朝7時半。
「あんたいい加減に起きなさいよ〜。」
毎朝のように聞くこの言葉。
昨日も夜遅くまでメールしていた。
眠くて、まぶたが重い。
いつものように、朝風呂に入って登校する準備をした。
朝ごはんはいつも抜き。
家から出るとさっそく長い上り坂がある。
うちはいつもここをダッシュで上っている。
中間くらいまでくると、見覚えのある背中があった。
頭は寝癖が中途半端に残ってて、制服もベルトがゆるゆるで、腰パンもすごくだらしない。
「りょう?なんで今日こんなに遅いの!?」
背中をたたくと、相手は振り向いて
「お前はいつもだろ。俺だってねぇ、たまには遅刻するんですよぉー。」
「えー。ちゃんと、ギリで間に合ってるしぃー!」
「あぁ、そうですか。早く行けよぉー。」
「えー!りょうも早くしなよ!」
「俺はいいのぉ。めんどいから。」
「ふーん。じゃあ、うち、先に行くからっ!」
「おぅ。転ぶなよ。」
「転ばないしバカっ!」
学校に向かって走った。
振り向いてみたけど、りょうは、トロトロ歩いてた。
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