲郎 そして私卑弥呼…ひみこ「子供置き去りにしようとしたくせに」 「だってありゃどうみても生贄だぜ 助けてめいわくがられこそすれ よろこばれることもない うちの食事事情もそんなによくないんだ ハンターならいくらでも歓迎だが子供じゃね」 「また生贄に使うくらいしか使い道ないぜ」 とけけけと哲郎が笑う 「いいわよ私の食料半分に分けるから」 「そこ間違い。いつも言ってるだろうハンターはベストの状態 それを保つことがみんなが生き残る道だって」 「子供一人には変えられんのだ」 「それより自宅にちかづいた足あげろや」 私と拓真がつぎつぎとぶらさげていた恐竜の足を拾い上げる 今晩も焼肉三昧だなとため息つく 「どした卑弥呼?」と哲郎 「いや野菜が食べたいなーって思っただけ」 「あー畑食い荒らされちまったもんなー」 「肉食竜ががぜん減っただけでも文句言えないか」
西暦2052年どこかの馬鹿がくだらない研究を失敗させ 町中を恐竜の闊歩する場所に変えやがった 私も当時12歳、恐竜の生贄にされそうなのを拾われた 最初は男たちのなぐさみものにされていた私だったが それでは生きている意味もない相手を殴りころしたりして 問題にもなったが「ハンターになる」 「だからおもちゃなんかにさせない」と言い切った 10年超1流の腕前ハンターになっていた 恐竜は以外や日光生で夜間は眠っている それを利用して多い時には狩っていたが 最近は飛竜と植物竜が主になったので昼間でもどうにか 作業ができるようになった せっかく作った作物などをくいちらかされたりはするが…
デビューした5年はハードだった あの大型竜ティラノザウルスがいた 玉を何発打ち込んでも死にはしない 当然研究所から取り出した恐竜細胞破壊薬も肌をとおさない 仕方なく研究所に誘導する研究所には電流が流れているが おかまいなしに突っ込んでくる だが弱ってくるところを狙って 口の中に破壊薬を射撃これで1匹たおした そんなことを10回ほどしたところでいなくなった サンプルは10体ずつ作られていたのだと思う
今じゃ恐竜を横目に見て畑仕事ができる たまに肉食獣が来て悲劇が起きるが それを避けるために町外れに生贄を置く それが今日拾った子供だ 実は初めてじゃない何人も拾ってきている 子供たちに武器を持たせ使い方を教える 筋の悪いのは料理を作ったり破壊薬をつくったりに回る 筋のいいのはつぎつぎとあらゆる武器の使い方を習う 15歳でデビュー生存率は50%だ
はっと目が覚める 「夢?」 周りを見渡す洞窟の中 ひはめきあって寝ている 特別なベットで寝れるのはハンターだけだ 最初に研究所に足を踏み入れたのは3つの時だ 父がそこで仕事をしていた 暴走があった時だから負い目があった 3つか4つか等しいその頃の記憶をひきずりだして 破壊薬を作った壊れたさくも張りなおした さくが張られ安全になると人が住みだした 一番古くからいるからそれだけで生贄にえらばれた せめて薬をハンターに渡すまでは待って欲しいと懇願した 無理だった
でも結果的にハンターに拾われた 私は薬の事を話した でも話より目新しい女のが貴重だったらしい 好きに遊ばれ…それからは先ほど夢の通りだ
「今日も狩りにでる」3人組1班死なない限り メンバーの入れ替えはない 「薬は10本、無駄使いにならないことを祈る」 「解散」 「今日はここんとこ煩い飛竜ねらうぞ」 「OK」 「ラジャー」 てつろうが機関銃で狙いをつけるが届かない 「ばーか。射程距離考えろ」 そう私は言って私は弓矢で狙いをつける 「弓矢こそ届かないんじゃ?」 「一番飛距離のある品物持ち出してきた」 「見てて」 ヒューン グザ ヒュルルルン 「な?」という頭をひっこめさせる 「ダダダダッ」と機関銃 「自分から降りてきたぜ馬鹿が」 頭をあげる 「この調子なら向こうから来てくれるの待ちかな?」 程なく待って機関銃で4匹しとめる 「これで半減だ」 「この前2匹倒したから残り3匹かぁ」 「先が見えたじゃないか」 「草食班ももうちーっと頑張ってくれればね」 「しゃーないさ皮の厚いのがおおいからな」 「ブロンドザウルス類は片付けたのだろう?」 「ありゃ目立つからなぁ」と笑う
「もうじきだ」 「ん?」 「もうじきなんでもない生活がやってくる」 「先が見えるって嬉しい」 「嬉しいか女の子だなぁ、俺はこの生活が板につく」 「けけ、おれもだな。戦ってるほうがいい」 「恐竜居なくなったらどうするの?」 「傭兵かなぁ」「俺もだなぁ」「そっかぁ」 「私もかな?」「今普通の生活望んだのに?」 「許してくれる?ただのママになることを?」 「許すには腕前がよすぎるなー」 「でしょ?」とウインクする
「もうひとはたらき行くぞ」 「おー」 「おー」
2068年偽造恐竜はすべで消失する これは一時代を駆け抜けたハンターたちの物語 今ではそれの形跡をたどるのは非常に難しい
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