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作品名:愛のロジック 作者:bk201

第12回   12
次の日僕は、心配になって春の家に行った。

ピンポーン
「あの、匠ですけど。春はいますか?」

「あら匠君、ちょっと待って春に行かせるから。」

少しして春が出てきた。

「匠じゃん、どうしたの急に?何かあった。」
春はいつもみたいにけろっとしていた。

「なっ心配して来たのに、いつもと変わんないじゃん。」
僕は、春の目が一瞬寂しそうだった事に気がつかなかったんだ。

「なあ、今からお前の家あがってもいい?」
春は、僕に抱き着いてから耳元で言った。

「勝手に来れば?いつも僕の部屋自分の部屋みたいに断りなく上がってくるくせに。」
僕は、抱き着いてきている春にチョップを食らわせ言った。

「おう!」



「で?君は僕の部屋にゲームするためだけに来たのか?全くホントになんていうか・・。」

「じゃあ、・・・楓も呼んじゃえ!」
春は、僕に笑いながら携帯をとって電話しようとした。

「・・・此処は僕の部屋だ誰を呼ぶかは僕が決めるんだ馬鹿春!」
僕は、無理に笑っている春にそう言った。

「そうだな。」
そう言って、春は携帯を置こうとしたらメールが来ているのに春は気がついた。

「あっメールだ。」

「誰から?」

「楓から。」

「・・・春って空気読めるのか読めないのかわからん。」

「あのさ俺家族との用事思い出したから、帰るね。」
そう言って、僕の部屋から突然出て行った。

「何ばればれな嘘ついてんだよ!どうせ、楓からの呼び出しだろうがって、あいつゲーム置いていきやがった・・・でも今行ったら、楓と春の邪魔かな・・・でも返すの忘れそうだな〜。」
僕は結局、ゲームを返すという理由をつけて春を追いかけた。


春は公園の中に入って行った、そこにはやっぱり楓がいた。


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