20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ
 ようこそゲストさん トップページへ ご利用方法 Q&A 操作マニュアル パスワードを忘れた
 ■ 目次へ

作品名:ふたり 作者:nottnghill_ann

最終回   あとがき
   長い間、お付き合い頂き、ありがとうございました。

  「世界中の全ての人間が自分を憎んでいても構わなかった。
   ……ただ、たった一人、里佳子にだけ愛されていれば……」
  という、主人公の村上祐貴が、罪を犯した西島里佳子を愛し、信じて待ち続ける
  気持ちを軸に書いてみました。
 
  「お互いの姿勢を見ながら競い合い、磨きあう」
   友達ってこういうものだ……祐貴にその事を感じさせてくれている親友の今野
  の言葉で、祐貴の人柄を表し

  「お前と彼女は、出会うべくして出会った『運命の二人』だった。そうだったの
  だろう。だけど、そこにはどうしようもない傷害があった。言われているだろう?  『神様は自分が気に入った人間には、たくさんの試練を与える』って。お前達は、  神様に気に入られ過ぎた『二人』だったんだよ。でも、神様は分かっているんだ。  お前達『二人』は、この試練を必ず乗り越えられるって。『二人』がどんなに愛
  し合っているか、どんなにお互いを大事に思っているか? 今まで以上にその事
  に気がつく……神様は、そういう時を待っているんだよ。お前は、彼女を待って
  いてあげろよな。その事は、お前が幸せになる事なんだよ。お前だけではなく、
  彼女も……『二人』が幸せになる事を、神様だけじゃなく、俺も願ってるよ」

   今野のこの言葉で、祐貴と里佳子を表わしました。

   祐貴が宿泊代を横領する部分は、祐貴の荒んだ気持ちを表現したかったですが、  苦労しました。

   また、恋愛小説だけに終わらせたくはなかったので、時効になった里佳子の両
  親の殺人事件を絡めましたが、祐貴の義父の村上省三の遺書や、里佳子に会った
  動機など、無理があったのではないか? と、まだまだ未熟な部分だと反省して
  います。

   読んで頂いた、ご感想などお寄せ頂ければ幸いと思っています。

   次作品の掲載の準備をしていますので、宜しかったら、またお付き合いくださ
  います様、よろしくお願いいたします。


← 前の回  ■ 目次

■ 20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ トップページ
アクセス: 6245