私の結婚後の人生って、そりゃすごいと思う。 けれどまあ、広い世の中にはこんなのよりもっと凄まじい人生を送ってる人も居る。 平凡に幸せに暮らして行ける人も居る。 人生色々だと思う。 その時々は辛すぎて悲しすぎて、もう生きていけないと弱気になる事もある。 自分だけがなぜこんなに不幸なのと思う事もある。 しかし、自分にも良く分からないけれど、どこかでバランスが取れているのだ。 何かに救われていると、感じる事がある。 張り合う事でもないわ と本当の開き直りが出来たような気がする。 娘に事のすべてが伝わり、娘と話す事で深刻な話が、笑っていられる事に気がついた。 おっさんの事を決して悪く言わない息子には、女である母親の気持ちは伝わらなかった。 娘も今までの数々を、重く受け止めずに笑い飛ばして、ネタ話で盛り上がろうとする。 こうなったらもう、嘆いても私の独り相撲でしかない。 愛人の存在はけっして、面白いものでもないし許せるものでもない。 認めたわけではないが、『それはそれ』と思うようにしたのだ。 戦うのは疲れるし、私がすべて正しかったとは言い切れない部分もあるのだと思う。
約1ヶ月の入院から開放された時、季節はもう12月。 退院の時には病院から食事指導を受けて、禁酒と食生活の改善を指導された。 これで、やむなく家に居ることになると思われたのに、3日目でまたのこのことお出かけ。 年末の大晦日まで帰らなかった。
|
|