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作品名:好きになってもイイですか? 作者:ま。

第3回   好きになってしまいました
それは他愛も無い行動だった。

同僚たちと話している時にリコが俺の横にいた。
そして、ある話題の時にそれは起こった。

「えぇ〜ヤダ〜イシザワさん〜!!」
と俺の腕にリコが抱きついて来たのだ。

普通の状態なら何とも思わないことが、自分の感情を抑え込んでいた俺には、会心の一撃となった!!!

(あっ!?やっぱり俺、彼女の事が好きなんだ!!?)


こうして、呆気無く俺の決意は崩れ去り…リコのことを本気で好きになってしまった。


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好きになってしまったら最後、頭の中はリコのことで一杯だった。
仕事中も横目でリコを見ていることが多くなった。

毎日の挨拶が嬉しくて
毎日の会話が楽しくて
毎日、リコの顔が見れるだけで満足だった。

好きな事は事実だが、告白してどうこうしようとは思わないように…自分の中でだけにこの気持ちを留めておこうと思った。
障がい者の自分と付き合って、幸せになれるはずが無い!
彼女の為に影から助けられたらそれでイイと…


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