彼女の母親は若い時から寝たきりで、ほとんど父親に育てられた。 こんな事情を知ったからには、出来る範囲で結婚式という形とけじめをつけるのが親の私の役目と思った。 使命感に燃えた! やっぱ、私の出番じゃないか。 ウエルカムボードを製作したのも私と娘。 この作業は楽しかった〜 二人のために出来る手作りウエディングと、ベビー誕生の話に盛り上がった。
海の見えるお洒落なレストランでアットホームないい式と披露宴が出来た。 レストランのオーナーさんが結婚の宣言をしてくれた。 私も良く知る息子の友達が、司会やその他すべてを取り計らってくれた。 若い人達で盛り上がったパーティーは苦労の甲斐があったというもの。 彼女の実家が近くにあった事も幸いした。 時間のつなぎの間を見計らって実家まで行き、お母さんにもウエディングドレス姿を 見てもらう事が出来た。
息子達の結婚はこんな形でスタートしたのだ。 私が支払った金額も負い目を感じるような額ではない。 二人とベビーが幸せになるなら、こんなお金の使い方が出来た事を私は嬉しいと思った。 私が蓄えたお金が、娘や息子家族のためになるなら惜しくは無い。 おっさんの借金の穴埋めに使うなんて嫌なこった!
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