僕と春と楓が親友になってから、何カ月もたち高校生初めての夏休みが来ていた。
僕たちは一緒に夏休みの宿題を図書館でやっていた。
「なあ〜匠〜コレわかんね〜教えて。」 春は僕に、ノートを押しつけてきた。
「ああ、これはこうやってこうすればいいんだよ。ってこれ春が満点取った数学の問題じゃん。何で分かってて僕に聞くんだよ!」 僕は、自分の問題を必死でやっているのになぜか適当にやっている春の方が終わっている事に気がついた。
「だって、さっきから匠俺にかまってくれないから、飽きたんだもん。」
「なにそれ!私なんて春と匠にもかまってもらってないんだけど!」 楓までなぜか僕の手を春みたいに引っ張っていた。
「二人とも話してくれないと宿題できないよ!」 僕は二人の手を振りほどいた。
最近僕は気がついた、ただの勘違いかもしれないし独り善がりかも知れないけど、楓が僕によく話しかけてくれているような気がすると。 昔は、春ばかりを見て僕より春にくっついていたから。
「もう勉強になんないよ!二人っとも適当だし。それなのに、なぜか僕より宿題終わってるんだもん嫌になるよ。」 僕はため息交じりに弱音を吐いた。
「そだね〜やる気失せたし遊びに行こうぜ三人で!」 春は、僕たちの手を引っ張って外に出た。
「ねえ春どこ行くの?」 楓は春に詰め寄り聞いた。
「プール行こうと思ってさ、俺安くて近くでけっこー面白いプール知ってるぜ!」
という事で、プールにつきました。
「はいじゃあ、着替えてこよー!」
「ちょっと待って、女子の更衣室はどこ?」
「そこの階段の下にあるよ、着替え終わったら自販機の前で待ってるから。」 そう言って、一端楓とは別行動になった。
もちろん僕と春はしたはくだけなのですぐに着替え終わった。
「楓の奴おっせー、着替えに何分かける気だよ。」 春はおせーおせ言いながら楓を待っていた。
「ごめん、待った〜。」 そう言いながら、楓が更衣室から出てきた。
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