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作品名:俺とバイクと双子の姉妹 作者:ひとけ ゆう

第14回   RGV-250γの山杉良和、でも今は板前!
江ノ島大橋を渡る手前俺は少し離れて歩いた、ウエストバックからデジカメを取り出しファインダーをのぞく、ミノリ部長、カナ、マイ、3人を被写体に写真を撮ろうと思う、
画になるんだよな〜、そうすると橋の欄干に手お置き3人で海を眺めている、少し強い風が吹き3人の髪をなびかせる。

チャンス!シャッターボタンを押す、(カシャッ)乾いた電子音が鳴り撮れたことを知らせる、保存をして歩きながらシャッターチャンスを待つ。

「兄さん、何で離れて歩いてるんだろう?」

奏でガ不機嫌そうに舞にたずねたが舞も同じ思いだった、初めて兄妹の力できた江ノ島、友達と電車で遊びに来たくらいで後はとくには無い。

「お〜い、早く、こっち、こっち!」

舞が大きな声で俺を呼んだ、

どうでもいいけど目立つんだよな〜あの3人、江ノ島大橋、いや、全体的に見渡す限り(祭日なのでこの近辺は割りと混雑している)この3人は最強だ!

「あ〜今行くよ」

でもすげーよな、ホント、グラビアの撮影じゃないんだけど通り過ぎる人、老若男女みんな振り向いて、見て行くもんな〜、まあ俺の妹だけじゃなくミノリ部長も加わったら
そりゃ振り向くよな、俺なんか場違いだよな、とほほ・・・・・・・
と、落ち込んでいたら、俺の両腕に奏と舞が絡んできた、いつかのシュチュエーションと同じだ。

「おっ、あっこら、ひっぱるな」

ミノリ部長の所まで二人に引っ張られていった。

「お〜!もてもてですな〜」

「からかわないでください部長!」

まんざら悪い気分じゃない、俺も、二人の妹も。

二人に腕を組まれながら江ノ島大橋を渡り島のお土産屋さんが立ち並ぶ通りを歩き最近有名な、

「たこせん食べる?」

「たこせん?」「たこせん?」

二人そろって知らないみたいだけど、けっこう有名なんだがな〜。

「見てみ、あのプレートのところ」

二人で覗き込むとそこには、タコ!プレートの上で今まさに圧縮されてせんべいにされそうになっていた、
出来上がったたこせんを4枚購入、ミノリ部長とカナとマイそれと俺で歩きながら食べる、カナとマイはかなり旨かった
みたいでお土産で買っていた、そんなこんなで約束の時間に近づいて来たので江ノ島を後にすることにした、カナとマイは
まだ物足りなさそうな顔をしていたが昼ごはんのシラスが逃げるぞ、と言ったら二人そろって「それはこまります・こまる」
と言って二人足早にもと来た道を戻って行く、ミノリ部長も二人の後を追うかのように足早に戻って行く。
シラス丼、恐るべし。

山杉の店(やま杉)に1時35分に到着、3人を外で待たせ営業中の店に顔を出す、するとカウンターの所にいた山杉が俺に気付き
手招きする。

「準備できてるぞ、奥の個室、俺も後から行くから中はいって待っててくれ」

と、言うと仕事に戻った、そう、まだお客がいるのだ、お昼時を過ぎたこともあって混雑はしていないが2〜3組くらいの御客さんが
食事をしていた。
今思うとこいつ(山杉良和)とは高校の時よく走りに行きよく遊んだものだ、3年の時、大学にいける程の成績なのに家を継ぐ為に
「お前は大学行くんだろ、俺は卒業したら親父の知り合いの京都の料亭に修行に行く、俺自身、大学に行って特に学びたいと思わないし
、親父の仕事を物心が付いた時からカッコいいと思って、本当は中学卒業したら修行に行くつもりだったんだが、親父が(高校くらい出ておいても
遅くないから高校くらいでておけ、そして好きなことを思い切りしておけ)て言われた、だから高校3年間は好きにやらせてもらったてわけよ。
な〜んて言って本当に卒業して京都に行ってしまい俺は希望の大学に行くことになった、それから1年して山杉は帰ってきたが店が忙しくなかなか
バイクにも乗れず裏のガレージに置きっぱなしになっている、でもあいつはあいつなりに、親父さんの言葉をそのまま実行して高校3年間は好きなことをして
今に至る、いいんじゃね、お前カッコいいぞ!と本人には面と言えないがホントにかっこいいやつだ!
少しの間、こいつの仕事ぷりを眺めていた。

あっいかんいかん、外の3人忘れてた。

「ごめん!いいよ中入って」

マイ、カナ、部長の順番で中に入ってきた、それに気づいた山杉良和がカウンターから出てきて(どうぞ、お嬢様方、奥の離れへご案内いたします)
と言っておくの個室に案内し始めた、おいおいお前、後から来るって言ってたじゃん!3人とも美人という事でお前は、前言撤回!
この部屋は普段は一般の客には開放していない部屋で板前の休憩場等に使われている、でも板前といっても親父さんとこいつと、あと2人の従業員だけで
ほとんど使用していない、部屋自体ほんと一般に開放してもいいほどの部屋だ。

「いつも思うんだけどここの部屋もったいないんじゃないか?」

「いいんだいいんだ!お前も知ってるだろ?ここの扉、開けると俺の部屋だぜ、そんな仕事場と隣り合わせの部屋、つかえるかて〜の」

確かに!俺も知っていた。

「さて、シラスなんだけど、」

「おう!」

「生シラスと釜揚げシラスがあるんだけど、ミノリさん、奏ちゃん、舞ちゃん、どうします。」

て、俺には聞かないんだ。

「あたしは生で」

「ミノリさんは生ですね」

「私は釜揚げでお願いします」

「奏ちゃんは釜揚げで」

「マイはハーフ&ハーフがいい!」

「ハーフ&ハーフ!?」

なに言ってるんだマイは、困ってるじゃないか、

「ん〜、それも有りだな、OKわかった!作ってあげるよ、」

そのまま俺のオーダーは聞かずに部屋から出て行きそうになたので尽かさず腕を掴み泣きそうな顔をして

「おれの、おれの、注文は?」

「あ〜、お前さんのは俺が考案したものを食してもらう、要は試食だ、親父には食べてもらってOKはもらった、でもお客に出す前に
一般の意見が聞きたいと思って、そしたら丁度お前が来るということで白羽の矢を立てたんだ、だから今日はよろしく頼むな、正直な
意見が聞きてえから」

と言って部屋を出て行った、なんだ、新作の試食か?

「ねえねえ洋介、彼ってバイク乗ってるんだよね〜?」

ミノリが山杉のことを聞いてきた、

「裏にバイク有ったからさー、それもV−γ(RGV−250γのこと)」

「ああ、でも奴、今は乗ってませんよ、仕事が忙しくて、俺も何回かツーリング誘いましたけど仕事が忙しくってなかなか」

「ふ〜ん、もったいないね」

それから10分ぐらいが過ぎた時から山杉が食事を運んできた。


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