「じゃ、これお願い。それと、次回どの大会に参加するかはミッキーに任すから、何かいい大会があったらエントリーしてきてね、よろしく。」椎野は大会練習に向けてガレージでの食事が必要と考え、買い出しのメモをミッキーに渡した。 やがて、ミッキーは買い出しから戻ってきた。ミッキーはなぜか嬉しそうにしていた。 「さっそく、エントリーしてきました。」 「エントリー?」ジージが聞き返した。 「近日中に開催する大会は無かったと思うんだけどな。」タテうらが言った。 「見通しのある大宅君ですよ。3ヶ月先ぐらいを見越してエントリーしたんですよ、きっと。」椎野が言った。 「いいえ。来月です。」 「来月!?」瀬津が聞き返した。 「ウィンドサーフィンのコンペの受付と支払いをしてきました。少し割高だったので1人分です。今日が締め切りだったんでキャンセルは手数料がかかります。」 「コンペにキャンセル料がかかるって?」瀬津が言った。 「って言うか、ウ、ウィンドっつった、今?!」椎野がたじろいだ。 やおら、一番年上のジージが立ち上がった。 「それは違いますな、大宅さん。」これまでの隠居生活の元凶に対し、一矢報いる言葉であった。 「どおりで、買い出しもんの品数が少ないわけだ。」瀬津が冷静に言った。 「うちらにゃ、ウィンドの経験者はもとよりサーファーからしていねーよ。」たてウラが言った。 椎野は1人、おろおろしていた。 「サーフィンじゃ、同じ波に乗るわけにいかないからレース自体無理だろうしね。」瀬津が言った。 「どっちにしてもヨコノリ・レースでしょ。何か問題ありますか。」ミッキーが憤然とした。 「オタク君、うちに来て、2ヶ月経って、僕らん中に水に強いのいないぐらい分かってたでしょ。」椎野は困惑しながら言った。 「オオタクです!でも、ウィンドもヨコノリだからですね・・・。」 「うちは海レース、だれもやらないの。それぐらい、もう、わかってるかなと思ってたんだけど。あんたのおかげでチームは今潤ってんだし・・・。」椎野が言った。 「でも、あなた方は、ヨ・コ・ノ・リ・チームなんだから!!」 「椎野、こいつ、わかってねーぞ。」タテうらが痺れを切らした。 「君ぃ・・・、うちはビンボーチームなんよ。なんで、これまで冴えてたのに、なんで俺に相談無しで支払っちゃうわけ。なんで、なんでね?ほんなごつ、ちーとも、わからんとですばい、こまりますばい。」椎野は混乱した。 「椎野さんが任すって言ったんじゃないですか。」 「言ったっけ、言ったかな、いや、言った、言いましたね、確かに言った、言ってしまった。けど、けどねぇ、なんでウィンドの大会なんかにエントリーしてきたのよぉ。」 「だって、ヨコノリだし、ついついというか、あの、その賞金で残りの借金も全部返せるし・・・。」 「それも計算に入れてたのかい。」タテうらが呆れた感じで言った。 「チームは潤ってるから、今回の分はそっちの足しにできるはずなんです。」 「シェーッ!!ショーキン、シャッキン、ショーキーン・ナ・ベイベー、えらいショックですばい、この場合。」椎野はヘロヘロになりかけた。 「借金、借金って、お前、借金いくらあるんだ。」タテうらが聞いた。 「いや、自慢するほどのものじゃありません。」 「自慢話じゃねーって。」 「いや、間違いました。人に言うほどの額じゃありませんので。」 「じゃ、なんで、おはんは切羽詰ったエントリーをしてきたんですけーのぅ。オロロ〜ン、オイオイ・・・。」 「椎野、お前、ちょっと黙ってて。」瀬津が言った。 「あのね、ウインドはサーフとも根本的に違うんだ。ウィンドはヨットに近い。下半身にも増して上半身がポイントになるんだ。」瀬津が説明した。 「椎野、どうすんの・・・。」たてウラが言った。 「だ、だ、だ、だだだ、だっから、ちょっと、待って。キャンセル、キャンセル、キャン、キャン、キャキャン。ダァー。」 「可愛そうに・・・・。」椎野を見つめながらジージがぽつりと言った。 「確かにミッキーのレースごとの分析力は物凄いけど、レースそのものをゼロからチョイスするのは未経験だったんだから、いきなり任せた椎野が悪いんだよ。」ミッキーの肩をもちたい瀬津が混乱・困惑する椎野を責めた。 「ほんでも、普通、こぎゃん経験しちょったら、わからんこつ、なかとですばい・・・ね、オタクはん!」椎野はとりあえず言い訳した。 「専門家とかエキスーパートとかオタクにはごく狭い分野に限ってのみ優秀っていうタイプが多いんだよ。実際、スケボースキルのみ高くて経営能力の無い俺がどうなったか、わかってるだろ、椎野。」タテうらがシビアに言った。 「わかったとです。あちきが出ますよってに。おはんらの手は借りんとです。キャンセルもしまへん。チーム椎野は新しい夜明けば、向かうとです。海レースにも、その名ば、轟かせちゃりまんねん。」 「やけくそだな。」瀬津とタテうらがつぶやいた。 ミッキーは何が悪いねんという表情だった。
レースの日は荒天だった。ウィンドサーフィンをもたないチーム椎野ゆえ、当の椎野はイメージトレーニングだけで今日の日に臨んでいた。他のチーム椎野のメンバーは海からの向かい風の中、浜辺で立ち尽くしていた。今、椎野がしゃがみこんでいるウィンドサーフィンは格安で一日だけレンタルした物で殊の外、痛んでいた。風は少しずつ強くなり、レースは素人目には中止かと思われた。椎野は内心、それを願っていた。しかし、レースの準備は無情にも急ピッチで進められた。腕を上に伸ばしてセールのバーを掴みボードにしゃがんでいるのがやっとの椎野は悲愴な面持ちでスタンバイすることとなった。 「そこのプー太郎が代わりに出ないのか。」タテうらが小声で言った。 「彼もうちらと同じくスケボーしか出来ませんよ。」瀬津が言った。 「わかってて聞いたんだよ。椎野の顔見てるといたたまれんくてな。」 「ご愁傷様です。」ジージが呟いた。 ミッキーは海に背を向けながら手にした通信機の周波数を調整していた。 「つながりました。」 「貸してくれ。」瀬津が言った。 「沖に出たらどうなるかわからんし、今からでもリタイヤはできるぞ。」 「励ますんじゃないんか・・・。」タテうらが瀬津に言った。 「だって、無謀でしょ。」 「む、無謀だと!何を言うのか!ウ、ウインドなど、元レギュラーの俺様のトレーニングに丁度いいわ!!ここでウインドの才能も開花すれば一挙両得!!この好機に何を言うのか!!わたしは負けん、負けんよ!!退かぬ、媚びぬ!!君達には!!!」 「あのね、それって哀しい空しい空元気なわけね。聖帝気取りで先行きを顧みぬわけね。」 「ふん!びり以外は賞金が出るんだからな。今回の賞金は俺の独り占めじゃ。わっはっは。」 「不憫ですな・・・。」ジージが呟いた。 「相当、怖いんだな。」タテうらが言った。 「まさか、お前、泳げないとか!?」瀬津が聞いた。 「だまらっしゃい!ノンブレスで10メートルは泳げるわ!!それ以上は泳いだこと無いけど・・・。」 「やっぱり・・・。んじゃ、絶対、ボードから離れんなよ。落ちたらしがみついてスタッフが来るまで待ってろ。」タテうらが言った。 「しかし、スイムキャップなんか被ってんのも、お前だけだぞ。ほんと、棄権した方がいいんじゃないのか。」瀬津が言った。 「キャップの下の通信装置はちゃんと防水してあるんでしょうな。」ジージが声をかけた。 「だいたいコースの見通しの利くレースで通信サポートも無いもんだろ。」タテうらが言った。 「しゃーないもん・・・、進み方もボードの操作法もわからんから・・・。操作方法、丸暗記してくれてるはずの瀬津と今回の責任者のオタクに全部頼むから、ちゃんと指示出してくれよ。」 「オオタクです!いや、ミッキーです!!」 たてウラたちは大宅を見て飽きれ顔になった。 「おめー、全然、責任感じてねーだろ・・・・・・。」ボードに1人しゃがんで浅瀬でプカプカしている椎野がぼやいた。 「責任と呼び名は別です!」ミッキーは毅然として言い返した。 「あのね、ヨコノリ・レースか、よくわかんなかったら人に聞いてから行動すべきだったでしょ、大人なんだから・・・。」再び、椎野がぼやいた。 「今さら何言ってんですか。それなら早くキャンセルすりゃ、よかったでしょ。それに大人だからこそ自分でエントリーの判断をしたんですよ。任せたって言ったのは椎野さんでしょ。椎野さんの責任ですよ、これは。」 「任されたら責任もつのが普通でしょ。」 「任せたんなら文句言わないのが普通でしょ。いやならリタイアしていいんですよ。損失はそれほどじゃないんですから。」 「このオタクめが・・・。」椎野は蚊の泣くような声で歯軋りした。 「オオタクです!いや、ミッキーです!!!」周囲に怒声が響き渡った。瀬津たち3人は周囲のギャラリーにしきりに頭を下げた。 レース出場にこだわる椎野と呼称にこだわるミッキーとでは互いに噛み合わない平行線の応酬が続きそうであった。 「わかった、わかった。もう止めなさい。椎野さんも大人げありません。ミッキーさんはサポートに専念すべきですよ。準備は万端なのですか。」ジージが仲裁に入った。 「おっ、スタートするぞ。」スタッフの動きを見て、タテうらが言った。 その瞬間、雷管が閃いた。スタートの号砲が聞こえた。 椎野と一人の初心者を除いた全てのボードが一斉にスタートした。 「2人は動きませんね。」瀬津が言った。 「セールをもっと立ててください。」ミッキーが指示した。 「椎野、隣は初心者とは言え、お前みたいに今日が初乗りなんて奴じゃないから、そのうち、進みだすぞ。」タテうらが忠告した。 「そうですね。いろいろと動きをチェックしてますね。あっ、動き出した・・・。」初心者レーサーの挙動を見ていた瀬津が言った。 「動き出すと速いですな。」ジージが感心して言った。 「あれなら、最後尾にすぐ追いつくね。賞金も狙えるわけだ。」瀬津が言った。 「椎野はどうしてる。」タテうらが言った。 「今、立ち上がり方を指示したところです。」ミッキーが言った。 「今って、お前ね、もうスタートしてんだよ。」 「僕だって暗記したことが間違いないか、本で確かめて完璧を期して伝えてるんですよ。」 「そんな時間は無いのよ、レースってのは・・・。」 「だからぁ、起死回生のために完璧を期してるんです。」 「あっ立った。進んでるぞ。」瀬津が言った。 ようやく立ち上がった椎野のボードは少しずつ、進み始めた。前方では初心者がセールの傾きを大きくしすぎて回りながら転倒していた。 「チャンスかもな。」タテうらがつぶやいた。 「いいえ、もうボードに這い上がって体勢を整えてます。やっぱり、何度か経験してる感じですな。」ジージが言った。 「2人とも見てください!椎野がもんのすごい加速してます!!」瀬津が叫んだ。 「ヨコノリ神経は生かせてるな。この分だとビリじゃねーな。」 速度調整も方向のコントロールも初体験の椎野のボードは際限なく加速していった。 「セールの傾きと角度がバッチリになったんだな。通信はあるか。」タテうらがミッキーに尋ねた。 「全くありません。」ミッキーが言った。 「あの速度だと、そろそろ最後尾に追いつきますよ。」瀬津が言った。 「少しセールを後方に傾けて左によってください。コースが重なってしまいます。」 「おい、コース全然変わらんようだが、だいじょぶか。」瀬津がミッキーに聞いた。 「さっきから何度も伝えてるんですが、聞いてくれないようなんですね。」 「ちょっと代わってくれ。」瀬津がミッキーから通信機を借りてヘッドホンを耳に当てた。とたんに大音響が聞こえてきた。 「うぎゃー、ほぎゃー、はあっぷぅ〜、くうーぬ、ごげあーーー」椎野は絶叫していた。 「いつから、こうなんだよ!」瀬津がミッキーに聞いた。 「はあ、椎野さん、進みだして間もなくですねぇ、『思ったよりはえーぞ』とか『腕がびんびんで、もうあかん』とか『振り落とされるう』とか冗談を言い続けまして、その後、意味不明の言葉を発し続けて、こちらの指示を聞こうともしなくなり難儀しておりました。」 「な、難儀ってアホか!椎野は壊れたまま疾走してるだけじゃねーか!!なんで、早く伝えなかったんだよ。壊れ初めなら、まだ聞く耳あっただろうに。また、わかんないのに誰にも聞かないでいたのかよ!!」瀬津が一目置いていたミッキーではあったが、椎野の状況を慮れないその言葉に怒声を発した。 「いずれ、冷静になります。慣れてくれば。」ミッキーは淡々と言った。 「慣れる前に遥か彼方に行っちまうわ!しかも、ほとんど泳げねーんだぞ。」瀬津は声を荒げたままだった。 「それはぁ、自己責任でしょ。事前にリタイア勧告もしたんですから。それでも出るというから・・・」 「わかった!もういい。どうしましょう、ジージ、タテうらさん。」 「ミッキーの言う通り、慣れを待つしかねーかな、自業自得なところもあるし。」 「スタッフに事実を言って、ライフセーバーに待機してもらいますかねぇ。」 「それは罰金もんでリスクが大きいかもしれませんよ。」ミッキーが言った。 「お前という奴は・・・、」瀬津が言いかけた時だった。 「うーん、それも困りますなぁ。」ジージがつぶやいた。 「やめないって言ったのはあいつなんだしなぁ・・・。」タテうらが言った。 「あのう、つまり、やはり、見守るしかないってこと?」3人の冷めた言葉にきょとんとしてしまった瀬津が言った。 「うーむ。」みんなは一斉にうなった。さすがに、そうですよと即答するものはいなかった。 瀬津は、冷めた言葉とは裏腹に内心迷っている3人の態度に少し安堵感を覚え、再びヘッドホンを耳に当てた。 「・・・・・」 静かだった。 叫びすぎて疲れたのか、椎野の声はトーン・ダウンし、囁くような呟きになっていた。何を言っているかはよくわからない。あまり意味のあることを言ってるわけではなさそうであった。 「椎野、聞こえるか・・・。」瀬津は小声で聞いた。 「あい・・・。」 「舵を左に切って。できるかな。」優しく言った。 「どうしゅるんですかいのぅ。」 「セールをね・・・、あれ?どうすりゃいいんだっけ。」 「瀬津さん、僕が代わります。」ミッキーは本を片手に椎野に指示を出した。瀬津は常時、冷静なミッキーに再び感心した。 ミッキーの指示後、椎野は最後尾の選手を左から追い抜き、加速し始めた。 「オタク恐るべし。」タテうらが小声でつぶやいた。 「オタクって言いましたか。ミッキーです。」 「なんて地獄耳なんだ!この男は!!」タテうらは半ば驚愕して言った。 瀬津は順調に戻った椎野の状態が知りたくてミッキーのヘッドホンに耳をそばだてた。開放式のヘッドホンからはある程度の音が漏れてくる。静かだ。椎野は無言だった。操舵に専念しているようであった。 「壊れかけの椎野とつながりあえるとはね。壊れたもの同士の意思の疎通は円滑なもんなのかも知れないな。」瀬津がつぶやきながら納得した。 「あのな、瀬津、変に納得せんでくれ。」 「聞こえたのか。」 「聞こえるわい。そのマイクは感度がいいんじゃ。それより、もうフラフラだぁ。みんなターンして戻ってきてるし、腕力も尽きたし、振り落とされそうよ、俺・・・。」 「減速すればいいだろ。」 「どうすりゃいいの、もう振り落とされそうなんだからね!!わかる?」 「後ろに引けよ!」 「はぁ、何を?」 「何をって、セールでしょうが!!多分・・・、だよね、ミッキー。」 「私の頭越しに会話してるんで指示出さなかっただけですが、その通りですよ。」 ミッキーは本を片手に次の指示を出した。 「椎野もさんざんだなぁ・・・。」タテうらがつぶやいた。 「もし、力尽きて落ちたらすぐボードにしがみついてください。ほとんど泳げないんですから。」 「あたりまえだぁ!ほとんど泳げないんだから!!」 「自分のこと納得しても無意味ですから復唱しなくていいです。」 「厳しいのう、ミッキー・・・・・。」 「がんばれよ、あと1キロもないぞ!!」タテうらが横から檄を飛ばした。 「でも、その前にコース・ターンなんだよね。どうすりゃいいんだ、ミッキー。」 「えー、今、本で確認してます。ああ、やはり帆を回転させて反対にするみたいですね。」 「回転させるって?こうやって、どうやって・・・・、えっ俺の立ってるスペースが無くなるじゃん、あっそうか、傾けながらやればいいんか、あれ、なぜ、いや、でも、それでは・・・。」 「あっ・・・・、椎野が落ちた。」遠くを見つめていた瀬津が間の抜けたように言った。 椎野は必死でボードにしがみつき、這い上がろうとした。 「うわ、また落ちるぞ。ほら、落ちた・・・。」 椎野は這い上がろうとする度に海面に投げ出されていた。 「もう、あかんよ。俺、リタイア・・・。」ボードにしがみついた椎野が連絡してきた。全員がミッキーのマイク付きヘッドホンに顔を寄せてきた。 「・・・・・・なあ、なんか、ビリの奴がこっちにらんで進んできてるんだけど、何か、やな予感すんだけど・・・。」椎野のつぶやく声が漏れ聞こえてくる。 「当たり前だ。お前みたいに今日、初乗りなんて奴ァいない。お前の操作見てて、それに気づいて初級経験者としての意地が燃えさかってんだろ。」タテうらが大きな声で言った。 「そんなこと言われても知らんがな。あいつ、何かこっちに向かってきてる気がすんだけど・・・。」 「こっちから見る分にゃ、同じラインに乗ってるようには見えないんだけどね。」瀬津が言った。 「とりあえず、ボードから離れましょ。」ジージが言った。 「それができんからこうしてるでしょ。」 「つまり、見てる方向にまっすぐ進んできてるわけですよ。椎野さんに向かって一直線に。それが彼の操舵能力なんですよ。見ちゃった方にしか進めない・・・。」ミッキーが淡々と言った。 「そ、そんな・・・あいつ、すげえ形相して、すっげぇ加速してくるよ。どうすりゃいい。」 「思うように操舵できない恐怖とお前への意地とがないまぜになった表情してるわけね。」瀬津が納得するように言った。 「心理分析とか納得とかいらんから、なんとかしてぇなぁ、みなさん。」椎野が泣き声になってきた。
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