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作品名:俺とバイクと双子の姉妹 作者:ひとけ ゆう

第20回   中間テストも終わった!ツーリングに連れてけ!
刻々と時間が近ずいてくる、そう、11時50分まであと1分たらず、今この場所は静寂の中にある、今この部屋では40人くらいの者が何やら下を向き顔を強張らせる者、はたまた魂が抜け落ちているような表情をしている者、
特に普通にしている者、等々がひしめきあい、その時間が来るのを待っている様だった・・・・・・・・そのとき!

♪キン・コン・カン・コン〜

「はい、やめ〜! 後ろから答案用紙を送って」

そう、本日は中間テスト最終日!皆、緊張が緩んだのか教室はにぎやかだった、問題の答え合わせをする者、明日からの予定を決めるもの、中には緊張の緩みか机に倒れこむ者、まあとにかくご苦労さん。
時に、双子の姉妹のうち、舞さん?どうしたんでしょうね?腕を前に机に倒れこんでいるでは有りませんか。

「舞、だから言ったのに、ここんところガレージでバイクばっかり弄っていたから、自業自得よ!」

「だって〜、家に帰るとガレージから(マイちゃん、お帰り、さあ〜ワタシを磨いて、触って、弄って。)て言ってるようでついついガレージに・・・・・・」

「成績悪かったら夏休み兄さんたちとツーリングいけないよ、今回は中間テストだけど次の期末テストで赤点だったら夏休み中補習だよ」

「うん、分ってる、今回は反省してる、トホホ・・・・・。」

「じゃ〜、気を取り直してお疲れツーリングにいきましょ〜」

いつになく気合が入っている奏でした。

そのころ俺は大学の部室で今週末予定している双子とのツーリングの予定コースを調べていた、いつもは行き当たりばったりでその場その場でコース設定をしていたが今回はツーリング経験が浅い2人をエスコート
するためとりあえずコース設定をしておけば万が一迷っても場所場所が分っていれば何とかなるものだ、特に今回は箱根と温泉なのでコース事態は特には複雑ではなく同じ神奈川県内だからたとえ迷っても標識見れば
とりあえず知ってる地名が出てくれば帰ってこれる、と思っているのは俺だけなのか?まあなんとかなるべ。

そして夕方、家に帰宅してガレージにバイクを置きにいくと奏と舞が体育すわりをして自分のバイクを眺めていた。

「お〜、ただいま、なにやってるんですか?二人して」

にこにこしながら奏と舞がこちらに顔を向け中間テストの終了を報告したがその内は(テストも終わったんだから早くツーリングに連れて行け!)と言わんばかりの笑顔で俺の様子をうかがっていた。

「あ〜、分ってる、その〜、ツーリングだけど、あさっての日曜日箱根に行きま〜す!準備宜しく、温泉もあるよ、」

ニコニコ顔の二人、今俺に向けられる笑顔、俺が他人だったらどうなることやら?やはり俺はシスコン?世間一般では兄妹と言うものここまで仲が良い兄妹はあまり見かけないような気がする、俺が言うのも変だが
仲が良すぎるくらいの兄妹の関係なのだ、あ〜でも近親相姦的な恋愛感情は皆無です!あくまでも兄妹愛ですのでご了承を。
さてさて、みのり部長にも声をかけなければ!携帯を取り出しみのり部長に連絡を取った、5回のコールで電話にでた。

「あ、モシモシ村下です、みのり部長ですか?」

「はい、村下さん・・・・・・?、申し訳ございませんがどちらの村下さんでしょう?」

「え〜!、僕ですよ、村下洋介!寝ぼけないでください部長!」

「えっ、洋介だったの?そういえば確かに声は洋介、着信は洋介ってでたから洋介だと思ったんだけど村下ですけど、と言ったからあたしてっきり知らない人だと思って・・・・、」

「部長、少ない部員なんだから苗字まで覚えてください、だいたい教育実習の時俺の妹達のクラスで名簿順で名前呼んだでしょ それも村下と二回(奏と舞のこと)」

「ごめん、ごめん、で、ところで用件は?」

「明後日の日曜日ですが部長あいてますか?」

「なになに、デートの誘い? いいわよ、でもあたしを誘うからにはそれ相応の御もてなしをしてもらわないと・・・・・」

何いってるんだかこの人は、そりゃデートの誘いはしたいよ、美人だし、でもな〜俺にしてみれば高嶺の花で年下だし、相手にされないだろう、悲しいよ現実は!あ〜本題。

「デートはいいんですけど日曜日空いているんでしたらツーリングにお誘いしたいと思いましてご連絡いたしました、ついては妹達の初陣ツーリングになりますので箱根あたりの温泉付きで行こうと思いまして
いかがかな〜と、お誘いしたのですが?」

「行くに決まってるでしょ、双子ちゃん来るんでしょ、イクイク!阿多氏の生徒があんたと何かあったらたいへんだもん!」

おいおい、なんにもね〜よ、かえって部長と一緒の方がきけんかもしれね!

集合時間、場所、等を決め電話を置いた。

「やれやれ」

とてとてととてとてとてと・・・・・・・・!と舞が駆け寄ってきた。

「兄貴、兄貴、」

「ん、なんだ?}

「温泉て一泊すんの?」

「しないよ、日帰り温泉だから、だいたい次の日学校だろ」

「そっか、そっか、でも楽しみだな、兄貴とお風呂なんて何年振りかな〜」

おいおい、何言ってるんだこいつは!いくら兄妹でもこの年で一緒はまずいでしょ、あれ?でも家族だからいいのかな?そんなことないよな、

「なっ、なに言ってるんだ舞!だいたい混浴なんかないぞ、男女別だ!だいたいみのり部長も来るんだぞ」

「みのり先生も来るの」

「嫌か?」

「そうじゃないけど」

「ならいいだろ」

「うん」

何か不満そうだけど、もう決定事項、後にも引けずだ、俺一人じゃ引っ張っていくのに疲れるからな。

次の日、近くのガソリンスタンドまで三人でガソリンを満タンに入れに行った、土曜日とあってスタンドは混んでいた順番からして俺の番が来た3台並んでいたので一箇所で3台分を満タンにしたが舞のやつは
そそくさと満タンにして先に帰っていった、奏は俺が終わるまで待っていた、給油中に奏が明日のツーリングでの昼食のはなしをしてきた。

「兄さん、明日のおべんとうのおかずは何がいいですか?」

「えっ弁当?」

「はい」

昼食は既にリサーチ済みのレストランを予約してあるのでせっかくの申し入れは断るしかない

「奏、すまんせっかくだけど明日昼食はレストランを予約してるんだ、ごめん言ってなかった」

少し下向き加減で奏は残念そうに笑顔でこたえた

「わかりました、レストラン楽しみです」

「わりーな、とにかく明日は楽しーもな、お前も舞も」

給油も終わり明日の準備で帰途に付いた。


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