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作品名:待ち合い室 作者:新丸

最終回   選択
『一体なんのためにこの映像を見せたんですか?』

『ご説明しましょう。あれは、あなたの次の来世のスタートです。』

『来世!?あんたなに言ってるんだ!!』

『あなた、この部屋に入った時から懐かしいと感じたでしょう。』

『え・・』

『あなたは、何百回もこの部屋を訪れてるんですよ。今回は28歳で交通事故で
なくなったみたいですね』
『交通事故・・。(あっ、俺は会社に行く途中トラックに・・)』

『前世を思い出したようですね。』

『いや、確かに死んだときの記憶は・・並んでいる人たちの服装が違うのは・・


『そうです。その時なくなった時の服装で、その歳です。』

『わかった。じゃあ、なぜ映像は三歳までだったんだ?』

『普通では、子は親は選べないと言いますが、実は決めれるんです。そして三歳
までは実はシナリオ通りにいってしまうんです。それからは、その人次第で幸せ
にも不幸せにも、短い生涯も長い生涯も』

『待て!2歳までに亡くなる人もいるだろ?』

『そうですね。しかし、その2歳まで亡くなる経験をあなたもやったんですよ。
お気づきなように、あの待ち合い室には、そんなに若い人たちはいなかったでし
ょう。』

『確かに・・。最初に言った良い方、悪い方ってなんだ?あと3つしか選ぶ選択
肢がないのか?』

『良い方、悪い方というのは、三歳までの人生のことを指しています。前回あな
たは良い方からの選択肢を選びましたので。今回は悪い方からのになります。今
回3つなのは、あなたが無意識望んだのがこの時期の前世と同じ日本で男の子。
そして今まで選んでいないものからチョイスさせていただきました。』

『いや、時期というか時代が違うだろ。この3つの映像は。しかも前世より昔に
行くなんておかしいだろ!』

『全然おかしくないですよ。時間の意識というのは生きている世界にしかないも
ので、この空間では全然重要視していません。そして、生まれ変わる際は前世の
記憶はリセットされるので。歴史というもの変わりありません。なので、最後の
未来地球が滅びときを選択肢するのなら、そこに生まれ変わることもできますし
。』

『そっか・・』

『他にご質問は?』

『いや、ない。。』

『では、お決めになってください。』

『・・・。最初の映像の来世に飛ばしてくれないか』

『良いんですか?戦時中に行くんですよ!!二つ目もどうにかすれば、父と母は改心するかもしれませんし、最後のも父親が違う夢をあなたにたくすかもしれませんよ。』

『良いんだよ。あの母の笑顔が忘れられないし、愛情いっぱいで三歳までは生きたいんだ。』


『分かりました。では、このキップをもって、搭乗口へどうぞ。』

『最後に一つ聞かせてくれないか?』


『はい。なんなりと。』

『あなたは、神か?』


『いえ、私もあなたと同じ人なんですが、生きることに疲れ、死ぬときになにも
望まなかったのです。だから、また人生に興味が持てるようにこの職をしてるん
です。』

『そっか。じゃあ、また』

『もしかしたら、私も来世を望んで、別の人に変わってるかもしれませんが。ま
た、会えたなら・・。では、行ってらっしゃいませ。あと・・』

『分かってるよ。前世の記憶もここでの記憶も忘れるんだろ。じゃ、精一杯楽しんでくるよ。。』

と、光のキップを持ちながらまばゆい搭乗口へ進んでいった。


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