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作品名:旅する写真家 作者:うすしお

第2回   2
町の外れに停めてあったバイクのカギを外す
せっかく金を貯めて買ったバイクだ、盗られてたまるか、と何重にも掛けたカギがなかなか開かない
                                       
通行人の目線を気にしながら、ようやくカギを開けてバイクにまたがる
                                      
エンジンを掛けて一瞬エンジンが大きく唸り、やがて安定したのをみて、ヘルメットを被った
                                     
兄貴のヘルメットだから少し大きい
                                      
(元気にしてるかなアイツ)
                                      
そんなことを思いながらバイクを発進させた
                                       
兄貴と言っても双子で、アイツも俺と同じくカメラマンをしている
                                      
同じ事務所に所属しているりのだが、今は別行動だ
                                      
あの編集長に頼み込んで、どうしても行きたかった国に行ったらしい
俺も付いて行くと言ったのに、なぜか頑なに断られた
編集長も口を告ぐんで教えてくれず、俺をこんなところまで飛ばしやがった

でもまぁ、アイツのことだ元気にやってるだろう


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