「直線上に乗せた歪んだ恋心」
好きで好きで好きで。 それしか考えられなくて。 ただ彼だけに愛されたいと、 真っ直ぐ過ぎる想いはそれ故に。 知らずひしゃげた愛情。
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「無題」
空に浮かぶ まるい白黄 ビロードに ころがした 真珠のよう 叢雲は羽衣 あわく輝く それはそれは 綺麗でいて 嗚呼口惜しや 恨み言一つ 気に食わなくて 踏み込む水溜まり ばしゃり 揺らいで 散り散りに それでも綺麗で 羨ましや 嘆息を投げて さようなら
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「自衛の刃」
自分を守る為の 言葉は諸刃の剣で 結局 突きつけた剣の返し刃で 相手はおろか、 自分だって傷つくんだ けれどもそれは代償 傷付けるだけの言葉なんて無くて 例えそれがあったとしても そんなのは 卑怯なんだと思う それは 受け止めなければいけない痛み 苦しいだなんて 弱音を吐くのは許されない 苦しめたなら 自分も その傷は浅くても 己の浅慮が招いた結果なら 受け止めて 忘れることは許されない
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