「何の相談?」
「兄貴には内緒にしていたんだけど、・・・・・・」
何かにたにたしながら俺に内緒にしていたことを話し始めた。
「実は兄さんには内緒で2人で免許を取りました」
なんかうれしそうだ、そうか原付の免許を取ったのか、それで舞のやつバイクの雑誌を見て俺に何が良いか相談しようとしていたんだな、まあバイクの事だったら多少は相談にのれるな。 と、思いきや二人して免許を俺の眼前に出してきた、写真を見ると二人とも普通の人が見ても区別がつかないくらい同じ顔をしている、それでもって兄貴の立場から言わしてもらってもかなりの美人だ、さすがお袋の遺伝子!オヤジ、すまないがあなたの遺伝子はこの姉妹には皆無だ、その代わり嫌だけど俺が受けついでやる!今更だけどね、苦笑いをしながらそう思う。 さてさて免許をよく見ると・・・・ん!
「あれ?普自二!・・・・・?えっ?中免」
「そう、中型を取りました。」
まじで!俺知らないじゃん、中型免許?いつ教習所に行っていたんだ?
そのへんは上手くやりくりしていたみたいだ、しかし本当に気がつかなかった、学校の勉強も、母が仕事に出ているとき家の家事全般、バイトもしていたな、何一つ疎かにしないで、今になってこの双子の姉妹はすごいと思う、兄としても自慢の姉妹だ、でも?なんで今バイクの免許なんだ?高校生まして女子高生なのだから友達とオシャレしたり、遊んだりしたり、いろいろ女の子らしい事をしないのか?
「一年のときからバイト代を貯めてようやくここまで扱ぎついたので最終!バイク選び」
バイク雑誌を高々と突き上げ喜びを全身に!そして一気に振り落とす・・・・・ぱこ〜ん・・・・・・・!
「痛っ!いきなりなにするんだ舞!」
「ご、ごめん、勢いあまってつい振り落としてしまった、あはははは、」
しばし苦笑い気味に睨み付ける、舞も右手で後頭部をかきながらあははははだって!
「それでなんだけど舞は置いといてバイクを買うのだけども兄さん的にはどんなのが良いか意見がほしいのだけどもとりあえずは雑誌を色々見たけど私も舞いも良くわからなくて」
「簡単に言えばON(オンロードタイプ)、OFF(オフロードタイプ)に別れるけどどちらがいいんだ?ON,OFFの区別はわかるよな、まあ大雑把にアメリカンもONな」
二人ともオンロードタイプと答えた、乗車スタイルがカッコいいからだそうだ。
「オンロードだとツアラーとスーパースポーツ、ツアラーはちなみに簡単に言うとツーリングを楽しむ車両、スポーツはツンツン走る車両だ」
なんか本当に簡単な説明過ぎて割りと知識的に情けない自分がそこにいた、もう少し気の利いた説明をしてやればいいと思った。
「ツンツン?てなに?」
「ツンツンとはサーキットを走る車両を公道でも走れるようにしたもので走り込みを楽しむバイク?あれ、あまりうまく説明できないがとにかくツンツンだ」
「わたしは兄さんと同じようなバイクがいいな」 「あたしも兄貴と同じバイクがいい!」
「俺と同じバイクは無理だぞ、免許の種類が違うからな、大型自動二輪じゃなければ運転は不可!ま〜中型免許でもでCB400SBがあるからそれでもいいんじゃないか?あっ、でも金額が高いか、でも中古でいいんだろ」
中古でいいんだろと言ったところでそれでも高校生が買える金額ではない、じゃあどうする?親父に頼む娘の色気で?それは無いだろ、いくらなんでも女子高生になん十万円も出すそれも二人分何百万にもなるし、そりゃ娘の色気は嬉しいかも知れんが、ないない!俺だって一生懸命バイトして中古だけどやっとの思いで手にいれたのに。
「えー何言ってるの兄貴!新車、新車だよ」
目が点になる、どこからそのような金が?そういえば1年間バイトで貯めまくっていたと言ってたもんな、とにかくすげーなこいつらは。
「現金で買うんですかお姉さん方」
奏と舞が預金通帳を差し出したので中身をみ見た、何じゃこりゃ!女子高生の所持して良い金額ではないくらいの金額で度肝を抜かれた。 中身の金額での購入は新車OK
「で、CB400SBにするのか?このバイクだったら俺のと似てるぞ」
「これいいよね、舞」
顔をニコニコさせて嬉しそうに人差し指を天高く上げクルリと一回転そのまま雑誌のCB400SBの写真に指差すつもりが一回転したとき足が回転の遠心力で加速俺のほほにヒット!
「ぐえ!」
一瞬ブラックアウト
「ま〜い!てめ〜!」
笑いながら後ずさり、そのまま消えていきやがった!奏は落ち着いて状況を見ていた。
「それじゃ、今度の日曜日バイク見に行くか奏」
「うん」
奥の部屋から舞も。
「お〜!」
お〜!じゃねー。
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