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作品名:潮風のセレナーデ・・・会いたい気持ち・・・ 作者:HAPPYソフィア

第19回   記憶の再現・・・不思議な縁の糸・・・
するとクスクスと笑いながら見覚えのある美しい青年の姿があった・・・

   

     テファ・・・オッパだ!!

            カノンはビックリした・・・・


テファ:「カノンじゃないか?どうしたの?」




カノン:「今日は暑いから、皆でパッピンスを食べに行きます・・・

      えっとオッパも一緒に行きませんか?」



      トンチンカンな誘いをした。



テファはクスクスと笑いながら・・・

そうだな・・・


少し考え込んで・・・

  「長居は出来ないけれど、食べに行こうかな?」

                  と言った。



     カノンはまさかOKが出るとは思わなかったので慌てたが、

      韓国は食事にしても何にしても人数が多い方が楽しいし、

          いつでもWELCOMEが好きな人が多いので、

             一緒に行く事になった・・・



       ミドリもクミも、テファの美しさに息を呑んだ・・・




          スラリとした体形に、

             サラサラとした茶髪の髪型・・・

          ソンスンホンに似た瞳のキラメキ・・・

                「美しい」と言った言葉が

              

              似合う顔立ちだった・・・・




          声も、流石に人気バンドの

            パランファのボーカルらしく、



              甘く美しい声だった・・・・




        久美子がカノンの腕を引っ張り、

             「凄く綺麗な男の子だけれど、

               どうやって知り合ったの?」

                      と聞いて来た・・・・

    


       カノンは、ただ何となくとしか、

                 言葉が出なかった・・・・




      今日は特に蒸し暑かったので、

             かき氷屋は繁盛していて、

               店の中は人で一杯だった・・・




         テーブルも4人と2人と2人で3つにわかれて座る事に

             なってしまった・・・




         トンス達のアベックグル-プ4人と、

             クミとミドリ、

               そしてカノンとテファになった。



       店の周囲の女の子達が、

          一斉にテファに熱い眼差しを向けた・・・



         余りにも美しい青年が、

             かき氷を食べに来ているからだった・・・



         カノンは、何となくテファに

              申し訳なくなった・・・

 

          そして悲しい目をして下を向いた。



      テファ:「カノン、どうしたの?元気ないよ・・」




     カノン:「・・・え?

         ・・・だって・・・

               オッパ・・・御免ね?」



            テファ:「え?何が?」



    カノン:「・・・えっと、

           うんとね、

           オッパ、カノンみたいな

                    豆狸と一緒だと

                       恥ずかしくない?」



            テファ:「???豆狸???」

 

        テファは、面白くて笑いだしてしまった・・・



       テファ:「カノンは自分が豆狸だと思ってるの?」



      カノン:「うん・・・韓国に来てから、

             良く言われるし、、、多分・・・多分・・・

               昔、 誰かに言われた事があって・・・

                 ロッテワールドのローリィに似てるって・・・

    

            ローリィちゃんて狸でしょう?

              オッパは、パランファのボーカルで、

                  物凄く人気のある人でしょう?

            だから・・・

              狸と一緒だと格好悪いでしょう?・・・

                ・・・・・だから・・・

                オッパ・・・御免ね・・・・」

    

         カノンは今にも泣き出しそうな顔だった・・・


      テファ:「カノン・・・僕が好きな動物は何だと思う?

              当たったら何かプレゼントするよ」



        カノン:「・・・え?好きな動物?」



     テファ:「ウン・・・じゃあ、ヒント・・・

           先ず第3位、猫・・・

             小さくてフワフワしていて可愛いだろう?

            キティちゃんとか日本のキャラにあるだろう?

             可愛いよね?・・・・

              第2位犬・・・韓国人は結構、犬が好きなんだよ。

             僕も大好きさ。賢いし、忠実だし・・

              可愛いし・・・

              余りにも可愛いから、韓国人は犬を食べちゃう

               んだよ・・・ハハハ〜」

      カノン;「え?・・・可愛いと食べちゃうの?」

     
      テファ:「・・・あぁ、、そうさ、よく諺でも、可愛い過ぎて
    
           食べたくなるってなかったっけ?それと同じさ・・・」

  カノンが、テファの言葉を聞いて、笑いだした・・・

    テファはカノンに弱いので、カノンが泣きだしそうになった為、
  
   慌てて、楽しい言葉を発したのだった・・・



           「じゃあ、カノン・・・第1位は?何だと思う?」

             と、テファは笑いながら聞いた。


     カノン:「・・・うぅんとね〜・・・

                 あ!分かった!!リス?リスでしょう?」




           テファ:「え?リス?・・・何でぇ?」




       カノン:「何かオッパの顔を見てたら・・

                    リスに見えたから・・・」



     テファは、日本に居た頃、何回もカノンから

           「オッパ、顔がリスに似ているね。

     ミスコリアにはなれないけれど、ミスコリスにはなれると思うよ。

     発音が似てるから・・・ミスコリス!!これで決まり!!」

    
            と言われた事を 思い出して・・・

      懐かしいのと、楽しいので声を出して笑いだしてしまった・・・・  




     テファ:「ハハハ〜・・・・カノン、違うよ・・・」




    カノン:「えぇ、リスじゃないの?じゃあ、分からないです・・・」



   テファ:「・・僕の好きな動物は

                  狸さ・・・

               だからロッテワールドも大好きで

            アルバイトをしたのさ・・・

                狸を毎日、見る事が出来るからね?」

                           と言って笑った・・・・

   



         カノンの鼓動はドキドキした・・・

 


         まるでカノンが好きだと言ってくれているみたいな

          錯覚をしたからだった・・・・




     テファ:「カノン、僕はこの通り、人から

                良く格好良いとか綺麗だって

            言われるけれど、、、

            人の美しさって外見よりも、中身が大切だと

           僕は、日本に居る時、日本人の女の子に

           教わったんだ・・・

            その女の子は、外見も、超可愛い子だった

             んだけれど、心もピカピカに輝いてたんだ・・・

           カノンも、ピカピカしているし、

                  外見も可愛いと僕は思うよ。

    

                僕の方が、恥ずかしいよ。

              カノンみたいな可愛い女の子と

                    こうして過ごせるんだから・・・」



            カノン:「え?本当?」



                  テファ:「うん、本当さ♪」



             カノン:「えへへ・・・」




         テファ:「それよりも注文しようか?」と言って、

                 ウエイトレスを呼び、

                     流暢に話し、注文をしてくれた。

   


           すると洗面器一杯分のかき氷が、出て来た・・・

  


             カノンはビックリして、

                 こんな大きなかき氷は見た事が

                         無いと言った・・・

  


              そして携帯を取り出して、写真を撮った・・・




         氷もさることながら、

              トッピングのアイスや、小豆、フルーツ、

                  チョコレート、餅、プリン、

                     クリーム、ゼリーなどが

           所狭しと盛り付けられていた。

              どれもカノンの大好きな物ばかりだった・・・・

 



     カノンは、目をクルクルさせながら、

               頂きますと元気よく言って、

      端っこから綺麗に食べて行こうとすると、

      


            テファは「ちょっと待って!」

                   と言って、

         綺麗に盛り付けられているトッピングの物を破壊しだし、

            グチャグチャにかき混ぜていった・・・




         カノンはビックリして「オッパ、止めて!

               折角のきれいな盛り付けが・・・」と言った・・・

   



           しかしテファは笑いながら止めようとはしなかった・・・・



       テファはみるみる涙目になっているカノンに

                     優しく語り始めた・・・・




      テファ:「韓国のビビンバってカノン知ってる?

                      食べた事あるよね?」



            カノン:「ハイ・・・」



           テファ:「ビビンバの意味、知ってる?」



    カノン:「うん、ビビンは混ぜるって言う意味で、

                       パブはご飯です」




     テファ:「そう!正解。

               韓国のかき氷もね、混ぜるのが普通なんだ。

                   その方が美味しいんだよ・・・

           騙されたと思って食べてみて・・・

           もし不味かったら日本の様なかき氷を

               特別作って貰うから・・・

                          ね?」と言った。




         カノンは「本当?」と言って、

                気持ちをとり直して、

           テファがかき混ぜてくれる韓国風のかき氷を待った。

          その間に、辺りを見回してみると、

     皆もガチャガチャと壊滅的にかき混ぜて食べているのが目に入った・・・・




      テファ;「ハイ、カノン、食べて御覧?」と言って、

          小皿に入れてくれたかき氷らしきものを見て、

                   カノンは恐る恐る食べてみた・・・・





      カノン:「・・・・美味しい・・・美味しいです」




       テファ:「だろう?これが韓国風のかき氷だよ・・・」

             と言って笑いながら自分も一口、2口と食べた。

  


             テファは、また思い出し笑いをした・・・



          カノン:「オッパ、何が可笑しいの?」



    テファ:「いや・・・また、かき氷でね、思い出し笑いをしちゃったよ

               ・・・ハハハ」



           カノン:「思い出し笑い?」



         テファ:「・・・うん・・・聞きたい?」

          カノン:「・・・うん・・・どんな事?」

    

         テファは、日本に居た時の話をしだした。



     「女の子には弟が居て、小さい頃、良く二人で

               スイミングに通っていた。

       送り迎えは、お母さんで、夏は帰りにかき氷を食べて

               帰るんだって!    

      女の子はいつも苺の味の赤いかき氷、

             弟はメロン味の緑色、

          そしてお母さんはレモン色の黄色だった・・・

            時々、お父さんが加わると、

       お父さんもレモン味の黄色だったんだ・・・

      女の子は、それを見て、有る考えが出来あがったんだ・・・

       子供の女の子は赤、男の子は緑、

          大人が黄色って・・・

          だから、お父さんが時々、イチゴやメロン味の物を

             食べようとするとね・・・」

   


            カノン:「ダメダメって怒ったの?」



   テファ:「正解!ハハハ・・・女の子の可愛い発想だよね?」

 



          二人は顔を見合わせて笑った・・・




   テファ:「日本に行った時、女の子と一緒にかき氷を食べた時、

         彼女は僕と一緒にレモン味の黄色を注文してくれたんだ

         ・・・僕は、

          逆に、僕の好きな色が黄色だから

                  レモン味?と思ったし・・・

           カノンはてっきり苺味が好きなんだと・・・」




      つい気持ちの緩みからカノンの名前や

               黄色が好きな事などを言葉にして伝えてしまい

            ・・・シマッタ!と

                 テファは思った・・・・





              ・・・・・が・・・・




        運よく、隣りのテーブルの韓国人4人組の女達が、

        仲間割れなのか?

      スプーンを投げつけたり、かき氷の皿をひっくり返し・・・

      怒鳴り合いが始まり・・・・

          カノンはその声や音の大きさに驚き、

                     ビクビク脅えていた。



      韓国人の喧嘩は日常茶飯事で、物凄い口論になる事も有り、

         絶対に自分の非を認めない・・・

            どんなに悪くても相手のセイにする事が多い・・・

     


            例えば、「コリアンタイム」・・・・

         待ち合わせの時間に日本人は5分前には到着し、

        相手を待つ事をするが、

         韓国人は時間や約束を守らない事が多い・・・

                        守れないのだ・・

         その場の言い訳をして先ずは逃れ・・・

        結局は、面倒になり、ドタキャンをする・・・

         日本人が酷いじゃないか?と言ってきたら、

         こっちのモノで、自分の話術のペースに巻き込み、

         「時間通りに来るお前が悪い」と言った論法で

          捲し立てると、日本人は口論や争いが嫌いな為、

          結局は、うやむやになり日本人はもう二度と

          その韓国人とは約束や待ち合わせをしない・・・・

           悪循環になる・・・

 

     勿論、時間や約束をキチンと守る韓国人だっているし・・・

       逆に守らない日本人だっているが・・・・



     物凄い喧嘩をしていても、周囲は何故か?冷静であった・・・・

       

         カノンは、凄く不思議で、キョトンとしていた・・・・



     テファ:「カノン、ビックリしたかな?

              韓国人は、こういう場面は慣れているから

           ・・・喧嘩と言うよりも、

                 熱い意見交換?て思うと良いよ・・・

    

              日本人だと1度の喧嘩は

                    バイバイに繋がるけれど、

      

            韓国人は、直ぐに仲直りしちゃうんだ・・・

  

            お腹に思ってる事を全部、吐き出すから・・・・

    

             ほら、カノン、見てご覧・・・

                    もう仲直りしているよ・・・」




       カノンは、さっきまで騒然としたテーブルが、

              もう元に戻り、

        仲良く1つのかき氷を皆で食べている姿を見て・・・

            少しビックリしたのと・・・

        韓国の国民性だと思い、プププっと笑ってしまった・・・



     カノンはかき氷を食べ始め・・・

             「あっ、さっきの話の続きは?」と

                         テファに聞いた。





        テファは

          「え?あっ・・・・

             何だったっけ?」と、とぼけて言った・・・・




        カノンは、まぁ・・・いいやと思いながら

               またかき氷を食べた・・・

                  口の中が涼しさで一杯になった・・・・




       フト、気が付くとテファはカノンの小皿に

            カノンの大好きな、アイスクリームや餅、

        プリンなどを形を崩さないまま、

             沢山、よそってくれていたのだった・・・・

  

          テファは、美味しそうに食べるカノンを見て、



      カノンと夏の季節を、ここ韓国で過ごせる事を

                       嬉しく思った。。。

  

        カノンとは日本では秋に知り合ったからだった・・・・



 


           夏の間だけでも、

               韓国の良いところを知って

                     欲しいと思った・・・・

     




         テファ:「カノン、またどこかに行こうか?」

 


               カノン:「え?」



        テファ:「折角、韓国に来たんだし・・・

                どこか、行きたいところはないの?

 

             僕らは、もう直ぐ夏休みだしね・・・

                  カノン達は夏休みってあるの?」



   カノン:「ううん、ないです。

             多分・・・無いと思います。

        土日とか、祝日だけ・・・あとは毎日、語学堂で

    お勉強会です。行きたい所は一杯あります・・・

      特に・・・秋の童話の舞台になった所とか

                     行きたいです・・・」



    テファ:「秋の童話の舞台って?・・・

              確か・・・あそこは・・・束草?だったっけ?」



   カノン:「・・・よく分からないけれど・・・

             私の1番好きなドラマが秋の童話で、

                   ウオンビンさんが出ているから・・・」



    テファ:「カノン、、甘いな?・・・実は僕も出ているよ・・・」



           カノン:「え?」



       カノンは、その言葉を聞いて、通りすがりの道行く人とか、

           スタントマンか?

               チョイ役?っと思った・・・




   テファ:「ハハハ・・・僕はよく人から

            ソンスンホンに似ているって

                         言われるんだ」



         カノンは、ビックリして

             「えぇ?!!!」と声を上げた・・・・




          そう言えば、目元や口元が似ていた・・・



     キラキラした瞳はソンスンホンに似ていて

                    目力があった・・・・

 



      その時、、、この春、カノンが事故に遭い

                   韓国から帰国して、

         サヤカが、横浜の家に来た時の事を思い出した・・・

 

     いやにソンスンホンの事や、テファニーの「テファ」と

            言う言葉を強調して

      言っていたし・・・

        ホンデやロッテワールドには行くなと言っていたのを思い

            出した。・・・

       やっぱり、オッパと呼ばれる男の子は

             テファなのかもしれなかった・・・・




      カノンは

       「・・・ソン?

            ・スン・・

               ホン?・・・」と言ってみた・・・・



   テファ:「僕は、余り気にしてなかったけれど・・・

                    皆が似ていると言うんだ。」



    カノン:「・・・ソンスンホンて、

              日本人のアジュンマに大人気で・・・

             今はヨン様と人気を二分にしているから・・・

                               凄いよね?」




        テファ:「え?アジュンマ?」



            カノン:「うん・・・アジュンマ・・・」

 


          その時、カノンにフラッシュバックが起こった・・・・





       部屋の窓の外の星と月を眺めながら、

              カノンは、男の子と携帯で話をして

                       いるみたいだった・・・・

  


      「カノン、僕はアジュンマが凄く苦手だし、

                   怖い・・・アジュンマは、

               片手でトラックも持ち上げちゃうんだ・・・」

  


        「え?本当?・・・

            でもカノンもアジュンマになるよ・・・

                     そしたら嫌いになっちゃうの?」




          「ハハハ・・・

              カノンは可愛いから

                  アジュンマにはならないよ・・・

                     嫌いにはならないよ・・・」

              

             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                     ・・・・・・・・・・・・・・・・




      「カノン?どうしたの?」テファはカノンに聞いた。




        カノン:「あっ、オッパは、アジュンマって好き?」




   テファ:「う〜ん・・・普通かな?

               (前は嫌いだったけど・・・)」

  


         カノンは、やっぱり違うのかな?とは思うものの・・・




    テファ:「日本に行く前、韓国のアジュンマは、

                 凄く強くて怖くてうるさいから

            嫌いだったんだけど・・・

              日本に行って、日本人のアジュンマって、

           凄く優しいから・・・考え方が変わったんだよ・・・

                        だから今は普通かな?」

     



           ・・・・・と言って笑って言った・・・・



             -----------------------------------------------





         トンスやスンジュ、ヒロミとアヤのテーブルグループは、

               テファとカノンを見て

          カノンとテファが、雰囲気の良いカップルに見えて

                        仕方なかった・・・・




      ヒロミ:「ねぇ、あの二人・・・凄くお似合い・・・」



      アヤ:「うん、私もそう思う・・・

             特にテファさんのカノンに向ける眼差しが、

                             優しくない?」




    トンス:「パランファのボーカルのテファは

                 決して、あんな顔はしないんだよ。」



    スンジュ:「あぁ・・・いつも格好良いと言うか・・・

               クールなんだよ・・・

           声を上げて笑ったりもしないし・・・

             こんな店に入ってかき氷なんて食わないんだ・・・」



    トンス:「特に女と二人では入らないかもな?・・・

             姜ユリ姫とだって二人で

            入ったりもしないだろうし・・・・

               飲み会だって、バンドの連中とだろうし・・・・

           男ばかりでいる事が多いしな・・・・」



     アヤ:「じゃあ、、、ソンジェさんはどうなっちゃうの?」

   スンジュ:「あぁ、あの李スンミの兄貴か・・・・

              こりゃあ、ひと波乱あるかもな?」



         トンス:「ひと波乱てなんだよ?」


      スンジュ:「誰が見ても、あれはカノンちゃんよりも、

              テファの方がカノンちゃんに

              惚れてるって感じがしないか?・・・

            そうなると、テファにはファンクラブ

             や姜ユリ姫・・・

            更にはあの李スンミが居て・・・

            カノンちゃんにも、ファンはいるし、

              李ソンジェもいる・・・・」

    ひろみ:「カノンは、テファとソンジェさんに好かれてるって事?」

      アヤ:「・・・だよね?私はソンジェさんが良いな・・・

                  優しいし、素敵だもん・・・

           穏やかでね、、カノンとは合うかも?

                     カノンが羨ましいな・・・」



      ひろみ:「でもテファだって、パランファのボーカルで、

               ホンデでは1番人気よ?

             カノンには凄く優しいみたいだし・・・

                     ほらまた笑ってる・・・」



       4人は、一斉にテファとカノンを見た・・・

                  二人が仲良く語らい、

            かき氷を食べている姿を見て、、、

           この二人のカップルも有りかも?と

                     思わずにはいられなかった。

  


             更にミドリとクミコもそう思っていた・・・



          クミコ:「あの二人・・・ヤバイくらいお似合いよね」

         ミドリ:「凄い綺麗な男の子だし・・・

                 カノンはどうやって知り合ったのかな?

                   あんな綺麗な男の子、

                私は見た事無いわ。

               高麗大学はジャガイモ男しかいないんだもん・・・

                流石お洒落とファッション、

                若者文化の発祥地ホンデよね?」



  クミコ:「あ〜あ、私なんて女子大学だからな・・・・

                      カノンが羨ましいな・・・」



     ミドリ:「でもさ、ソンジェさんはどうなっちゃうの?・・・」



   クミコ:「ソンジェさんよりも、

           私は何か、テファさんとカノンの方が

           シックリいってる感じが、するし・・・

               前々から付き合ってたみたいな感じを受けない?」



    ミドリ:「・・・でもさ、カノンはあんな華やかな男の人よりも、

          ソンジェさんみたいな、穏やかな音楽青年の方が

           いいんじゃない?ピアノとか、ギターとか・・・

           カノンだってピアノは得意な筈だし・・・・

            去年とかアルバイトで結婚式場のホテルで

            ピアノやエレクトーン演奏してたじゃない?」




     クミコ:「そりゃあ、そうだけど・・・

                でもさ、良い感じだな〜・・・・」




        クミコは、写真を撮るよううな指先の動きをして、

                      フレームを作ってみた・・・

  

     カノンは、クミコ達の視線に気づき、

                   二人に手を振った・・・・




     テファは腕時計に目をやり

          「カノン・・・悪い・・・もう時間だ・・・

                    行かなくっちゃ」と、言った・・・



    

      するとまたカノンにフラッシュバックが起こった・・・

   


            カノン・・・カノン・・・・



       悪いね・・・もう時間だ・・・・行かなくっちゃ・・・・

          泣かないで・・・笑って見送って・・・・

            そう声が聞こえて来た・・・・



       カノンは咄嗟に、

          テファのTシャツの端っこを掴んで

                  「嫌っ」と言ってしまった・・・



             テファ:「え?カノン?カノン?」

   

    カノン:「あっ、御免なさい。・・・

              今、ぼーっとしちゃって・・・

                時間ですね?

                今日は付き合わせちゃって御免なさい。」




    テファ:「・・・いや・・・凄く楽しかったよ・・・

                束草・・

                良かったら行ってみようか?

                     色々と調べておくよ・・・

            テストが終わったら一緒に行こうか?ねっ・・」



          と言って、レシートを持ってお金を払い出て行った・・・




    カノンは、自分の分まで支払わせてしまった事に気がついて、

                           申し訳なく思った。

      自分が誘ったのに・・・

            支払いまでさせてしまったからだ・・・




     次回は、必ず御馳走しよう!!と

           カノンは心に誓った・・・

             そして、アヤたちの居る席に向かった。




    テファは、さっき店を出る時、

         カノンにシャツの端を強く握られた部分を見つめた・・・



         かつて同じ場面や言葉を何度か思い出していた・・・・




      カノンは、

          やっぱり寂しがり屋で甘えっ子と言うのが

                        良く分かった・・・

        それが可愛いと言う部分もあったが、

             別れの間際はいつもダダをこねたりする・・・

     特にシャツの端っこを、掴むのだった・・・・




         カノンは、もしかしたら、

          時々、放心状態になるのは、記憶を思い出している

                のでは?とテファは思った・・・

 


         だが、テファは無理に記憶を思い出させる

                     つもりは無かった・・・・




    カノンが今の韓国に居る、

       テファをもう一度、好きになってくれる事を祈ろうと、

                        思ったのだった・・・・





         ---------------------------------------------





    ・・・すると日本からローミングして来たカノンの携帯が鳴った・・・・

 

    カノンをスンミのストーカーから

               助けてくれた崔雅子さんだった。




             カノン:「もしもし」



       雅子:「あっ、カノンちゃん・・・

           私、崔雅子よ・・・何かカノンちゃん宛てに

           ロッテワールドから大きな封筒が届いているのよ。」

            と言った。



   カノンは、あ!ロッテワールドでテファと一緒に

                   撮った写真だと思い、

        早速、明日、学校が終わったら取りに行くと言った。

  


          丁度、雅子にも会いたかったからだ。




    雅子:「今、主人の両親も遊びに来ているのだけれど、

         日本語は上手だし、日本にも何回も遊びに来ていたから、

           日本が大好きなんで、歓迎してくれるはず!」と言った。



    カノンは、「え?でも・・・・お邪魔しては??」

           と躊躇したが、


         雅子は「大丈夫、大丈夫・・・

               それに私がソウルに来て、

          寂しい思いをしていた時に、

         カノンちゃんと言う日本人のお友達が偶然にも

         出来たって事を話したら、喜んでいてね・・・

                     だから是非、来てね」

         と、言われ・・・お言葉に甘えて行く事にした・・・

         それよりも写真がどんな風に出来たのか?

           早く見てみたかった・・・・




                ーーーーーーーーーーーーーーーー

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  


      次の日、学校が終わって、約束通りにカノンは、

        崔雅子の家に遊びに行った。

         手土産は、ホンデの学校の近くの有名な

      洋菓子屋「シャンディ1991」で買ったケーキを

      持って行くことにした。



    雅子:「カノンちゃん、いらっしゃい・・・

                     待っていたのよ」

    カノン:「・・お言葉に甘えて、、遊びに来ちゃいました・・・

            えっと・・あの・・その・・・・」



      カノンは部屋を見渡したが、

            御両親や、子供たちの姿が見えなかった・・・



       雅子:「あっ、今ね、近くのスーパーに行って、

           玩具とか、駄菓子とかを買って貰いに

           子供は行ってるの・・・

               両親はすっかり孫命になってるの・・・」




      カノン:「日本も同じですよね・・・

              私もお爺ちゃまや、お婆ちゃまが超優しかったもん」



     雅子は、ロッテから送られてきた郵送物をカノンに渡した。



   カノンは、綺麗に封を切った・・・大きな写真や、中ぐらいの写真、

     小さな写真が2枚ずつ入っていた。



     雅子も見せて、見せてと写真を見ると

          「あれ?ソンジェさんじゃないじゃない?・・・

                   でも凄く綺麗な男の子ね?誰?」



       カノンは、スンミの陰謀で、

           ロッテワールドに行かされスッポカシを

               受ける筈だったが、

          実は誤算で、カノンとテファが会う事が出来、

         一緒にロッテワールドで遊んだ事や、

         テファがホンデのパランファと言うバンドのボーカルで、

          物凄い人気があり、美しくて優しい男の子だと語った・・・




        雅子:「本当に、キラキラ星の王子様みたい・・・」


    カノン:「キラキラ星・・・と言うよりも、何か、ひまわりみたいな・・
    
             太陽の様なお日様の王子様って感じがします・・・

           ソンジェお兄ちゃんは、お月様みたいな、月の王子様って

             感じがします・・・」
  
   雅子:「太陽と・・・月か・・・そうね・・・そんな感じがするわ・・・

        色だと・・・・」

   カノン:「太陽は黄色で・・・月は・・蒼・・・蒼色・・・」


   うんうん・・・そんな感じ・・・正にそうよねと雅子は頷きながら

    言って笑った・・・・



   カノン:「・・雅子さん、、実は・・・

             笑わないで聞いて貰えますか?」と


       真顔で言ったのだが、雅子はカノンが余りにも可愛い顔だったので

        笑ってしまった・・・

        「ごめん。。。御免・・・カノンちゃんが、

                    余りにも可愛いんで・・

             笑わないわ・・・って言いながら

              笑っちゃって御免ね・・・何でも話して!」と

                       笑いを止めて、言った。




      カノンは、お茶をズズッとすすりながら

            気持ちを落ち着かせて、

               今までのフラッシュバックや、

       もしかしたら、いつも記憶の彼方にある男の人が、

           この写真の鄭テファではないか?と思う事が

                        多いと言った・・・

    唯、このテファだと自分はかなり戸惑うと言った・・・

         おおよそ、自分の好みの男の子とは違うし、

       第一、こんなに格好良い男の子が、

             自分と付き合っていたと言うのも信じられず、

        出会いの接点も、想い出の欠片も無いからだとも言った・・・・



    雅子:「・・・うん、、、大体の話が見えて来たわ。

           でも何もそのテファさんとの事を思い出せないって

            言うのも不思議ね?

       何か魔法・・・・ううん、違うわ・・・

           暗示とか・・・

              催眠術をかけられてるみたいね?

        誰か、カノンちゃんとテファさんの事を

                思い出させたくない人っていないの?」




         カノンは、、

           少し考えて、一人いると言った・・・

                それはルームメイトのサヤカだった・・・



     雅子:「サヤカさんが、全部、知っているんじゃないかしら?

              正し、

         カノンちゃんには話したくない・・・

                     そんな感じがするわ。」

 



                 ピンポーン

  



          その時、ドアホンが鳴り、ドアが開いた・・・



      バタバタと走り寄る子供たちの足音と、

              大人の「ただいま」と言う

              日本語が聞こえた。



     雅子:「子供たちだわ。帰って来たんだわ。」と言って

             カノンを見て笑った・・・




       雅子は、「カノンちゃんは、ここで待ってて」として、

        立ち上がり、廊下で義理両親と子供を迎えた。

        子供たちは沢山のおもちゃやお菓子を買って貰い

          大満足の様子で、部屋に向かった。




     雅子は義理両親に「お友達がもう来てます。」と言って

        カノンの居るリビングに連れて行った。



       雅子の義理両親は親しみを込めて歓迎してくれたが、

         最初、カノンを見た時に

  


          「あれ?お嬢ちゃん、

             どこかであった記憶があるんだけれど?」と言った。




       義理母親の方も、首をかしげながら

              「・・・そう、どこかで・・・」

                             と言った。




      義理両親は、今は蔚山に住んでいて、

               雅子達がこの春の5月に大阪から



        異動になりソウルに駐在する事になって、

        2月〜度々、ソウルに来ては、雅子達が住む家を

         探していたそうだった。



         勘違いや人違いかも?と思いながら、

          楽しく歓談をした。




       義理父:「ほほう、じゃあ、

                お嬢ちゃんは、東京の人なんだね?」




    カノン:「正確に言うと横浜です。

              大学が東京にあって、今は親戚の女の子と

                       二人で東京に住んでます。」




    義理母:「私達は、息子が大阪に住んでいたから、

         東京には行かなかったから・・・

              今度、東京にも行ってみたいわ。」



      カノン:「え?本当ですか?

           じゃあ、その時は、必ず、連絡してください。

                          私が案内します。」


         義理父:「有難う・・・」



    義理母:「あら?この写真は何?」


         テーブルの端に置かれていた写真と封筒を

             見ながら言った・・・・




     雅子:「カノンちゃんが、この前、

               ロッテワールドに行った時、

            撮ったものだそうです。」


    見ても良いかとカノンに聞き、勿論ですと言って

         見せた・・・・


   義理母:「二人とも可愛いく撮れてて・・・

              この男の子は、BF?日本人?」



       カノン:「・・・いいえ、韓国人の・・・お友達です。」

   義理父:「ほほう・・・この男の子は、日本人ぽい感じがするね?」




   カノン:「・・多分、2月位まで、日本にワーキングホリディで

         来てたって言ってました・・・

             だからまだ日本の感覚もあるのかも?」



     義理父は、写真を見ながら・・・時々、カノンを見つめた・・・




    義理父:「お嬢ちゃん・・・今はどこに通ってるんだっけ?」



    カノン:「ホンデ・・・ホンデの語学堂です・・・???」



        義理父:「うむ、、ホンデか・・・」そう言いながら、

           妻に向かって韓国語でペラペラと話し始めた・・・

          妻もカノンの顔を見つめて、

              「あぁ・・・」と言った感じで、

                 納得していた。。。




         雅子は心配になり

          「お父さん、お母さん、どうしたんですか?」と聞いた。



       すると義理母は

         「お嬢さんとは、やっぱり、1度お会いしていたわ。

                今、ハッキリと思いだしたわ。」




         カノンは、全く分からず「???」

                 マークだけが飛んでいた。。。





        話によると、3月に、雅子達の新しい新居が決まって、

        契約書を取り交わしに蔚山から、

         ソウルの不動産屋に来て居た時、

       折角だから、お天気も良いし、ソウルタワーに登ろうと

          なった・・・

       その帰りのバスの中で、カノンと、もう一人の女の子と会った・・・

    更に、バスの乗客が少なかったので、明洞まで、観光案内がてら、

      話をした・・・・

       カノン達が、バスに飛び乗って来た時、

           カノンが「大丈夫・・・間に合ったね」と言う

          日本語が余りに可愛いかったので、

            印象的で、真似して発音した事が、

           話しかけのキッカケだった事・・・・

         友達の女の子が、リラ幼稚園の写真を撮っていたり、

      途中、交通渋滞で、バスがノロノロだったので、

      友達は眠ってしまった事・・・

       カノンが、しきりに

         「ホンデの行き方や、ホンデで人を探している事を

           言っていたこと」を、思い出しながら語ってくれた。



     旅の無事と

         「神の御加護があるように」と

              祈って上げて別れた事も話してくれた・・・・




          カノンは、こんな偶然てあるんだと思った・・・

              雅子との出会いといい、、、




            そしてこの老夫婦との再会といい・・・

              何だか、不思議な運命を感じた・・・・




       カノンはおそるおそる

        「あの、、、その会いたがっている人の名前とか・・・

               何か?私は言ってませんでしたか?」と

                 聞いてみた・・・・




      老夫婦は、、、

          「いや・・・すまんね・・・

              忘れてしまった・・・」と言った・・・




        義理母は「でも、私はてっきり、

                その人に会えて、

                 更にこの夏、またその人に会うために

               韓国に来たんだと思ったけれど?」と言った。




     雅子は、事の仔細を簡単に、

             韓国語を交えながら説明をした・・・・




       義理両親は納得し、、、

           そしてカノンに優しく

               「きっと、これも何かの縁・・・

                   私達も、もう一度、祈るから・・・

                 きっと会えると思うよ・・・

                  お嬢ちゃん・・・

                       だから

                  元気を出して欲しい・・・

                          良いかね?」と言った。




     義理母:「・・・ところで、見れば見るほど、

             綺麗な男の子ね・・・女優の鄭アミンにも

           似ているわね?」と写真を手にしながら言った。




    カノンも雅子もクスクスと笑いながら、

             実は「アミンの弟」だと言う事を伝えた。





          すると・・・

     孫たちが、祖父母が部屋に来るのが遅いので、

          シビレを切らして、リビングにやって来た。

      雅子は、大切な大人の話しがあるのと言おうとしたが、

    カノンは「もう、こんな時間だから・・・

           そろそろおいとまします。お邪魔しました。」として、

               帰ることにした。


         唯、写真は、どうしようかと思った・・・

             もし持って帰ったら、

                 スンミにバレテしまうし・・・

           雅子に預かって貰っても、

                ソンジェがこれを見てしまう可能性もある・・・


          カノンは、封筒を受け取って、

                     持ち帰る事にした。




         そして、雅子と別れ際に、

           「この話しは、ソンジェお兄ちゃんには、

                        しないで下さい。



          凄く心配性だし・・・ナイーブな人だから・・・・

                   だから・・・」と言った。





    雅子は「分かったわ。だからカノンちゃんも心配しないでね。」

           と言って笑った。

   




      雅子の家を後にして、カノンは公衆電話から電話をかけた。





             「もしもし・・・」



      ーーーーーーーーーーーーーーーーーー




    カノンは、江南駅の近くにある天地淵と言うチムジルバンの中の

       入口で待ち合わせをした・・・

                用心に用心を重ねた・・・・



        江南駅はテファの家の近くだったし、、、

           ほんの2分か3分で済む

               用事だったし・・・

     試験中のテファに迷惑をかけたくなかったからだ。




    更にはチムジルバンは人が多いし、サウナやお風呂が楽しめる

        健康センターみたいな場所だったので、

          スンミは絶対に入って来られないからだった。




    蔚山のお土産を沢山雅子の旦那さんの御両親から頂いたので、

         そのおすそわけもしようと思った。




         テファは、連絡を貰って、

          カノンが天地淵に入る前に天地淵に到着していた・・・

       バイクで向かい、近くの大きなショッピングモールの

          駐車場に止め、

          そしてショッピングモールの人の多い中を、

                素早くすり抜けながら天地淵に向かった・・・

 



          「カノン」と

          テファがカノンを見つけて呼んだ。

      テファは更に、折角、チムジルバンに来たから、

       中に入って、お風呂に入ろうよと言ったが、

       直ぐに冗談だと分かって、

           カノンはお腹を抱えて笑った・・・

       そしてロッテワールドの写真を全部、テファに渡した。




      自分が持っていたら、

          きっとスンミに見つかってしまうからだ・・・




      テファも、もし、ユリに見つかってマズイならば、

            仕方ないので、

               捨てて下さいと言った。。。。



       テファ:「カノン、日本の自分の家に送ったら?」

             と提案してくれたが、、、

       恐らく、サヤカに見つかってしまうから・・・

       それも危険だと思った・・・

            考え込んでいるカノンを見て、

        テファは、仔細があるのだと察知し・・・

        快く、写真を帰国まで預かると言ってくれた。



    カノンは、テファと直ぐに別れて、

            お互いに帰路に向かった・・・・

 

     テファは帰宅し、自分の部屋に入り、

             ロッテワールドの写真を見た・・・

    「可愛いな・・・カノン」そう言って、

          鍵をかけていた、引き出しを開け、

                アルバムを取りだした・・・




         それは日本での写真が沢山、

               収められていたアルバムだった・・・




       勿論、カノンとの写真も沢山あったし、

                CDにも収められていた・・・ 




         カノンとの再会・・・

          しかも韓国で、一緒にロッテワールドに

              行けた事も嬉しかった・・・・





       大切にアルバムに、写真を収めた・・・

                そして、鍵をかけ、

                    誰にも分からないようにした・・・

  




        まさか・・・


          この写真が後で大きな波紋を呼ぶとは、

              今は誰にも分からなかった・・・

             ドロドロとした大きな運命の波が

                 うねりを上げて、

                 この若者達を

              飲みこもうとしていた・・・・・・


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