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作品名:ココロ 作者:snow

第6回   6
あっちゃんとの出会いは。
私が22才の時に派遣社員として配属された、派遣先の会社だった。
あっちゃんは、一つ年上の社員。
先輩と後輩の関係だったけど、すぐに意気投合した。

同じ課の数名と、飲み歩き。
そのうち、二人きりで飲みに行くことが増えた。
お互い一人暮らしだったこともあり、どちらかの部屋で飲むこともあった。
自然と、そんな生活を繰り返していたけど。
私から切り出した。

「もう、行ったり来たりは止めたい。一緒に住んじゃダメかな?」

私なりの、告白だった。
あっちゃんは、びっくりしてた。
しばしの、沈黙。

もう一度、言った。
「大好き。」

あっちゃんは、黙ってた。
私は、返事を待った。
不安で泣きそうになるのを、堪えるのに必死だった。



「いいよ、そうしよ。少し、広いところへ引っ越そう。」
そう言って、抱きしめてくれた。
温かくて、嬉しくて。
我慢してた涙が、もう止まらなかった。


受け入れてくれた、あっちゃんと。
ずっと一緒にいたい。
何があっても。
あっちゃんを離さず、生きていきたい。
添い遂げたい。

違うな。
『添い遂げてやる!』

と、勝手に誓った。

初めての、誓いだった。



しばらくして。
派遣の契約期限が切れるのを期に、私は転職した。
職場は別々になっても、帰宅すればあっちゃんがいる。

不安にも、あっちゃんが助言をくれた。
それがどれだけの支えだったことか。

数年後、この転職が高井との出会いになり。
恋をすることなど。
この時は。
思いもしなかった。


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