次の日僕は、心配になって春の家に行った。
ピンポーン 「あの、匠ですけど。春はいますか?」
「あら匠君、ちょっと待って春に行かせるから。」
少しして春が出てきた。
「匠じゃん、どうしたの急に?何かあった。」 春はいつもみたいにけろっとしていた。
「なっ心配して来たのに、いつもと変わんないじゃん。」 僕は、春の目が一瞬寂しそうだった事に気がつかなかったんだ。
「なあ、今からお前の家あがってもいい?」 春は、僕に抱き着いてから耳元で言った。
「勝手に来れば?いつも僕の部屋自分の部屋みたいに断りなく上がってくるくせに。」 僕は、抱き着いてきている春にチョップを食らわせ言った。
「おう!」
「で?君は僕の部屋にゲームするためだけに来たのか?全くホントになんていうか・・。」
「じゃあ、・・・楓も呼んじゃえ!」 春は、僕に笑いながら携帯をとって電話しようとした。
「・・・此処は僕の部屋だ誰を呼ぶかは僕が決めるんだ馬鹿春!」 僕は、無理に笑っている春にそう言った。
「そうだな。」 そう言って、春は携帯を置こうとしたらメールが来ているのに春は気がついた。
「あっメールだ。」
「誰から?」
「楓から。」
「・・・春って空気読めるのか読めないのかわからん。」
「あのさ俺家族との用事思い出したから、帰るね。」 そう言って、僕の部屋から突然出て行った。
「何ばればれな嘘ついてんだよ!どうせ、楓からの呼び出しだろうがって、あいつゲーム置いていきやがった・・・でも今行ったら、楓と春の邪魔かな・・・でも返すの忘れそうだな〜。」 僕は結局、ゲームを返すという理由をつけて春を追いかけた。
春は公園の中に入って行った、そこにはやっぱり楓がいた。
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