気付いたら1つの部屋にいた。
そこは四角い部屋に扉が前と後ろに2つ、長い椅子5列ある部屋だった。
会社の面接会場の待ち合い室のようにも感じた。
俺はなにかの順番待ちをしてるらしく、手には番号札を持っている。
服装は、よれよれのスーツを着ている。
けど、なにを順番待ちをしてるのか? 自分の名前、自分の存在が全く思い出せない
すごい長い間これを待っていて、順番待ちをしていたのは覚えているのだが。
よく見ると、同性異性問わず、子供からお年寄り、服装も同じスーツの人やコッ ク姿、普通のカジュアルな私服や病院の検査の時のような服装など、全く違う人 たちが、ただひとつの番号札をにぎりしめている。
ふと、隣に座っている同じスーツ姿の男性に声をかける。
『すみません。順番待ちしといて恥ずかしいですが、これってなんのためになら んでいるんでしょう?』
男性は、苦笑いでこう答える。
『実は私もわからないんです。いつの間にか順番待ちをしていて・・実は自分の 名前も存在すら思い出せないんです』
『はぁ・・(俺と同じ心境なんだ)』
『でもすごい色んな人たちが待っていますよね。まぁ、隣の人から聞いたらみな さん寝てらして、目が覚ますのがあなたらへんの順番らしいんですが』
ふと、見渡すと俺の後ろからはみんな寝ており、前を見ると俺と同じようにこの 状況を、自分はなにをしてるのかを考えてる人ばかりだった。
先頭を見ると、一番前の人が前の部屋に入っていった。
『自分たちが目指してるのはあの部屋ですよね?』
『多分そうですね。不思議なことに、あの部屋に入っていって戻ってくる人が一 人もいなくて、こんなに静かなのに、あちらの部屋からの音がきこえないんです よね』
『はぁ・・(病院の検査とかだと思っていたけど、、、まさか、この先は処刑台・ ・だから、一人も出てこない・・俺はどんな罪をおかしたんだ・・ダメだ全然思 い出せない。というより記憶が一切思い出せない)』
手の汗、いや体の汗や震えが止まらない。。 『まさかですが、、処刑台じゃ』
『えっ!!』
よく見るとその男性も小刻みに震えている・・・ 同じことを考えていたのかもしれない
思い出せないけど逃げるしかない!
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