じゃあ、私たちは映画見てるから、終わったら電話するから此処に集合ね。」 親と約束を交わして、僕と春は遊びに行った。
「なあ、まず何処行く?」
「ゲーセンいかね?」
「良いけど、そんなに金持ってないよ?」
「大丈夫、俺持ってるから。」 そう言って、春は僕の手を引っ張り本屋の隣にあるそこにつれて行った。
「何とってほしい?俺結構うまいよ!」 春が自慢げに言った。
「じゃあ、このウサギの人形とってほしい。」
「匠って女っぽいな。」
「春にだけは言われたくないよ!それにこれは妹が喜ぶと思って。」 僕は、言い訳をたくさん並べた。 でも、そんなこと春は聞いてなくって、僕も言っていてなんかめんどくさくなってきたので途中で止めた。
「ほら、とったぜ匠が欲しいって言ったかわいいお人形が。」 春は、僕のことを茶化しまくって、この後もいくつかのUHOキャッチャーをして、その後、対戦ゲームを二人でした。
「なぁ、プリとろうぜ。」
「男二人でプリって悲しくないかな?」 僕は、笑いながら半分冗談で言った。
「まあそうかもな。」
「あっ春君じゃない?」 突然声がして振り向くと、楓と幾人かの男子に女子が春に声をかけてきた。
|
|