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作品名:続 椰子の風に吹かれて 作者:佐々木 三郎

第2回   1目次まえがき
目 次
  第一章 フィリピン暮らし

第一章  フィリピン暮らし 清美の子生まれる マンション経営 カルロス分譲住宅
     捕虜収容島 ダヴィッド対坂本 水練
第二章  旅 児童擁護施設 山田中尉の墓参り 紀州の旅
     バナウエ 山田中尉の涙 日本へ 
     児童擁護施設乗っ取り 職業訓練校 巡礼の旅 大地震
第三章  愛欲理論 未完成愛欲理論 反ムバルク勢力 砂漠の娘
第四章  神か悪魔か白井貴子の過去 米ドルを受取るな
     ヘンリーウィリアム 9.11同時多発テロ 中央銀行 新ドル発行 
     通貨発行権 世界通貨 太平洋戦争 塩崎家族

        まえがき

 人類の不幸、疫病、戦争、不況、災害の多くがいや大部分が闇の黒幕の仕業でないかという坂本の疑念は確信に変わってゆく。勿論状況証拠と感によるものだが今はそれを問題としている暇はない。一刻も早く黒幕を捕らえなくてはならない。ヨーロッパ諸国をアメリカ合衆国を支配する存在が黒幕だ。

 有史来の少なくともここ数百年の戦争は黒幕が起こしたものだ。仮に黒幕がブラックホールのようにすべてを呑み込むものであっても愛する女のためその子供のため坂本は立ち向かう。人間の年齢、国籍など何の意味がある。世界平和が実現しての話だ。人生に解決方法などあるものか、ただ突き進むのみ。

 全知全能の神がだらしないから人類のいや地球の不幸があとを絶たないのだ。愛と友情を信じ、人間の限界を超えるものに畏敬の念をもって、行くぞ、どこまでも、命のある限り。悪の限りを尽くす、悪智恵だけの連中を何時までものさばらしておくものか。坂本の情熱はどのような結末が待っているのであろうか。


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