涼凪は目を覚ますと知らない屋敷の一室にいた。
起き上がろうとして布団をめくると制服から着物になっている上に
足は鎖で繋がれていて部屋から出れないようになっていた。
困惑していると障子が開いた。
「やっと目が覚めたか。涼凪いや、、、
‘涼伽天凪神皇”」
涼凪は訳が分からなかった。
次の瞬間、涼凪の意識がなくなり膝から崩れ落ちた。
暫くすると涼凪は起き上がったが
今までとは雰囲気がまるで違った。
「誰じゃ わらわをこんなところに閉じ込める奴は。」
巧慈は涼凪の激変に驚きもせず
「俺ですよ。あなたを閉じ込めたのは。」
「わらわを甘く見るでないぞ。これ位楽に取れるわ。」
涼凪の姿をした涼伽天凪神皇は片手にパワーを溜め込み
鎖に当てた。
涼伽天凪神皇は簡単に取れると思っていたがいくらやっても
鎖は取れなかった。
そんな焦っている様をを巧慈はクスクスと笑っていた。
「なぜじゃ!?これ位わらわの力をもってすれば容易いことなのに・・・
貴様、何をした!?」
「 俺は特に何もやっていませんよ。あなたはまだ目覚めたばかりだ。
力が100%出せる訳がないじゃないですか。それにその鎖には
俺が作った特殊な呪がかけてあるんですよ。そう易々と壊されて
逃がすわけがないじゃないですか。」
「お主、人間じゃないな。何者だ?」
涼伽天凪神皇は探るような目で巧慈を見つめた。
「私はただの炎来春神皇様の僕、巧前慈南雷という者です。」
「聞かぬ名だ。お主はわらわをここまでして捕まえて
何がしたい?」
「俺はあなたの力が欲しいんです。天界で最強と言われるほどの力だ。
その力が俺は欲しい。」
「ふん。そう易々と力を渡すと思うたか。」
「別に渡してくださらなくても結構ですよ。しかし
その代わりにあなたにはずっとここにいてもらいますが・・・。」
「何だと!?」
「当たり前じゃないですか。俺があなたから何も得ずに
逃がすとでも思いましたか?俺は今から用事があるので出かけます。
決心が付いたら戻ってきたときにもらうとしましょう。
それでは・・・・。」
「待てっっ!」
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