20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ
 ようこそゲストさん トップページへ ご利用方法 Q&A 操作マニュアル パスワードを忘れた
 ■ 目次へ

作品名:キリング・ドラゴン 作者:TARAKO

第1回   皇帝の変貌1
とおい昔、世の中の数多くの最強と呼ばれる万物を全て得た皇帝が居た。
皇帝の名は”シアン・マーチス”と言い、幼き頃から恵まれた環境で凄した。人々はそんな彼を才色兼備と言いよく誉め称えられていたものだ。

そんな彼が20歳の誕生日を迎えた時、前の皇帝”ハーチェント・マルス”が謎の病死をとげこの世を去って逝った。

人々は次の皇帝を決めるべく各会の著名人や過去の行動から賞賛を得た者を召集し、投票を行った。

結局人々は過去の行いや世間からの評判も良いシアンを選んだ。そして選ばれたシアンは皇帝の仕事を真っ当にこなし、人々の生活をより良い方向へと導いた。

そんな彼も歳を重ねる度に、自分の体に無理が効かなくなってきている事をじわじわと感じ始めた。そして彼はこう考えた・・・

「この体がまだ動く内に全ての最強の地位に自分が立つんだっ!」

皇帝は32歳の時に皇帝活動をしつつ、常人ではとてもできないほどの勉学と心身の鍛練をし始めた。

そして58歳にして残り一つの最強を残し、その他の全ての最強の地位に昇りつめた。

皇帝が最後に最も苦難したのが”力”の最強の称号だった。その称号に必要なのは万物に引けを取る事のない力だった。皇帝は既に年老いて若かりし頃の力を半分も出す事ができなかった。

皇帝は最後の最強を死ぬ前にどうしても欲しかった。その欲しさ故に一つの事件が起きた。その事件はいまにも影響されるあの”事件”だ。


次の回 → ■ 目次

■ 20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ トップページ
アクセス: 447