娘と病院の行き帰りに、いつも大爆笑をしていた。 運転出来ないほどお腹を抱えて笑った。 病院には何か面白いものでもあるのかと思うほど、車の中では話題に事欠かなかった。
娘曰く「明るい癌患者とその家族」 笑っていられるなんて信じられないと言う。 他の癌患者の方には不謹慎で申し訳ないけれど、出来た場所によって重みも違う。 お金の計算してほくそ笑んでるなんて考えられない。
で、で、私はまたもツイてる! おっさんは自分の身を削ってお金に変えてくれたのだ。 いい話じゃない。
お金について言えば、どん底に落ちる事もなく、いつもいいタイミングで救われる。 これって金運? いつかは私もバチが当たるかも知れない?
おっさんに深刻になられていたら私も娘も爆笑なんかしてられないし 保険金の請求なんてもっと後回しになるはずだ。 なぜかこの癌発見以降、我が家の空気が清浄化された気がする。 みんなの気持ちの中には、指1本失うだけという事故にでも遭った感覚だったと思う。
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