テーブルの上に置いてある俺の携帯が鳴り響いている、手を伸ばし着信を見た、ミノリ部長からだ。
「もしもし、村下です」
「洋介、あたしだけど、今そこに双子ちゃんいる?あんたの電話で悪いんだけど」
「はあ、」
「どちらでもいいんだけど代わってくれる?」
慌てながら俺ではなく妹たちに代われて要求してきた、ミノリから電話が掛かってくることなどめったに無い、俺ではなく妹に、 少々落ち込んでしまう、近くに舞がいたので電話を渡す。
「舞、ちょっと電話代わってくれるか?ミノリ部長、もとい、ミノリ先生からだ」
目が点の舞に電話を渡す
「あっ、あたしに?」
「あ〜、どっちでもいいみたい、」
電話を受け取りながらとりあえず電話にでてみる
「もしもし、妹の方の舞です、・・・・はい、・・・・・はい、あ〜それはですね〜・・・・・・・・・」
長い時間の通話がまだ続く、あまり充電して無かったのでバッテリーが上がりそうになり電話機の警告音が鳴り響く、即座に充電器を差込み その場を凌いだ、でもまだ続く通話、女の長電話、40分は話していただろう
「はい、・・はい、・・・それじゃ、・・・明日学校で・・・・・・・・・おやすみなさい」
「やっと終わったな」
俺に電話を返してフウと溜息をつく
「あのさ〜、何か明日の初授業かなり緊張しているみたい、それとね、ミノリ先生ってはたから見れば美人じゃん」
「あ〜そうだな、それがどうした?」
「あたしらのクラスでファンクラブができて、あっ、あたしらも誘われたけど断ったよ、」
さすがミノリ部長!高校生にモテモテだ、大学にも隠れファンが入るくらいだからそれこそ若い高校生にもファンは出来るだろう
「でもなんか困っているみたいで、いろいろと」
まあ、2週間もすれば教育実習も終わる、そうすりゃ風が通り過ぎるように忘れられてしまうのが落ちで、最初だけ!
「ふ〜ん、でもさ、今まで聴いたこと無かったけどお前も奏もそこそこイケテルからファンクラブとかあるんじゃね?」
俺は冗談で聞いてみた、そしたら普通の顔をして素っ気無く返ってきた答えが
「あるよ」
まじで!そりゃ〜俺から言わせてもらえばモデルをしていても不思議ではない容姿で、おまけにスポーツ万能(舞)、頭脳明晰(奏)
「あ、あるんだ」
「うん、楓が言ってた、あんた達のファンクラブ発足!て、」
奏も顔を少々赤らめうなずいている、何か俺、嬉しいやら悲しいやら、俺の周りには普通がいないのか〜! これって、贅沢な悩みなのか?でもどんなのが居るんだろうか?たのむから変態オタクハは居ないでくれ! でも正直、我が妹にファンクラブがあったなんて実際ビックリである。
「ところでだ、バイクは慣れてきたか?そろそろ箱根に連れて行こうかと思うのだが、いかがですか!」
そう、なあなあになっていた箱根ツーリングにそろそろ連れ出そうと思った、当初は最初のツーリングにしようとしたが いきなり初心者を箱根はきついかと思い最初は近場にして慣らしてから箱根に連れて行こうと思ったからだ。 決して忘れていたわけではない、決して!・・・・・・・実は忘れていた、すまん。
「と、言うことは温泉!」
舞が速攻答えた!
「兄さんとりあえずいつですか?あたし達、中間テストが近いので」
「そうだな、それじゃあテストが終わった初めの週末に行くという事で決定!」
と、言う訳で2週間後だが俺の双子の妹を箱根へと連れて行くことに決定したのであった、あっそうだ、ミノリ部長にも声かけてみよう。 二人のテストも終わるし、部長の教育実習も終わる、お疲れ様ツーリング!いや〜2週間後が楽しみ、楽しみ。
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