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作品名:愛のロジック 作者:bk201

第6回   6
「えっと、同じクラスだよね君たち?ごめん俺、栗谷さんしかわかんないや。」
春は、フレンドリーに話しかけた。

「俺は〜桐谷で、こいつが谷氏にあっちが御子柴だよ。」
桐谷が男子を全員紹介した。

「こっちから、半沢さんで中西さんに大竹さんよ。」
楓が、女子を全員紹介した。

「それより、一人でこんなところにいたの?」
楓が春に向かって聞いた。

「一人だったら、さびしくない?こっちに匠いるから。」
春は、僕を引っ張って顔を見せた。

「居たんだ、気付かなかったよ、影薄いね君。」
御子柴が、笑いながら言ってきた。

「俺に隠れてたんだから、気付いたほうがすげえって。」
そこで、春がフォローを入れた。

「確かにな。」
男子が全員そう言って笑った。

「そんなことより、どお皆で一緒に行動しない、親睦深めるには丁度いいと思たんだけど?」
楓が、春の腕を引っ張って誘ってきた。

「賛成ーやっぱ、イケメン欲しいよね〜。」
大竹がそう言って、春の腕をつかんだ。

ほかの女子も賛成らしく、春を引っ張っている。

「でもさー、コイツどうすんの?」
谷氏が、僕を指さしながら言った。

「あっ僕は、団体行動とか苦手だからできれば、春だけにしてほしいな。」
僕は、笑顔でそう言った。

「そんなこと言わずに、一緒に行きましょうよ。」
楓が、春の複雑そうな顔を見て、そう言った。

「あのさ、勝手に話進んでるみたいだけど俺は、こいつと一緒に遊ぶつもりで来たから悪いけど今日はパスね。」
春は、そう言って僕の顔を見ていくぞといった。

「春君って、友達思いの優しい人なんだね〜。」
中西が、去っていく背中を見てそう言った。




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