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作品名:10行で終わる物語 作者:yuu?

第8回  
 私は血を飲むのが大好きだ。
 ドラキュラというわけではない。子供の頃から血を飲むのが好きだったのだ。
 この真っ赤に滴るエキスを見ていると体中の血が滾り、軽い興奮を覚える。
 溢れてこぼれたところをぺロリと一舐めし、その味を舌で確かめる。
 あぁ……なんておいしいんだろう……
 独特の鉄の香りと、さらさらとした舌触り……
 純潔の乙女から搾り取った採れたて新鮮な血を舌で堪能した後、今度はのどを潤すために一気に飲み干した。
 のどから体中に染み渡るのを感じつつ私は……
「どうでもいいけどさっさと飲めよ気持ち悪い」
 友人に注意され、僕はアブノーマルな気分だけを味わいつつトマトジュースを一気に飲み干した。



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(略)

 どうもこんにちわ〜。今回は使い古されたベッタベタのネタを使ってみました。
 最初はなんとな〜く長編のオカルトものを書きたい! という衝動の赴くままに書いてたのですが、挫折し、こんな風になりました。
 こんな男が小説家をめざすなんて、片腹痛いにも程があると言われそうなので、内緒にしておきます。
 誰にも言わないでください。いいか! 絶対内緒だからな! 絶対だぞ!
 というわけで、ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
 そろそろ10行以上のお話も書いてみようかな。


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