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作品名:遼州戦記 保安隊日乗 作者:橋本 直

第14回   今日から僕は 13
「ちゃん!ちゃん!ちゃーんの、すったか、たったったー!飲んでー飲めない酒はなしー!じゃあ島田正人曹長!日本酒、中ジョッキ一気!行かせていただきます!」 
「技術部の根性見せたれー!」 
「整備班副長の実力思い知れー!」 
 ハンガーは完全に出来上がった技術部、運用部、警備部の連中に仕切られていた。学生時代を思い出すような一気のあおり文句に誠は苦笑いを浮かべていた。
「ほれ!はれ!はれ!ほれ!ひれ!はれ!飲めや!はい!一気!一気!一気!」 
 間違ったベクトルで動き出す保安隊員。そんな中で、誠の目には別の存在が映っていた。一気騒ぎで盛り上がっている集団の隙を突いて、シャムと要が鮭が一匹丸ごと置かれているバーベキューセットを三つ占領している。要は得意げに遅れてきた誠に自分の戦果を見せようとして笑っているが、その時誠はある光景に眼を奪われていることに気づいた。
「おい新入り!何見てんだ?」 
 呆然と立ち尽くしている誠に要はいぶかしげに尋ねた。
「あれ……と言うか、あの人達何をしているんでしょう?」 
 誠が指差す先には、簀巻きにされて天井からクレーンで吊るされている技術兵がいた。
「あれか?やっぱ珍しいか?」 
「そりゃそうですよ!誰も助けないんですか?」 
「何言ってるの?彼は今回の宇宙の旅の生贄に自ら志願した奇特な人よ!みんなでちゃんと成仏させてあげましょう!」 
 誠の大声に気づいたのか、アイシャが抱きついてくる。
「なんですか?アイシャさん!それより、あの人助けないと……って、あの人、誰です?」 
「なに?知らずに命乞いしてたの?あれは鎗田司郎曹長。女の敵よ!」 
「は?」 
 猿轡を噛まされて吊るされている鎗田が、必死に事情を知らない誠に向かって体をゆすって全身でアピールする。その度に鎖のぶつかる音で気が付いた整備班員と運行部員がにらみつけるような視線を浴びせている。
「アイシャの。いい加減許してやらんのか?あの馬鹿」 
「いいえ!パーラの純情をもてあそんだ罪は決して消えません!パーラが許すと言うまで……」 
「アタシは別にもうどうだって良いんだけど……」
 皿に盛ったもやしを食べながらどうでも良いと言うようにつぶやくパーラ。 
「分かっているわよ、パーラ。あなたはそう言いながら、かつての思いから立ち直ろうとしているのね!でもそんなあなたの暗い過去を、明るい未来へと昇華させるためには生贄が必要なのよ!乙女の純情をもてあそぶものに死を!」
 得意げに吊るされた槍田を指差すアイシャ。明らかに乗り気でないパーラはとりあえず手にした皿をテーブルに置いた。 
「アイシャ……もしかしてアタシをからかってんじゃないの?」 
「ああ!友情を守るためならアタシは鬼にだってなるわ!」 
「いいから人の話を聞けってば!」 
 一人で盛り上がっているアイシャを、パーラは思わず怒鳴りつける。ようやく気づきましたと言うようにパーラに向き直るアイシャ。だが、その明らかに演技とわかるなきそうな表情にパーラも誠も呆れていた。
「酷いわ!パーラちゃん!せっかくの私の友情を……」 
「もう良いわ。いい加減降ろしなさいよ、あれっ……て、要とシャム!クレーンぶん回すの止めなさいよ!」
 いつの間にかクレーンの操作盤で哀れな生贄をぶん回している要とシャムに、パーラは思わず声を上げていた。そのまま機械を止めようとするパーラと楽しくてしょうがないと言うような感じの要とシャムがじゃれあっている光景を眺めながら誠はどうにか掠め取った焼けた鮭の身を一口食べてみた。
 アイシャはと言えば、要達が占拠した鉄板の上の鮭の丸焼きの身を、味噌味の野菜炒めと混ぜながら自分の皿に盛り付けて、優雅にご馳走を楽しんでいる。
「ったくしゃあねえなあ。神前の。どうだい?ウチのことがよく分かったか?」 
 タバコをすいながら嵯峨がほろ酔い加減に歩み寄ってくる。
「まあ、日々驚かされることの連続ですが」 
「つまり刺激的で退屈しないと。まあそう受け取っとくよ」 
 嵯峨はそう言うとアイシャの鉄板から、アイシャが混ぜ終わった鮭と野菜の塊を取ろうとした。
「隊長はもう十分食べたでしょ!これは先生の分です!それじゃあ盛り付けますね!」 
 いつの間にか誠の背後に回りこんでいたアイシャが誠の手から皿を奪うと、いかにも嬉しそうに笑いながら盛り付ける。
「なんだかなあ。一応、俺、隊長なんだけど」 
 そう言いつつもその口元には笑みが浮かんでいる。誠はその笑みの理由を尋ねようとしてやめた。
 この人は今の状況、特に慌てふためく各陣営の悩み苦しんでいるさまを楽しんでいる。もしかするとこの46歳と言う年の割りに若く見える高級将校は、まるでトランプゲームでもするように世の中を見ているんじゃないだろうか?
『お前が何を考えてるか当ててやろうか?』
 そんな言葉が飛び込んでこないのが不思議なくらいだ。
「なんじゃ?食わんのか?アイシャの、ワシも食うとらんのじゃが」 
「しょうがない軟体動物ですねえ!じゃあこの皿使ってください!」 
「すまんのう」 
 ビール瓶を片手に明石がアイシャとそんなやり取りをしていた。誠はなぜこの嵯峨惟基という人物を彼等が信用しているのか不思議に思った。
 遼南王朝末期。ムジャンタ・ムスガ帝の長男として生まれたものの、祖母の寵愛を受けた彼は無能の烙印を押されて廃嫡された父のシンパと対立した。当時の遼南と西モスレムの領有権争いで祖母が暗殺されわずか12歳で皇位を継ぐが、父の陣営との内戦に敗れて東和を経て胡州に亡命したと言う。
 叔母の西園寺康子の伝で胡州で四大公の筆頭、西園寺家の養子となり、西園寺新三郎と名乗ることになった。後に絶家となっていた四大公家第三位の嵯峨家を継いだ。そのまま胡州陸軍大学校を卒業後、東和大使館付き二等武官を勤め、次いで遼南方面特務憲兵中隊長、下河内特機連隊隊長などを歴任、遼北軍の『スチームローラー』と呼ばれた猛攻を生き延びた男。
 遼南内戦においては軍閥の長を務めながらも、常に前線に立ち人民軍の勝利に貢献し、人民軍が割れると見るやすかさずクーデターを起こして全権を握り、遼南帝国を再建した策士。
 常にその左腰に釣り下げられた赤い鞘の日本刀『長船兼光』を手に抜刀突撃を繰り返すその様を、ある人は『人斬り』と呼んだ。
 五年前に一方的に遼南皇帝を退位すると宣言して東和に移ってからは、誠の実家である道場にも顔を出すようになり、飄々とした言動で周囲を煙に巻くその言動、誠としてはそれなりにこの男のことが分かっているつもりでいた。
 しかし、今のこれからこの船が向かう先の状況を見ても、部下の質問にただ薄ら笑いだけで答えるこの人物とはなんだろう?
 そう考えると誠は背筋に寒いものを感じた。そんなことを考えながら周りのやたらと調子の良い同僚達を眺めていた誠だが、ハンガーから嵯峨の腹心中の腹心ともいえる吉田が現れるのを見つけた。
「吉田!いいところに来たな。まあなんかアイシャが盛り付けといてくれたから一緒にやろうや」 
 嵯峨は頭をかきながら、入ってきた吉田に声をかける。いつの間にか周りには明華、リアナ、明石、マリア、と言う部隊の部長クラスの人間に囲まれていた。カウラやアイシャも明華やリアナににらまれて座を外すタイミングを逃したと言うように立ち尽くしていた。
 誠は席をはずそうとするものの、状況的に逃げるわけにも行かない気がして仕方なくそのまま鮭のフレーク状になったものを味噌味の野菜に混ぜながら頬張る。
「サムおじさんの様子はどうだい?」 
 とぼけた調子で嵯峨が切り出した。
「アメリカは高みの見物を決め込むつもりでしょう。さっきまではホワイトハウスで大統領が国務長官や軍、司法、外交の実務担当者が電話で会議してましたよ。なんなら議事録でも拾いましょうか?」 
「やめとけ、やめとけ。そんなの枝葉がついたら面倒になるだけだ。どうせ事が済んだら白頭鷲の主催の仲直りのパーティーでもやるつもりなんだろ。まあどうしてもと言うなら酒は俺が見繕ってやるとでも答えとけばいい。他の外野はどう動いてる?」 
 アイシャから注いでもらった燗酒をすすりながら、嵯峨は続きを聞こうとした。
「今回の件に絡みたがっている連中は数えるのが嫌になるくらいいますよ。アラブ連盟などは嫌がる西モスレムのケツを蹴っ飛ばして何でも良いから乱入しろって矢の催促ですわ」 
「やっぱりシンを外しといて正解だったわけだ。あいつは軍籍が西モスレムだからな。事が済んだ後そこを突っ込まれて痛くもない腹を探られるのは願い下げだ」 
 苦笑いを浮かべる嵯峨に同調するように皆が頷く。誠はスケールの大きすぎる話にただ黙ってビールを飲み始めた。
「フランスは現在遼南首相府に大使が出頭してなにやら探ろうとしていますよ。まあ直接行動に出る口実でも探しているんでしょう。外惑星所属艦隊が秘匿任務でうろちょろしてます」 
 吉田はそこまで言ってアイシャから差し出された鮭と野菜炒めの乗った皿を受け取った。
「他にこの件で動くのは……ドイツとロシアはどう動いてる?」 
 ワインのグラスを手にしたマリアが口を開く。 
「ドイツはゲルパルトの駐留部隊がいつでも出動できるように準備していますが、ゲルパルトは同盟加盟国への介入を禁止する法律を盾に出撃を固辞してますね、それにロシアですが……。やっぱりこの鮭旨いですねえ。油が乗ってて」 
「そうだろ?今の時期の沖取りの鮭は産卵前で一番油が乗ってるからな」 
 嵯峨が得意げにそう言う。しかし、明華からの突き刺すような視線を浴びると少しは自重したようで、眼で続きを話せと吉田にせがんだ。
「表面上は平静を装ってますが、裏では手を回してますね。これは未確認の情報ですがαチームを胡州の帝都に展開させているという情報もあります」 
 αチームと聞いてマリアは顔をこわばらせた。
「物騒な連中がでてきたねえ。まあ同盟公安部の連中には連絡するつもりだよ」
 再び酒をあおる嵯峨。その表情はきわめて落ち着いているように誠には見えた。まるで事態をすべて予想していた。そんな風に感じて額に汗が浮かぶのを誠は感じていた。 
「その必要は無いですね。これは同盟特務公安からの情報ですから」 
「なんだ。じゃあ安城のおばちゃんはそっちにお出かけしてるわけだ」 
 そう言ってみて自分の口を両手でふさぐ嵯峨。
「一応、後でおばちゃんて言ってたことは報告しときますわ」 
 マリアがそう言うと嵯峨は明華とリアナを見上げた。二人とも冷たい目線で嵯峨を見ているので、彼は皿の上の野菜炒めをかきこんでその場をごまかそうとする。
「それじゃあ肝心の同盟最高会議はどう動くんだ?」 
 箸を止め、まじめな調子で嵯峨が吉田を見上げた。嵯峨、明華、明石、リアナ、マリア、アイシャ。それぞれの視線が吉田に向けて注がれる。
 しかし、吉田は彼等の問いに答えようとせず箸を進めていた。
「なるほどねえ、黙っていると言うことは連中もまだ動くに動けんと言うわけか。しかし、あれだな。今回の一件で一番美味しい思いをしている奴がいるねえ。わざわざ俺の手でかかわらないで済む口実を与えてもらった当事者。そして……」 
 誠は目の前に見たことが無いような真剣な視線を送る嵯峨を見ていた。
「こいつの力に一番関心を持ち、いかなる犠牲を払ってもそれを手に入れたいと思っている連中」 
「アメリカですか?」 
 その誠の口から発せられた言葉を聞いて、吉田は思わず笑いをこぼしていた。
「いい勘しとるなあ。そんじゃあワシがオヤッサンに進言しようとしとることもわかるか?」
 からからと笑いながら明石がそう言った。
「僕にどんな力があるか知りませんが、全てを知りうるだけの諜報網と、この一件を収拾するだけの軍事力、政治力を持つのはアメリカだけでしょう。となれば、同盟会議に圧力をかけることも簡単に出来るんじゃないですか?まあそんなことまでしなくとも近藤中佐の活動を内偵するくらいのことはやっていたはずです。そしてその情報の量はおそらく出遅れた胡州の憲兵隊の比ではない」
 そんな誠の答えに満足して頷く嵯峨。 
「だろうなあ。じゃあどうやってどこにその情報を使うと思う?大統領の任期も半年を切った。ことは起こしたくないのが本音だ。手を汚さずに済む為には確実に俺達にお鉢が回ってくるように仕向けなきゃならねえんだぞ?」 
 からかうようにして嵯峨が口を挟む。
「今回『自由と民主主義の拡大』という大義をアメリカと共有しているのは胡州ですからね。他国の介入によって近藤一派を駆逐することは簡単ですが、そのことは民意で政権を維持している西園寺内閣にとっては致命的なダメージになりかねません」
「胡州の民意として『地球からの介入に屈してはならない』と言うのが大原則だからな」 
 そんなカウラの言葉嵯峨は話を続ける。
「かと言って下手に自国軍で鎮圧に乗り出せば近藤シンパの活動の口実を与え、悪くすれば西園寺首相は寝首をかかれる可能性すらありますね。胡州民主化の象徴死すとなれば、不安定な政情の大麗、ゲルパルトが政策転換を図るかもしれません」
 誠が持っている知識を総動員しての言葉。嵯峨はしばらく腕組みをした後、納得したようにテーブルから酒の入ったグラスを手に取った。 
「なるほどねえ。俺もいい部下を持ったもんだ。ただ……それだけじゃあアメちゃんは俺達が暴れるのを許してくれないぜ。別に俺達が近藤一派の前で襲撃大失敗と言うことでかんかん能を踊った所で奴等の腹は痛まないんだから」 
 笑っている。誠は自分がこんな状況に置かれて笑っていることに気がついた。
「もう一つ手土産を用意するんです。よく分かりませんが僕の力とやらを出せば……」 
 嵯峨はゆっくりと猪口を傾けると、手酌で飲み始める。
「そうだな。俺の次にお前さんに目をつけたのがアメちゃんだ。俺と吉田の解説付きの戦闘データをプレゼントするなんて言ったら土下座でも何でもするだろうな」 
「隊長、その線で行って見ますか?」 
 皿を置いた吉田が立ち上がった。嵯峨は頷く。そそくさと吉田はハンガーから出て行った。
「自分で言っといてなんですが、僕の力ってなんなんですか?」 
「それは……なんだ……。俺、文系だからねえ」
 猪口を傾けながら嵯峨はじっと徳利を見ていた。アイシャが気を利かせて新しい徳利を持ってくる。嵯峨はそれを受け取るとまた手酌でやり始めた。
「それをお前が知っちゃうとそれに頼るようになるからねえ。力はあれば良いと言うもんじゃない。それを支えるだけの意思と倫理観が必要だ。少なくともどちらもお前にゃ縁遠いな。そのうち嫌だって言っても分かるようになるだろうけど」 
 嵯峨はそれだけ言うとまだクレーンの操作盤のところでじゃれているシャムたちを手招きした。
「叔父貴よう。話は済んだのか?」 
 呼ばれてきた要が遊びの途中で食事に呼ばれた子供のような口調で切り出した。
「まああれだ。お前にゃあもったいないほど出来た後輩だってことはよく分かった」 
「そりゃあねえよ叔父貴!」 
 嵯峨の一言に天を仰ぐ要。一方、そんな言葉を軽く無視するように杯を重ねる嵯峨。
「要ちゃん!とりあえず食べようよ!」 
「シャムの言うとおりだぞ!とりあえず食えるときに食っとけ。それも仕事のうちだ」 
「言われなくてもそうするよ」 
 嵯峨に指図されて不愉快そうな要はそう言うとせっせと鉄板の上の料理を盛り分けていたアイシャから皿を受け取った。しかし、その中身を見るとすぐにアイシャに突き返した。
「アイシャ!テメエ、アタシに恨みでもあんのか?」 
「あらどうしたの?要ちゃん」 
「ピーマンだらけじゃねえか!アタシがピーマン嫌いだって知っててやってんだろ!」 
「ちゃんとバランスよく食べないと、その巨乳が維持できないでしょ?」 
 箸にワザとピーマンだけをより分けて拾ったアイシャは、それを要の手の中の皿に盛り付けた。二人の間に緊張した空気が流れる。
「じゃあ、アタシが食べるの!」 
 空気を察してか、それとも野生の勘がなせる業か、シャムが要の皿からピーマンをより分け始めた。
「神前!オメエも取れ!」 
「西園寺さん。実は僕もピーマンあんまり好きじゃないんです」 
 誠は不安を抱えたまま要と眼も合わさずにそう答えた。
 少し間をおいて、罵られるかと思いつつ要の顔を見ると、そこには満面の笑顔があった。
「聞いたか?アイシャ!神前とアタシはピーマンを憎む同志なんだ。お前やシャムのようにピーマンを好む人間とは一線を画してるんだ。分かるか?神前!やっぱオメエ気に入ったよ!じゃあこれを飲め!」 
 要は誰も手をつけようとしていなかったテキーラの瓶を手に取ると栓を抜いた。
「それって結構きついですよね?」 
「ああ、アルコール度数40パーセントだ」 
「飲まなきゃだめですか?」 
「アタシと同志であると言う所を見せるにはこれを飲み干さないとな」 
 据わった眼で見つめてくる要を前に、自然に後ずさる誠。
「西園寺!また神前少尉を潰すつもりか!」 
 それまでハンガーの隅で烏龍茶を飲んでいたカウラが、要の腕を握っていた。
「いつだってアタシは潰すつもりなんか無いぜ?ただこいつが勝手に潰れてるだけだ」 
 そんな要の声を聞いた所までは、誠も覚えていた。不意に暗転する世界。
『またやっちまった』 
 そんな独り言が頭の中で回転している。


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