あっちゃんとの出会いは。 私が22才の時に派遣社員として配属された、派遣先の会社だった。 あっちゃんは、一つ年上の社員。 先輩と後輩の関係だったけど、すぐに意気投合した。
同じ課の数名と、飲み歩き。 そのうち、二人きりで飲みに行くことが増えた。 お互い一人暮らしだったこともあり、どちらかの部屋で飲むこともあった。 自然と、そんな生活を繰り返していたけど。 私から切り出した。
「もう、行ったり来たりは止めたい。一緒に住んじゃダメかな?」
私なりの、告白だった。 あっちゃんは、びっくりしてた。 しばしの、沈黙。
もう一度、言った。 「大好き。」
あっちゃんは、黙ってた。 私は、返事を待った。 不安で泣きそうになるのを、堪えるのに必死だった。
「いいよ、そうしよ。少し、広いところへ引っ越そう。」 そう言って、抱きしめてくれた。 温かくて、嬉しくて。 我慢してた涙が、もう止まらなかった。
受け入れてくれた、あっちゃんと。 ずっと一緒にいたい。 何があっても。 あっちゃんを離さず、生きていきたい。 添い遂げたい。
違うな。 『添い遂げてやる!』
と、勝手に誓った。
初めての、誓いだった。
しばらくして。 派遣の契約期限が切れるのを期に、私は転職した。 職場は別々になっても、帰宅すればあっちゃんがいる。
不安にも、あっちゃんが助言をくれた。 それがどれだけの支えだったことか。
数年後、この転職が高井との出会いになり。 恋をすることなど。 この時は。 思いもしなかった。
|
|