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作品名:俺とバイクと双子の姉妹 作者:ひとけ ゆう

第18回   ミノリの始まりの一日
「あ、いたいた、洋介!」

ミノリ部長だ、なにやら俺を探していたみたいだ

「え、あ、部長!?」

「ちょっと聞きたいんだけど、今、大丈夫?」

「大丈夫ですけど、なんすか?」

「洋介ん所の双子ちゃんなんだけどさ」

またか、よっぽど気に入ったんだなあ〜、あいつらも満更じゃなかったから年上の友達がいてもいいか。

「高校生だよね」

「あっ、はい」

「どこの高校?由比ガ浜高校じゃないよね?」

由比ガ浜高校じゃないよね?ん、そうなんだけど、どうしてそんな事聞くんだろう、とりあえず普通に答えた。

「いいえ、由比ガ浜高校2年生です、なんかあるんすか?」

ミノリは何でも無いような顔をして目をそらした

「いや、特には何でもないんだけど、ただ聞いただけ」

な〜んか隠している様子だが、まあ今は聞かずにいよう、どうせ教えてくれないし。

「あっ、みんなには言ってあるんだけど、明日から二週間消えるから宜しく」

理由を聞こうとしたが既に消えていた

「何だよ、今から消えてるじゃんか!」

そんなこんなで、週明けの月曜日、由比ガ浜高校朝の朝礼

「え〜、本日より2週間ではありますが教育実習のため3名の実習生を迎えましたので皆さんと共に・・・・・・・・」

長い校長の話は省略して「それでは右から自己紹介して下さい」

奏と舞は実習生を見て驚いていた、なぜって、それはそに実がいたからである

「ただいま校長先生より御紹介に預かりました田島 実と申します教える教科は現国です2年生を担当させていただきますので宜しくお願いいたします」

男子生徒がどよめいた、若い美人教師(教育実習生)がいま自分たちの学び舎に2週間と言う短い期間だとしても男どもの息は渦巻いていた。

「あの人、兄貴の先輩部長さんだよね」

舞が確かめる様に奏に話しかけた

「うん、確かに、兄さんの大学の部長さん、間違いない、うん」

朝礼も終わり教室にもどりホームルームが始まる、なぜか実もその場に同席している、

「先ほども紹介されていたが二週間の間このクラスの担任補佐をしてもらうことになった、田島先生だ、それでは田島先生あとは宜しく」

担任の大垣よりバトンタッチされ教壇に立ち黒板に自分の名前を大きく書き前を向いて自己紹介を始めた

「私の名前は、田島 実です、実と書いてミノリと読みます、短い期間ではありますが皆さんと共に勉強していきたいと思いますので2週間
と言う短い期間ですがどうぞ宜しくお願いいたします」

なんともいつものミノリ部長ではなく、ミノリ先生になりきっていた

「それでは出席をとります」

一人ずつ名前を呼び生徒側が自己紹介しながら出席をとっていった、いよいよ双子の番になる。

「え〜と、村下 奏さん」

「はい、次に呼ばれる舞とは双子の姉妹で私のほうが姉になります、宜しくお願いいたします」

「はい、ありがとう、それでは村下 舞さん」

あたしは何を言えばいいのか、奏の方をむき助けを求むが無視された

「先の奏は姉で私は妹です・・・あっ!私たち双子ですが3つ離れているバイクが大好きでいつもサークルの部長さんに弄られている可愛そうな兄がいます、
ちなみに、家は蕎麦屋です」

「はい、ありがとう」

あれれ!?何も動揺しない、おかしいな〜、どういう反応をするか言葉を選んで自己紹介したんだけど、どういう訳か特に大きくも小さくも無く普通の反応だった

「それでは顔と名前は大体覚えました、二週間、短い間ですけど皆さん宜しくお願いします」

ホームルームも終わり一時限目が始まりそして3時限目を消化した、昼休みだ!今日も奏が作ったお弁当だ、今日もと言ったがほぼ毎日奏が作っている
いつもの三人での昼食、だが、本日は一人多い、そう、ミノリ先生(部長)も加わっての昼食になった

「ごめんね〜迷惑だった?」

「迷惑だなんて、ウエルカムですよ!こんな可愛綺麗な先生と昼食を共にするなんて、とても光栄です」

楓さん、あなたほんとに可愛いもの好き、この変態女め!と、思う双子の姉妹だった

「もう、さっきの舞ちゃんの突っ込み心臓バクバクだったわ〜、」

小声で舞の耳元で話しかけた

「とりあえずこの学校には親戚、知り合い等々はいない事になっているから」

実りは内緒にしておいてのポーズをとるが楓にはとりあえず事情を話しておくことにした、双子の親友だしこの子どこかで見たこと有るなと思ったら同じマンション
の上に住んでいる子だ、

「そうなんですか、私もどこかで見たことあるな〜と思っていました、それと二人のお兄さんの先輩さん、分りましたこの事は内密と言うことで了解しました」

「ありがと、たすかるわ」

第一日目は教室の後方より見学の一日で終わり明日からは教壇に立って実際に授業を行う実習に入る、どういう訳か緊張がはしる、私らしくない、ん〜
ねむれない〜!

村下家では、

「兄さん、知ってた」

「ん?なにが?」

俺が買ってきたケーキを3人で食べながら奏が話しかけてきた

「ミノリさんの事」

「そうそう、うちの学校で教育実習してるの」

「えっ?そうなの」

そういえば、2週間消えると言ってたな、そういうことか、とその時、俺の携帯電話が鳴った。


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